作文の部屋



おねえちゃんの作文


ミッピーが死んだ

 きのうのそうじの時間、音楽室のそうじをしていたら、砂つぶ位の大きさのビーズを見つけました。いいもの見ーつけた、持って帰ろうと思い、指でつまんでずっと持っていました。
 しばらくすると、ろうかで私の名を呼んで、
「ちょっと来い。」
とだれかが言うので行ってみると、山辺君がいました。私が、
「どうしたの。」
と聞くと、小さな声で、
「ミッピーが死んだ。」 
と言いました。ミッピーというのは、私がいつも20分休みに遊んでいた子うさぎです。私は、昼休みにはエサをたくさん食べて元気だったのに、なんで死んだんだろうと思いました。山辺君が、
「うめとくから。じゃあな。」
と言って、行ってしまいました。
またしばらくして、そうじも終わり、時間があまって、楽器で遊んでいたら、山辺君が音楽室に飛び込んで来て、私のことを呼びました。そして、
「もう、うめるから、飼育小屋に行くぞ。」
と言いました。上山先生にわけを話して、急いで飼育小屋へ行きました。そうすると、男子は、お墓をほっていました。そして、平井さんがミッピーをだいていました。そして、私にだかせてくれました。4本の足が固まっていて、口が開いていました。あせって食べてたからのどにラビットフードがつまって、窒息してしまったんだと思いました。
 うめる時が来ました。私は、ミッピーとあく手しました。そして、あっと思い付いて、もうミッピーに会えないと、音楽室で見つけたビーズと一緒にうめました。そして、おまいりをして教室に帰りました。

ミッピーさようなら

 明日で、ミッピーが死んでから49日目になります。もうあしたでミッピーとおわかれです。それは、生き物が死んでから49日間は、この世にたましいがいるからです。
 きのうの20分休み、
「12月1日(月)の20分休みには、絶対来るから、それまで天国へ行かないでね。」
と言って約束しました。私は、ミッピーの人形を毛糸で作りました。そして、その夜、ミッピーの人形を見ていたら、急に悲しくなって涙が出ました。もうミッピーと会えないんだ。死んでも、お墓参りの時ミッピーに会えたと思ってうれしかったのに・・・と思いました。そうしたら、お母さんに、
「泣いたら、ミッピーが安心して天国へ行けないわよ。」
と言われました。私は、いっつも遊んでくれていたミッピーなんだから、せめてミッピーを安心させて天国へ行かせてあげなくちゃ、と思って泣くのをやめました。
 月曜日には、ミッピーの人形と花を飾ってあげるつもりです。ミッピー、私と遊んだことわすれないでね。私も、ミッピーのことわすれません。さようなら、ミッピー、と心の中で言いました。

ミッピーの旅立ち

 ミッピーが死んでから49日目の12月1日(月)の20分休み、日曜日に作ったミッピーのひも付きの人形を持って、飼育小屋へ行きました。ミッピーのお墓の前にしゃがむと、ミッピーが生きている時のように、ちょこんとすわって私を見ているような気がしました。ミッピーは、ずっと私のことを待っていたんだと思いました。私は、
「ミッピー、これプレゼントだよ。今まで遊んでくれてありがとう。」
と心で言いながら、人形のひもを使ってお墓に立てた木の板にかざりました。花もかざったら、いつも暗くわすれられたようになっていたお墓が、明るくなりました。そして、最後に手をあわせて、
「ミッピー、私はもう泣かないから、安心して天国へ行ってね。天国へ行ったら元気でいるんだよ。今まで遊んでくれて、本当にありがとう。これからも時々来るからね。では、さようなら、ミッピー。」
と心の中で言いました。
 それから、時々悲しくなるけど、ミッピーと泣かないって約束したんだから泣かないんだ、と自分に言い聞かせます。

 1月8日(木)に学校の窓の外を見ていたら、ちらっと白いやわらかいそうな物が、空からふって来るのに気づきました。 私は、天気予報で「雪がふる」と言っていたので、雪かなと思いながら、目をこらして見てみると、空のあちこちか白い物が落ちて来ました。
「雪だ!!」
と、心の中でさけぶと、空まで飛び上がりたいくらいうれしくなりました。それは、お正月に初もうでに行った時も、お寺の「こどものお地ぞう様」におまいりする時も、 しつこく「雪がふりますように」とばっかりお願いしていたからです。私は、神様にどうお礼を言っていいのか、わからなくなりました。
 去年、雪は、ほとんどふりませんでした。今年は、去年ねぼうした雪が、
「こりゃ大変だ。」
 と、あわててふってきたのかもしれません。雪は、神様に起こされたみたいです。
 そのあとも、雪は、大つぶになったり、小つぶになって速くなったりしながら、積もっていきました。
「2年ぶりだね。」
 と、雪が言っているみたいでした。
 私は、友だちと積もりたてのフワフワの雪で遊びました。1月の上じゅんにふった雪をさわったのは、生まれて初めてです。
 次の日、お父さんに雪のことを話したら、
「えー、やだなあ。こまるよ。」
 と、いやそうに言いました。そんなにいやなのかなと思いました。外では、雪かきをしている人がいました。ちょっともったいないと思いながら、私はそれを見ていました。

メジロ

 2月4日(水)に、庭を見ていたら、紅い梅の木にメジロが二羽、仲良く来ました。おばあちゃんが梅の木の枝にさしておいた、オレンジのにおいかぎつけて来たようです。オレンジを見つけると、メジロは、
「ここにエサがあるよー。」
と、ピーピー鳴いて、仲間に合図しているみたいです。メジロって最初から家の庭にエサがあることを知っていたのかな、と思いました。そして、オレンジをつんつんつつき始めました。小さいくちばしで、オレンジを一生けんめいつっつくところがとてもかわいいです。
 しばらくりて、メジロは、
「あー、おいしかった。ごちそうさま。」
と、羽をばたばたさせて行ってしましました。
「おいしかった?またおいで。」
と、私は、飛び立ったメジロに言いました。

 

ジンチョウゲの準備

 今日、ベランダにある、ジンチョウゲが大きくなっているのに気づきました。
 つぼみは、太陽の光の色をそのままそめつけたようにべに色になっていました。筆の先みたいな形をしていました。開きかけているつぼみもありました。一生けんめい太陽の光をすって開こうとしているみたいです。
 葉は、水と太陽の光をすって、青々と光っていました。なんだか固くてかんたんに破れそうではありませんでした。
 根も、きっと私達がいない所で、植木ばちがわれてこなごなになってしまうくらい、のびていると思います。
 私は、外は寒いのにこんな所で、草花がもう春の準備をしているんだと思いました。

   

二度目の子うさぎ

 昨日、放送で、
「飼育委員の人は、飼育小屋に来て下さい。」
と、よび出されました。私は、何だろう?話し合いかなと、いろいろ考えながら、飼育小屋に行きました。そうすると、岡山先生が、
「シロヒゲが、また赤ちゃん産んだ。」
と、言いました。私は、一しゅん頭の中が真っ白になって、声も出ませんでした。それどころか、足が勝手にうさぎ小屋に向かって、走り出してしまいました。小屋をのぞくと、一ぴき、黒くて私のにぎりこぶしぐらいの大きさの、小さな毛糸玉がチョコチョコはね回っていました。よく見ると、それは、生まれて一、二週間位しかたっていないうさぎの赤ちゃんでした。目は、糸のように細く、足は、さがさないと見つからないほど小さかったです。そして、顔に、細いすじが入っていました。耳は、まだうさぎとは思えないほど短いです。毛は、つるんと光っていました。私は、
「わあ、やわらかそう。かわいい。」
と、笑いそうになりました。
 今日、二十分休み、岡山先生に言われて、シロヒゲが作ったわらの巣を開けてみると、昨日のうさぎと、あと二ひき、丸まって寄りそっていました。一ぴきは、手の先が白くて目が豆みたいにくりくりしていました。もう一ぴきは、私が、どこかで見たようなうさぎでした。顔に白く太いすじ、前足は、片方が白でもう片方は、先の方が白で、首の後ろの方にも白いすじがあってあとは黒・・・・・・・。
「ミッピー。」
 私は、死んだミッピーが生まれ変わって会いに来てくれたんだと思うと、なみだが出るくらいうれしくなり、ミッピーの生まれ変わりのうさぎをだきしめたくなりました。

 (生まれたばかりの子うさぎは、とても小さくて弱いので人間がだっこすると死んでしまう)

元気なミニちゃん

 一月十五日(木)は、とても寒く、大雪ふっていました。わたしは、ミニちゃんが、こごえ死んでいるかと、心配になって、朝、ベランダへ見に行きました。
 ベランダに出ると、体全体が、ぶるっとふるえそうになるくらい寒かったです。わたしは、
「ミニ、元気かあ?」
と、不安に思い、ミニちゃんに言いました。そして、カゴにかぶせてあるきれをどかしました。ミニちゃんは、
「おはよ。」
と、言うように、鼻をひくひくさせて、こっちを向きました。雪がふっているというのに、ミニちゃんは、元気ぴんぴんで、寒いなんて思ってもいないみたいです。
「なあーんだ。元気じゃない。」
と、わたしは、ミニちゃんに言いながら、頭をなでてあげました。
 その日は、すごい雪だったので、ボロ市も中止になりました。ほかにも、スリップ事故があったそうです。それなのに、ミニちゃんは、のん気に、カゴの中をぐるぐる回って遊んでいました。

子うさぎとにんじん

 今日、二十分休み、飼育小屋に行きました。うさぎ小屋の中で、子うさぎのチビやリトルと遊びました。うさぎは、にんじんを見ると、かぶりつきます。だから、わたしは、子うさぎも食べるかなと思って、食べさせてみました。チビは、
「なーに!これ!でもおいしそう。おただきまーす。」
と、にんじんをチョクチョク食べ始めました。チビが、かんだあとは、親と比べてすごく小さいです。食べているところが、とってもかわいいです。
 でも、リトルは、
「これ、なに!くんくん、やだな。」
と、いやがって食べません。にんじんを差し出しても、後ずさりしていまいます。シロヒゲが食べているところを見せたらどうかなと思って、
「ほら、お母さん食べてるよ。」
と、シロヒゲが食べているところを見せました。でも、リトルは食べませんでした。大好きな物のはずなのにきらいなのかな。チビも食べているのに・・・と、思いました。
 チビは、よく食べるので、大人になったら太りそうです。 

ミニちゃんはあまえんぼ

 昨日、ミニちゃんがカゴをガタガタさせて、何かさいそくしていました。エサがほしいのかなと、思って、ラビットフードをあげることにしました。スプーンにラビーットフードを入れて、ミニちゃんの前にさし出しました。
「ミニちゃん、ごはんだよ。」
と、私が言うと、ミニちゃんは、
「なでてくれるの?」と、スプーンの下に頭を入れました。私は、あきれて、
「さいそくってこれだったの。」
と、言いながら、頭をなでてあげました。
 わたしが、もういいかなと思って、なでるのをやめると、
「もっとやって。」
と、さびしそうな顔をします。そんな顔をされると、かわいそうで、なでてあげたくなります。なでてあげている時のミニちゃんは、フニャッっとしていて、目を糸のように細くして笑います。そんなしぐさをするミニちゃんがかわいくてたまりません。
 しばらくして、私は、なでるのをやめて、
「ミニちゃん、また今度やってあげるね。」 
と、言ったら、ミニちゃんは、鼻をヒクヒクさせながら、きょとんとした顔で、こっちを見ていました。

三月の雪

 わたしは、もう三月だから雪は来年までおわかれだと思っていました。
 でも昨日、昼間まで雨だった天気が、夜になってとつ然雪になりました。わたしは、一っしゅん夢を見ているみたいになてしまいました。その日の夜は、なんだかわくわくして、なかなかねむれませんでした。
 朝、起きて外を見たら、屋根も木も車も、みんな真っ白な綿ぼうしをかぶっていました。わたしは、それがとってもきれいだったので、声も出なくて、雪に見とれていました。時々、電線から、太陽の光をあびて、雪がきらきら光ながら、まいおりて行きました。
 学校ヘ行く時、雪をふみながら行きましました。しゃり、しゃりと音がしていい気持ちでした。空気をむねいっぱいすってみました。雪にいいにおいがしました。

チビ・リトルの成長

 今日、野原さんと飼育小屋に行きました。チビやリトルと遊びました。飼育小屋に入る時、私達は、びっくりしました。
「わぁ、チビとリトル、大きくなってる!」
と、私は思わずさけんでしまいました。野原さんは、「あっ、ほんとだ!」
と、言いました。
 この前まで、うさぎの耳みたいじゃなかった耳もピンと立って、葉っぱみたいになっていました。目もビーズのようにくりっとしていて、光っていました。足も、大きくしっかりしていました。手のひらに乗るくらいだったのに、もう、両手じゃないと持てませんでした。毛もふさふさしていて、とってもあたたかかったです。
 私の足元で、
「ねぇ、私達大きくなったでしょ。」
と、くすぐります。そういうところが、とってもかわいいです。
 ちょっと、シロヒゲの方を向くと、となりの部屋にいる、フワリアン(グレーと白のメス)と何かおしゃべりしてました。
「私の子は、やっと手がかからなくなったんですよ。」
と、シロヒゲが鼻をヒクヒクさせると、
「この前、生まれたと思ったら、もう、こんなに大きくなって。」
と、フワリアンがチビとリトルを見ていました。

ミニちゃん、ごあいさつ

今日(3/14)、朝、起きたら、4月みたいにぽかぽかしていました。私は、ミニちゃん、あったかいから元気かなと思って、ベランダに行きました。
「ミニちゃん、おはよ。」
と、私がミニちゃんを見ながら、朝のあいさつをしました。ミちゃんは、耳をピンと立てて、すわっていました。
「おはよう。」
と、ミニちゃんが鼻をひくひくさせて、元気にあいさつしてくれました。
「えらいねぇ、ミニちゃんは、あいさつできて。」
と、言ったら、ミニちゃんは、にっこり笑っていました。
 それから、カゴを開けて、ミニちゃんの頭をなでてあげました。ミニちゃんは、
「ああ、気持ちいー。」
と、目を細くして、のどをゴロゴロならし、喜んでいました。

じんちょうげの満開

 この間、ベランダに出たら、いいにおいがしました。ちょっと、じんちょうげを見てみると、枝に綿を乗せたように、うすピンクの花が満開になっていました。
 ヒョロヒョロだった枝も、花をしっかり守っていました。
 葉っぱも、太陽の光をもらって、青々とかがやいていました。
 花は、
「もう、満開になったよ!きれいに見える?」
と、太陽みたいに光っていました。私は、
「この前までは、一生けんめい開こうとしていたのに、もうさいたんだね。がんばったね。」
と、笑いながら、じんちょうげを見ました。
 今日、夕方、じんちょうげを見たら、真っ赤な夕日とおしゃべりしていました。

ミッピーのお墓参り

 昨日の放課後、久しぶりに飼育小屋のミッピーの所へ走って行きました。ミッピー元気かなぁと、ミッピーに会えるような気がして、ますます、私の足は急ぎました。
 お墓を見ると、草がぼうぼう生えていました。さがしてしまうような所にミッピーのお墓がぽつんとありました。忘れられてしまったように・・・・・。
「ミッピー、さびしかった?ごめんね。会いに来なくって・・・。」
と、心の中でいいながら、小さな花と、ミッピーが大好きだった、たんぽぽの種をお供えしました。ミッピーが、今にも、
「エサちょうだい!」
と、生きている時のように、飛びついて来そうです。
 おいのりすると、ミッピーが、
「この花と、たんぽぽの種、ありがとう。」
と、ニコッと笑ったみたいで、私は、涙が出そうになりながら、ミッピーに笑い返しました。

ひよどりのひな

 この間、学校から帰ると中、ひよどりの親子が木に止まっていました。ひなは、まだ体が親より一回りくらい小さく、毛の色もちがいました。あまえた声で、
「ピーピーピー。」
と、鳴いていました。
 家の庭にも、ひよどりがよく来ます。おばあちゃんがすずめのエサに米やパンなどを庭にまいています。それをひよどりが、横取りするので、私と妹はよく追いはらっていました。でも、ひなを見たのは初めてです。
 私は、いつも悪者みたいに思えていたひよどりが、なんだかかわいく思えて来ました。ひよどりの親子は、エサを探しているようなので、何かあったらあげたいと思いました。
 そのうちに親が、
「もう帰るよぉー!」
と、行ってしまいました。ひなはあわてて、
「お母さん、待ってよ−!」
と、羽をバタバタさせて、行ってしましました。私は、
「今度、エサをあげるから、家の庭に来てね。」
と、飛んで行ってしまったひよどりに言いました。

七夕のたんざく

 7月7日の七夕の日、私と妹は、物干しざおに、たんざくを下げました。妹が、
「さおは緑だから、竹の代わりになるよ。」
と、言ったので、私は、笑いそうになりました。たんざくには、"ミニちゃんが長生きしますように"と、書きました。たんざくのひもは、けい光黄色にしました。それは、暗くてもお星様に見えるようにするためです。私は、
「お星様、よろしくお願いします。」
と、心の中でつぶやきました。星は、見えなかったけれど、お星様が分かってくれたような気がしました。ミニちゃんに、
「たんざくに、ミニちゃんのことを書いたんだよ。長生きしてね。」
と、心の中で言いました。

二子玉川

 この間の日曜日、二子玉川へすすきをとりに行きました。気持ちいい天気で、川岸の方は、すすきが風にゆれていました。川は、日が当たって真っ青にきらきらかがやいていました。土手では、草が元気そうにしていました。そして、一面、うちのミニちゃんが大好きな低い草のじゅうたんでした。
 すすきは、思ったよりずーっとたけが高く、お父さんやお母さんでも、手をのばさないとつかめませんでした。でも、それがおもしろくて、私と妹は、すすきの野原をかけ回りました。すすきは、まるでおしゃべりでもしているようにさやさやいっていました。日に当たって、元気に光ったりもしていました。
 すすきをとる時、力がいるなあと思いながらとっていたけれど、慣れて来ると、すーっとぬけるのが気持ちいいくらいになりました。ミニちゃんをここに放してあげたらどんなに喜ぶだろうと、思いました。
 それから、妹とすすきでフクロウを作りました。名前は、“ホ−ちゃん”。妹が付けました。ちょっとぼさぼさ頭でかっこ悪かったけど、それでも、森にいるフクロウそっくりでした。
 しばらくして、木かげで昼食にしました。遠くには、川が静かに流れていて、その周りにすすき、広い広い草のじゅうたんを見ながら食べるご飯は、とてもおいしかったです。
 食べた後、土手をかけ回って、ミニちゃんへのおみやげに元気のいい草をたくさんとりました。シロツメクサやオオバコ、スズメノカタビラなど、ミニちゃんが好きなのを選びました。ミニちゃんが喜んでくれるといいなと、思いました。ミニちゃんのおみやげの草をふくろいっぱいつんでから、草の上にねっころがりました。草が手や足をくすぐりました。深呼吸をしてみました。草のいいにおいがしました。

ミッピーが死んでから一年

 10月13日(火)は、ミッピーが死んでから一年たつ日です。もうそんなにたったのか、、、と私も信じられないくらいです。毛糸玉みたいにふさふさした毛をなでたり、えさをあげたり、おっかけっこしたりして遊んだ日が昨日のようです。忘れもしない一年前。今でもはっきり覚えています。いつ思い出しても悲しくなります。
 そして、この日、お墓参りをしました。お墓はあれほうだいでした。雑草が、あっちこっちに生え、落ち葉がたまっていました。私は、雑草をぬいて、落ち葉をはらいのけて、お墓に札を立てました。大好物だったキャベツとニンジンをお供えして、プロミスリングを札にしっかり結びました。それから、5センチ位の深さの穴をほりました。そして、私が作った花と妹が書いた手紙をフィルムケースに入れてうめました。ミッピー、見てくれるかな、と思いました。
 それから、手を合わせて、おいのりをしました。
 天国で、元気にしていますように。

ミニとじんちょうげ

 うちのうさぎのミニちゃんは、じんちょうげが大好きです。好きになったのは、つい最近です。
一週間位前、私が学校から帰って来て、ミニちゃんを見にベランダに出ました。何となくじんちょうげを見ると、細い枝が一本一本折れて、植木ばちの下辺りに、さびしそうに落ちていました。どうしてかな。風もないし、元気なじんちょうげの枝を折ってしまうような、強い雨も降っていないし。まさか、ミニが食べるなんて・・・と、思って、試しにミニちゃんにあげてみました。すると、ミニちゃんは、うれしそうに飛びはねて、ぺろりと食べてしまいました。そして、
「ごちそうさま。これ、もっとないの。」
と、さいそくしました。私は、これで分かりました。ミニちゃんがじんちょうげを折ったのです。でも、急になんでじんちょうげが好きになったんだろう?と不思議に思いました。私は、ミニちゃんに、
「いたずら!」
と、笑いながら言ったら、ミニちゃんは、耳をピンと立てていました。

やったやった川場村

 私達は、毎年冬休みに川場村へスキーをしに行っています。
 この間、お母さんが区民健康村に一泊たのみました。でも、キャンセル待ちになってしまいました。私は、スキーできなかったらどうしよう。スキーやりたいよぉと思いました。そして、
「神様、どうか川場村へ行かれますように。」
と、毎日おいのりしました。
 今週の火曜日、私が家に帰ると、お母さんがにこにこしながら、
「衣里香ちゃんも、帰ったことだし、、、、いい知らせがあります。なんでしょう?」
と、言いました。私は、とまどいました。いい知らせってなんだろう?と、思いながら机を見ると、如雨露が目に入りました。早朝は、この如雨露はありませんでした。私はなんだか分からなかったので、
「これ?」
と、如雨露を指さしました。
「ちがう。もっと、飛びはねて喜ぶようなこと。」
と、お母さんが言いました。私が、まごまごしていると、妹が、
「川場、キャンセル出たの?」
と、言いました。お母さんは、顔をくしゃくしゃにして笑いながら、
「ピーンポーン。」
と、言いました。私と妹は、
「やった、やったー!川場に行けるんだあ。」
と、飛びはねました。私は、
「神様、ありがとうございました。」
と、手を合わせました。




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ヤドカリ生きるんだよ

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