作文の部屋


いもうとの作文1


 ミニトマトに名前をつけました。名前は、ケラちゃんです。
 きのうのよる、ねるとき、どしゃぶりの雨とかみなりだったので、わたしは、心ぱいしました。でも、いい考えが浮かびました。心の中で、
「ケラちゃん、しんじているからがんばって。」
すると、心の中でケラちゃんが、
「うん、わかった。できるだけがんばるよ。」
と言ったような気がしました。
 朝、見ると、たおれていませんでした。わたしは、心の中で、
「ケラちゃんよかったね。ありがとう。」
と言うと、ケラちゃんが、
「どういたしまして。」
と言ったような気がして、元気がでました。

 今日、ミニトマトのケラちゃんが赤くなりました。ケラちゃんのはっぱが茶色だったから、わたしは、みをつけたままかれちゃうのかなあ、またみをとりに食べられたらかなしいなあ、どうしようと思っていると、おじいちゃんが、
「ミニトマト、少し赤くなったよ。」
と言ったのでとりました。赤くなるまでつくえの日なたにおきました。おととい、わたしは、
「ケラちゃん、もう少し赤くなるようにがんばってね。」
と言いました。
 今日見ると、まっかになって、まるでおふろでゆだったようでした。わたしは、秋にミニトマトが赤くなるなんてふしぎだなあ、と思いました。
 朝ごはんの時、食べてみるとあまずっぱくてすっごくおいしかったです。

 土曜日のよる、ミニトマトのケラちゃんの花がさきました。わたしは、そのことをしらなくて、ねるしたくをしていると、おじいちゃんが、
「ミニトマト、もうおしまいだよ。」
と言ったので、わたしはだんだんなみだぐんでしまいました。そして、がまんできなくなって、ワアーと泣いてしまいました。いつもたいせつに、
「ケラちゃん、ケラちゃん。」
とよびかけるだけでもいうことを聞いてくれたし、かれてきたり、台風や強い風がふいてきたり、かみなりがなったりしても、たおれないようにがんばってきたケラちゃんがかれるなんて、かなしいなあ、いやだなあ、とないてしまいました。よるだったけど、わたしはにわのケラちゃんを見に行きました。すると、二つ花がさいていました。わたしは、このまま赤いみを作ってくれればいいなあ、と思いました。わたしは、うれしくてたまりませんでした。わたしは、ケラちゃんに、
「ありがとう、わかってくれて。おやすみ。」
と言いました。
 ねる前に、ケラちゃんに手紙を書いて小さな紙ぶくろに入れました。その日のよるは、ゆめを見て目がさめてもケラちゃんのことをわすれませんでした。
 つぎの日、ケラちゃんのくきに、手紙をセロテープではりました。わたしは手紙に、ケラちゃんへ、いつもおせわさま。いうことを聞いてくれてありがとう。こんどは、わたしが何でもきいてあげるね。と書きました。そして、ひとことわたしは、
「かれないで、がんばってね。」と言いました。
 よる、二かいのまどで、ケラちゃんを見てみると、なんだか手紙を読んでいるみたいでした。ケラちゃんに百回ありがとうを言いたいです。

 せん週の月曜日、学校の帰りに赤と黄色とオレンジがまざったかきのはっぱが道におちていました。そのかきのはっぱをわたしはひろいました。すると、はっぱが、
「もう秋だよ。さむくなるよ。」
と言ってくれた気がしました。わたしは、そのはっぱがきれいなので、ミニトマトのケラちゃんにあげようと思いました。
 うちの近くのみちで風がふわありとふいたので、わたしは、あ!と、ケラちゃんにあげるとてもすてきなプレゼントをおもいつきました。
 わたしは、風がふくのをまちました。まってまってずうっとまったけどなかなかふきません。わたしは、少しはずかしいけど人がいないみちで口ぶえをふきました。北風こぞうのかんたろうのふえのまねをおもいつきました。すこしの間まつとすずしい風がふいてきました。いそいでわたしは、はっぱをまるめて風をすいこむように入れました。でも空気がぬけてしまいました。もう一どしたけどしっぱいしました。
 うちに帰って、ケラちゃんに秋風のことを話しました。わたしは、きっとはっぱをちぎれば風がふくと思いました。そして、はっぱをちぎると風がひゅうとふいて、
「もう秋、もうすずしい秋だよ。」
とわたしのまわりをとおりながら教えてくれました。口ぶえをふくと風はふきませんでした。わたしは、ケラちゃんに秋風と口ぶえで元気を出してほしいのに・・・。と心の中でもんくを言いました。 しばらくして風が、
「ごめんね。」
と言うので、心の中でわたしは、
「いいよ、いいよ、じょうだんだよ。」
と言いました。

 きのう、ミニトマトのケラちゃんのみがついていたえだがおれそうになっていました。わたしは、11月までがんばってくれたケラちゃんのことを何回も思ううちにだんだんとってもかなしくなりました。でも、わたしは、ケラちゃんはいい友だちだし、みどりのはっぱがついているからかれないはず・・・がんばれ!と心の中でよびかけました。そして、おれそうなえだを、しっかりしたえだにひっかけました。わたしは、ケラちゃんに、
「みのことはあんまり気にしなくていいよ。かれるのがいやなだけだよ。みを赤くしようってがんばってくれるだけでも、すっごくうれしいよ。」
と言うと、
「うん、安心したよ。ありがとう。」
と言ってくれた気がしました。早く、えだがなおればいいです。

 先週の日曜日に、ほじょのない自転車にのれるようになりました。
 はじめ少しペダルに足をのせてすすもうとすると、ハンドルがぐらぐらでこわくなって地面につけてしまいました。
 何分もくりかえしれんしゅうをしたら、ペダルにのせた足が、うき上がってくるような気がして、20mくらいすすめるようになって、すっごくうれしかったので、わたしは、大声で、
「お母さ〜ん!」
 と、さけぶと、
「のれたの〜? どれどれ。」
 と、お母さんが大声で言いながら、ベランダに出て来ました。
「見てて。」
 と、わたしが言いました。
「うわあ! すごい、すごい!」
 と言ってくれました。おねえちゃんに見てもらうと、
「ハンドルをあんまりぐらぐらさせないで、れんしゅうしたら。」
 と言いました。わたしは、れんしゅうをいっぱいして、もっとうまくなりたいです。

 今日、うちのうさぎのミニちゃんに、けやきのかれはをあげました。わたしは、ミニちゃんにとって、けやきはクッキーかなあと思いました。ミニちゃんが、
「おやつ、まってました!」
 と、うれしそうに言いました。
「のこさないできれいに食べてね。」
 とわたしは言いました。
 そして、ミニちゃんをなでてあげました。ミニちゃんの毛は、ふさふさであったかかったです。まるで、お日さまがすわったざぶとんをさわった気分でした。わたしは、
「ミニちゃん、ずうっとずうっと大々だーい好きだよ。」
 と言いました。ミニちゃんが、にこっとわらったような気がしました。ミニちゃんは、わたしに、にてあまえんぼうだなあ。と思いました。

またあそぼうね

 今日、雪がふってうれしかったです。わたしは、ごはんを食べ終わったらすぐまどにとびつきました。
「雪さん!また、あそびに来てくれたんだね。」
と、心の中で言いました。雪が、
「また、会えたね!こんにちは!」
と、はずんだ声で、へんじをしてくれた気がしました。
 でも、そのうれしさは、すぐになくなってしまいました。それは、雪がとけてしまったからです。あ〜あ〜。またふって来たのにとけちゃった。わたしは、かなしくなりました。でも、どこかで雪が、
「だいじょうぶ、また来るよ、もうつかれたから空の家に帰るよ、ごめんね、あ〜、ねむたい。」
と、言った気がしました。わたしは、雪があやまることないのに。きれいって言ってあげなかったわたしがわるいんだもん。でも、またあそぼうね。つかれたら、ねていいよ。と、思いました。

お日さまはお友だち

 先週の月曜日、学校の帰りにお日さまとお友だちになりました。
 わたしは、りょう手でお日さまの光をつかんで、
「つ〜かまえた〜。」
と、心の中でクスッとわらいながら言いました。すると、
「つかまえられちゃった。」
と、お日さまが手の中で言いました。わたしが、自分の手にむかって、
「お友だちになろうよ。」
と、言いました。
「うん!いいよ!」
と、言ってくれました。
 家に帰ってお母さんにお日さまをあげました。わたしは、
「ただいま〜。」
と、言いました。そして、
「プレゼント!」
と、言ってあげたら、お母さんが、
「お日さまのにおいがする!」
と、言いながらわたしの手をつかんで、
「本当だ!あったかい!」
と、言いました。わたしは、
「またプレゼントもってくるよ。」
と、言いました。
 木曜日は、雨でかさをさしていました。ビル風がふいてきたので、わたしは走りました。メリー・ポピンズのように一しゅん空中にうかびました。だから、うんがよかったです。お日さまに会えなくてちょっとさびしかったです。でも、うんがいいのは、どうしてだろう。とわたしは、何回も思いました。
「・・・・、そうだ!」
「きっと、いやちがう・・・。ぜったい!お日さまは、雲にかくれているからわたしには見えないけど、どこかでお日さまが見ているからうんがいいんだ!」
と、思うと心がワクワクしてきて、
「お日さま!ありがとう!」
と、心の中でおもいっきり大声でわたしは言いました。お日さまが、
「どういたしまして!これからも、仲よくしようね!」
と、言いました。お友だちになった気分は、とってもうれいしかったです。

いっつもいっしょだよ

 金曜日の朝、学校に行く時、後ろをみたら、お日さまが、
「おはよう!」
と、声をかけてくれました。わたしも、
「おはよう!今日もあそぼうね!」
と、言いました。わたしは、お日さまは”お日さま学校”に行くのかなあ?ランドセルはしょっているのかなあ?・・・・・・、まあいっか。お日さまは、おくじょうであそんでいればいいから。と、思いました。
 学校から帰る時、おくじょうを見たら、お日さまがいました。そして、
「いっしょに帰ろう!」と、言いました。後ろをむいて歩くとお日さまが、
「まってよ〜!」
と、言いながらおっかけて来たので、わたしは、心の中でわらいました。
 家の門まで来ると、お日さまが立ち止まりました。わたしは、思いっきり高く空の方に手をのばして、
「バイバイ!」
と、手をふりました。
 台どころに行ってサッシをあけてベランダに出ました。
「あれえ?お日さま、まだそこにいたの?」
と、言いました。お日さまが、「うん!ここからまっすぐしずんだところがおうちなの!」
と、言いました。へえ!そうなんだ!家が近くでよかった!と、わたしは思いました。

お姉ちゃん(私)がいるから!

ミニちゃん、どうしてこわがるの?
ねこがいるからなの・・・・・?
でもね、ミニちゃん、お姉ちゃんがいるじゃない!
だいじょうぶ!
前、ねこが来た時ね、水でっぽうでおいはらったよ・・・
どうしてかって、それはミニが・・・
かわいそうだから!
どんなにミニがこわがっているか、分かるよ!
お姉ちゃんだから。
ミニ。ずーーーーーーーーーっと長生きするんだよ!


本当に、本当に・・・長生きしてほしいんだもん!


ケラちゃん、ありがとう!

 二年生のころにうえたミニトマトに「ケラちゃん」という名前をつけました。
 日曜日の夜、私はとってもうれしいゆめを見ました。
 ゆめの中で私は、学校の教室にいました。先生が、
「三年生も、トマトをうえま〜す!」
と、言ってくれました。なえもうえていないのに、ミニトマトがなっていたので、とりました。お友だちが、
「私、トマトきらいだからあげる。」
と、持って来て、いつのまにか五こ位たまっていました。
 家に帰ってケラちゃんを見ながら食べました。ケラちゃんは、かれているはずなのにまだ青いみがなっていました。そこで目がさめました。
 月曜日の夜に、にわを見ると、さし木したケラちゃんは、やっぱりかれていました。私は、きっとケラちゃんが、私のゆめの中で、
「天国で元気にしてるよ!」
と、つたえに来てくれたのかも・・・と思いました。そう思うと、
「ケラちゃん!本当は天国にいるけれど、ケラちゃんは、私の心の中で元気にしてるんだね!ケラちゃん、本当に本当にありがとう!!」と、ケラちゃんに聞こえるように空にむかって大声で言いたくなりました。

ミニちゃん!だーいすきだよ!

 うちのうさぎのミニちゃんは、あまえんぼうです。さわっただけでもフニャッとねてしまいます。
 ミニのたん生日は、3月31日です。今年で、ミニは4才になりました。ミニったら、
「私は、4才よ!だから・・・。なでて。」
と、言うように、にわ石の上でじっとしています。そして私が、
「ワン、ツー、スリー。」
と、言って、ミニのせなかに手をあてると、目を細くしてにわ石にへばりついたようにねて、今にもフワフワしたカーペットになりそうでした。
 しばらくして、手をはなすと、
「もっとやってよ。ねっねいいでしょ?」
と、言うようにまだねています。私は、そのしぐさを見てあきれました。でも、私はそんなミニをむししていられません。だって、たん生日位、あまったれさせてあげたかったからです。私は、心の中で、
「ミニ。たん生日プレゼントはないけれど、なでたり、にわに出したりするからね。ミニ。これからも、ずーーーーーっと長生きしてね。本当に、大好きだよ。」
と、言いました。私が、うさぎになれたら、ミニといっしょに走り回りたいです。
「ミニ!おたん生日おめでとう!!」

ケラちゃんのように

 この前、おじいちゃんが、"ペペ"とふくろに名前が書いてあるミニトマトのなえを買ってくれました。そのなえに、"ペラちゃん"という名前をつけました。"ペラちゃん"という名前は特別な名前です。ケラちゃんのようにたくましくなってほしいと思ったので"ケラちゃん"のラをとりました。ペペちゃんは、まだ、めを出したばかりの妹だから、妹のめんどうをみてほしいので"ペペちゃん"のペをとりました。
 二年生のころ私にとってミニトマトのケラちゃんは、とっても大切でした。ケラちゃんがいてくらたから、日記がすらすら書けるようになりました。でも、もう、ケラちゃんはつかれています。ケラちゃんは、私の話しをたくさん聞いてくれたのでこれいじょうせわをかけたくありません。かわいそうだから・・・。私は、
「ケラちゃん、今までありがとう!こんどは、私がお話しを聞いてあげるね!」
と、心の中で言いました。
 私は、ケラちゃんのようにたくましくてけんこうに強くなりたいなぁ。それと、ペラちゃんもペペちゃんも、ケラちゃんをみならってくれれば・・・。でも、私だって、みならいたい。ケラちゃんのように・・・。

夜とう虫のばか!

 日曜日の朝、おじいちゃんが、
「ペラちゃんの赤いみも青いみも夜とう虫がかじっていっちゃったよ。」
と、言いました。
 夜とう虫というのは、‘よるにぬすむ’と漢字で書きます。だからその字のとおり夜にぬすみに来るので、私もおじいちゃんもみんなダ−イキライです。私は、夜とう虫に会いたいです。だってくやしい!ふんづけたい!夜とう虫のバカ!私の気もちも知らないくせに!本当にバカ!ペラちゃんのかわりにたいじしてやるっ!と思いました。でも、おじいちゃんが、
「朝、夜とう虫がうえ木ばちの中にいたよ、だからどぶにすてたよ。」
と、言いました。私は、すてる前にふんじゃえばいいのに。と思いました。
 そして、かじられたトマトを私はとりました。いつ夜とう虫が来ても、なえの新しいトマトを食べないように土の上におきました。私は、泣きました。本当にくやしいし、ふみたいし、もう心がずっしりとおもくなってしましました。
 私の涙は、いつものより大つぶでした。私はその涙がどうして大きいのか分かります。だってくやしい!かなしい!という気もちでいっぱいだから・・・。
 私は、のどがやぶれそうな声で、
「夜とう虫のバカ!」
と、言いたくなりました。

 

ツーピー! また会おうね!

 7月31日(金)から8月1日(土)まで山なしけん河口湖に行きました。
 河口湖大橋をわたって、野えん公園のふれあい広場に行きました。
 きょ年も、野えん公園に行って、その時に気にいったうさぎに、シロッピーと名前をつけました。
 今年、私が気にいった子うさぎは、シロッピーによくにているので、シロッピー2(ツー)にしました。りゃくしてツーピーという名前をつけました。ツーピーは私をなめてくれます。お姉ちゃんが気にいった子うさぎと仲よくささの葉や、かえでの葉っぱを食べていました。私は、(こんなふうにかわいいうさぎと仲よくなりたかったんだ。まんぞくまんぞく・・・。)と、思いました。
 とうとう、ホテルに帰らなくてはならない時間になりました。
 私は、ツーピーに、
「また、明日来るから、まっててね。」
と、言うと、ツーピーが、
「うん、分かった。まってるよ。」
と、まるで言っている気がしました。
 ホテルに帰って、私は、何度も何度も、まだ私のひざの上でツーピーがねているような気がしました。それは、野えん公園のふれあい広場のいすにすわって、ツーピーをひざの上にねかしていたので、ひざがぽかぽかして、小さなまくらのような物が、ひざの上でねているような感じがしたからです。
 私は、お母さんに、
「ほらっ。ツーピーがまだいるよ。」
と、あきる位、何度も言いました。
 でも、ふしぎなことにおふろから出たら、感じなくなりました。  つぎの日、また、野えん公園に行くと、ツーピーがえさを食べていました。まだ、だれも来ていませんでした。ツーピーが、
「むしゃむしゃ・・・。あれっ、おはよう。早いねえ。」
と、言っているようでした。私は、ツーピーが食べおわると、だきかかえながら言いました。
「ありがとう。まっていてくれたんだね。」
     ツーピーに、またささを食べさせたり、いっしょに走ったりしました。
 帰る時、あじさいの花を、耳と耳の間にのせてあげました。
 そして、
「ほらっ。好きな所に行っていいよ。また、来るからね、バイバイ!」
 と、言って帰りました。ちょっぴりさびしいけど、ツーピーは仲間といっしょの方が楽しい、と思ってがまんしました。ツーピーだって私がかなしんだら、かなしくなっちゃうかもしれないから。でも、ツーピー、また会おうね。と心の中でツーピーに言いました。と、言いたくなりました。

ミニちゃんのさいそく

 ベランダでかっているうさぎのミニちゃんは、このごろラビットフードを食べません。今日、学校から帰ると、ミニが、
「葉っぱは? おみやげあーるー?」
と、おなかがすいているように、今にもへやに入りそうでした。
 ミニは、あみ戸やプラスチックやおふろマットなど、えさいがいの物をかじります。
 しかたがないので、はくさいをれいぞう庫から出して二枚あげました。
 しばらくして、しんだけのこすと、ミニは、
「もっとないの?」
と、言うように、ベランダに入り口に、足をのせてへやの中をのぞきました。私は、うわー、ミニちゃん! もう一枚あげようかなあ、と一しゅんまよいました。そして、ミニが、ないのに気づくと、すごすごもどって行きました。
 私は、ミニがベランダの入り口に足をにせるのがかわいくて、またはくさいを入り口におきました。お母さんが、
「うわー。あんな所でたべてるよ。」
と、言いました。
 ミニは、二重あごです。だから、これいじょう食べると太りそうな気がしました。私は、こんなに食べているのにおなかいっぱいにならないのかなあ、と思いました。

台風だーいきらい!

 今日、朝起きたら、天気よほうで、
明日は、台風8号が、関東地方にせっきんするおそれがあります。」
と、言っていました。私は、台風が来る、台風が来る、ケラちゃん、ペラちゃん、ペペちゃん、きょうちくとう、と思いうかべると、泣きたくなる位、かなしくて心配でした。
 きょうちくとうは、私が生まれた時に、お父さんと、お母さんと、おじいちゃんと、おばあちゃんが、元気に育つように、記ねんに植えた木です。だから、たおれたり、かれたりするのはいやです。
 そして、学校から帰ると、きょうちくとうに、
「もうすぐ台風8号が来るからたおれないでね、おねがいばっかりしてごめんね。」
と、言ってげんかんに入りました。
 私は、台風にむかって、
「もう来るな!来たらたたいてやるう!」
と、言いたいです。だって、草花をたおして、「ごめんなさい。」なんて一言も言わないし、人ごとだと思って通りすぎて行くなんて、ひきょうで自分かってすぎるからです。私は、大声で台風に、
「あんたなんか、だーいきらいだからね!」
と、さけびたくなりました。

お月見の用意

 きのう、二子玉川に、すすきをとりに行きました。思ったより川の水がすんでいて、きれいでした。
 すすきをとる時、草の間をかきわけてとりました。なんだかエルマ−になったみたいでした。
 すすきを引っこぬくように、力いっぱい引っぱって、ぬけた時、体が後ろへ飛んで行きそうでした。
 すすきをたくさんとってから、すすきでフクロウを作りました。なかなかうまくできないので、いらいらしました。
 私は、お父さんとお母さんに、
「できたよー。これホ−ちゃん。」
と、言いました。お母さんが、「あっ、かっわいい!」
と、言ってくれました。お母さんは、鳥が二本足で歩くから、鳥はきらいなのに、なんで?と、思いました。お姉ちゃんが、
「きっと、二本足でこのフクロウは歩かないからでしょ?」
と、言ったので、お母さんは、何も言えませんでした。ホ−ちゃんやすすきを、お月見だから、家に持って帰ってかざります。
 お昼ごはんを、どてで食べました。外で食べたから、とってもおいしかったです。
 帰りに、車から見るけしきは、思わずワ−ッと言いたくなる位、川がお日さまをあびてきらきら光っていたり、すすきの白としばふの緑があつまってきれいでした。

ひーらいた、ひーらいたあー

 今日、学校の帰り、階だんのまどのそばにあるきょうちとうに、一つ花がさいていました。私は、びっくりしました。だって、きょうちくとうの花がさくきせつは、夏だから。なんでだろう?と、思いました。でも、うれしいです。一つでもさいてくれたから。
 私は、この前、台風が来た時、『きょうちくとうさんへ、たおれないでね』と、書いて階だんのまどにはりつけました。そして、それっきりはがしませんでした。
 だから、さいてくれたのかも しれません。
 私は、きょうちくとうに、
「ひーらいた、ひーらいたあー、きょうちくとうのはーながひーらいたあー。」
と、歌ってあげました。なんだかきょうちくとうが、
「うふっ。」とわらった気がしました。

台風のバカッバカッバカーッ

 17日(土)の夜は、すごい台風でした。明け方、目をさますと、風がゴーゴーうなっていました。私は、はっと思い出しました。ケラちゃん、ペラちゃん、ペペちゃん、きょうちくとう、どうしよう。ああ、ぶじでいてよ。おねがいっ。私には、心の中でつぶやくしかできないので、くやしく思いました。そして、台風に、
「バカッバカッバカッ! 日本に来るなって言ったのにっ! このバカッバカッバカッ!」
と、言ってふとんにもぐりこみました。そして、ケラちゃん、ペラちゃん、ペペちゃん、きょうちくとう・・・。私に、のりうつってよ。そうすれば、私、ふとんにもぐったから寒くないし、いたくないよ、ほら。と、心の中でさけびました。ちょっとあつくて苦しかったけど、なんだか幸せな感じがしました。
 次の日、おじいちゃんが、
「トマト赤くなったよ。」
と、教えてくれました。私は、そのトマトを食べました。すると、あったかいいいにおいで、あまくて、やわらかくて・・・。私は、そう思った時、あっと思いました。そういえば、ねている時、幸せな感じがした時、ケラちゃんがのりうつってくれたから、こんな味が・・・。そして、のりうつってくれたからこそ、たおれていないし、実を一つも落とさなかったんだ・・・。と、思うと、今度は、私が、ケラちゃんたちにのりうつって、
「ありがとう。」
と、言ってあげたいです。

きょうちくとうのお客さん

 今日、学校の帰り道、家のそばまで来ると、シジミチョウがきょうちくとうの回りを回っていました。なんだか、おしゃべりをしているように見えました。シジミチョウが、
「あら、きょうちくとうさん、こんにちは。」
 すると、きょうちくとうが、
「あ、シジミチョウさん、よかったら、みつでもいかが。」
「あらまあ、めずらしい、お花がさいたんですか。それでは、いただきます・・・。」
と、シジミチョウがみつをすっていました。私は、うれしくなりました。だって、シジミチョウまで気がついたからです。私は、シジミチョウに、
「また来てね。今度来た時は、みつだけじゃなくて、みんなで遊ぼうね。」
と、心の中で言いました。

やったー、やったー、のっかったー!

 今日、お姉ちゃんといっしょに、ノートを買いに行きました。帰りに、文ぼう具屋のむかいがわの小さな公園に生えているおしろい花のたねをたくさん取りました。そして、私は、びっくりしました。だって、黄色と赤がまざったおしろい花がさいていたからです。
「ウワァー、きれい。」
と、私が言うと、通りがかりの知らないおばあさんが、
「きれいでしょ。このおしろい花のたねは、少し小さいからまだ取れないの。私も、さん歩するたびに見るのよ。」
と、言いました。私は、すぐさがしました。でも、ぜんぜんたねは、見つかりませんでした。すると、お姉ちゃんが、
「ほらっ。たね見つけたよ。春まこうね。」
と、言ってくれました。それから、ちがうしゅるいのたねもたくさん取りました。
 そして、家に帰ってから、お姉ちゃんとベランダに出て、どっちが高くたねをなげられるかきょうそうしました。それから、ちょっといたずらだけど、車が通ったら、たねをなげて車にのっけるゲームもしました。私は、一回だけ車にたねがのっかりました。私とお姉ちゃんは、
「やったー、やったー、のっかったー!」
と、大よろこびでした。私は、たねがのかってしまった車の運転手さんは、たねがのっかったのに、気づいたかなぁ、と思いました。

きょうちくとうを切らないでっ!

 この前、植木屋さんが来て、きょうちくとうのえだをばっさり切ってしまいました。私は、さみしくていやでした。せっかくのびていて、階段のまどから、あく手したり、手紙を読んでもらったり・・・。でも、もう切っちゃったから、手紙も読んでもらえないし、あく手もできないし・・・。お母さんが、
「木が家にかぶさっていたら、わるいことがあるっていう、いいつたえがあるのよ。」
と、言いました。私は、きょうちくとうは、私の友だち、それに、ずっといっしょにいたいんだもん!と、思いました。それに、いくらのびているからって、私の友だちをかってに切るなんてひどいよ。だって、丸ぼうずになっちゃったんだもん。私は、みんなにおこっているけれど、きょうちくとうさんだけには、
「切られちゃったね。早く大きくなって、また、私とあく手しようね。」
と、言いたくなるくらいでした。植木屋さんには、
「これからは、かってに切らないでよっ!」
って、もんくを言いたいです。

出て来てよ

 日曜日の夜、オリオン座が見えました。オリオン座の下に「うさぎ座」があるそうです。私とお姉ちゃんは、いっしょうけんめいさがしました。私とお姉ちゃんは、星座の本を見て、
「オリオン座のベテルギウスとリゲルをむすんだ直線をのばして行くと、Vの字がた(うさぎの耳)にぶつるんだね。」
と、目じるしを作りました。でも、空を見上げると、光っているけどほこりみたいな星ばかり・・・。東京では、見えないのかなぁと思いました。私は、夜空に、
「出て来てよ。私、うさぎが好きで、うさぎ座が見たいんだから。」
 私は、夜空に言えば、うさぎ座が出て来てくれるかもしれない、とおねがいしました。


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