読書の部屋 1999

〜 BOOK BOOK こんにちは 〜


本の絵

みなさんは、本は好きですか?
このリストは、通勤電車の中で読んでいる本の紹介です。そのためジャンルに脈絡なし!
感想や★の数は、独断と偏見で決定していますので、参考程度にして下さい。(^o^;;

特に、市立図書館で借りて読む本が多いので古いのもあります・・・(貧乏なので)
図書館は、リクエストをすると希望の本を入れてくれるのです。どんどん活用しましょう!
#私は、この手を利用して「朋友日記」や「懸賞日記」を買わずに読みました。


1昨年に読んだ本の感想をこちらのページに掲載しています。
★★★の本は13冊しかありませんでした・・・
 1998年に読んだ50冊の本の感想

1昨年に読んだ本の感想をこちらのページに掲載しています。
★★★の本は16冊でした。
 1997年に読んだ75冊の本の感想



<参考> ベストセラーも要チェックです! トーハン「本の探検隊」ベストセラー情報 1997年6月までに発行され現在日本で入手可能な約53万冊の書籍を検索し必要な情報を引き出すページです。 「本を探す」 本のメールマガジンからもベストセラーランキングや新刊、書評などが得られます。 申し込みは無料です。週2回発行。 「本の流行情報 BOOK chase!」

  1. 唐沢俊一のB級裏モノ探偵団 ★☆☆ [1999.12/27 update]
  2. 痕跡は訴える ★★☆ [1999.12/22 update]
  3. てのひらの闇 ★★★ [1999.12/21 update]
  4. 示談交渉人 裏ファイル ★★★ [1999.12/16 update]
  5. 腸内細菌のふしぎな話 ★☆☆ [1999.12/14 update]
  6. 機長の1万日 ★★★ [1999.12/12 update]
  7. 腸内クリーニングの驚異 ★★☆ [1999.12/6 update]
  8. OUT ★★☆ [1999.12/6 update]
  9. 整体法 ★★☆ [1999.11/26 update]
  10. 詐欺師のすべて ★★☆ [1999.11/24 update]
  11. 「買ってはいけない」は買ってはいけない ★★☆ [1999.11/19 update]
  12. 無人島が呼んでいる ★★☆ [1999.11/12 update]
  13. 再生の朝 ★★☆ [1999.11/10 update]
  14. 間違いだらけの健康法 ★☆☆ [1999.11/08 update]
  15. クレジットカードサバイバル戦争 ★☆☆ [1999.10/28 update]
  16. 解剖学個人授業 ★☆☆ [1999.10/24 update]
  17. 知られざる企業集団 セイコーグループ ★☆☆ [1999.10/21 update]
  18. デジタルウオッチ大図鑑 ★★☆ [1999.10/18 update]
  19. 松山猛の時計王 ★★★ [1999.10/11 update]
  20. 時計の針はなぜ右回りなのか ★★☆ [1999.10/9 update]
  21. アジアのディープな歩き方(下) ★★☆ [1999.10/4 update]
  22. アジアのディープな歩き方(上) ★★☆ [1999.10/3 update]
  23. 最後の宦官 小徳張 ★★☆ [1999.10/1 update]
  24. 免疫学個人授業 ★★☆ [1999.9/26 update]
  25. 幕末動乱・最後の将軍 徳川慶喜 ★★☆ [1999.9/25 update]
  26. 鉄道員 ★★★ [1999.9/23 update]
  27. メキシコホテル ★★☆ [1999.9/20 update]
  28. 珍妃の井戸 ★★☆ [1999.9/17 update]
  29. 蒼穹の昴・下 ★★★ [1999.9/14 update]
  30. 蒼穹の昴・上 ★★☆ [1999.9/10 update]
  31. フツーのツアーの愉しみ方 ★★☆ [1999.8/27 update]
  32. 節約生活のススメ ★★☆ [1999.8/24 update]
  33. 免疫力 ★★☆ [1999.8/23 update]
  34. インド旅の本 ★★☆ [1999.8/20 update]
  35. 死の蔵書 ★★☆ [1999.8/16 update]
  36. アジアASIA亜細亜2 ★★★ [1999.7/29 update]
  37. 添乗員奮戦記 ★★★ [1999.7/27 update]
  38. アジアASIA亜細亜 無限回廊 ★★★ [1999.7/23 update]
  39. 新判 快!潔!アジアひとり旅 ★★☆ [1999.7/21 update]
  40. 天下太平洋物語 ★★★ [1999.7/19 update]
  41. アジアの居場所 ★★☆ [1999.7/15 update]
  42. アジア・ロード ★★☆ [1999.7/14 update]
  43. 各駅停車で行こう ★★★ [1999.7/13 update]
  44. バックパッカー・パラダイス2 ★★☆ [1999.7/12 update]
  45. 世界一周ビンボー旅行ふたたび ★★☆ [1999.7/11 update]
  46. 雑誌のウラ側全て見せます! ★★☆ [1999.7/5 update]
  47. マレーシア 長期滞在者のための現地情報 ★★☆ [1999.6/29 update]
  48. 小心者の海外一人旅 ★★★ [1999.6/25 update]
  49. 格安世界一周お二人様ご一行 ★★☆ [1999.6/16 update]
  50. 東南アジア四次元日記 ★☆☆ [1999.6/11 update]
  51. 贅沢だけど貧乏 ★★☆ [1999.6/4 update]
  52. 世界の果てまで行きたいぜ! ★★★ [1999.6/2 update]
  53. 旅人たちのピーコート ★★☆ [1999.5/23 update]
  54. バックパッカー・パラダイス ★★☆ [1999.5/20 update]
  55. 死体に歯あり ★★☆ [1999.5/19 update]
  56. 背徳のビジネス・マニュアル ★☆☆ [1999.5/13 update]
  57. チャリンコ族は丘を越える ★★☆ [1999.5/10 update]
  58. 香港的電飾 ★★☆ [1999.4/28 update]>
  59. インドは今日も雨だった ★★★ [1999.4/23 update]
  60. 旅の王様 ★☆☆ [1999.4/14 update]
  61. 音の犯罪捜査官 ★★★ [1999.4/12 update]
  62. 「進ぬ!電波少年」物語 ★☆☆ [1999.4/4 update]
  63. 俺は死刑囚だ!! ★★★ [1999.4/2 update]
  64. 繁栄TOKYO裏通り ★★☆ [1999.3/26 update]
  65. レセプトを見れば医療がわかる ★★★ [1999.3/19 update]
  66. はみ出し銀行マンの悪徳日記 ★★☆ [1999.3/17 update]
  67. ゴーゴー・インド ★★★ [1999.3/14 update]
  68. 写真でわかる謎への旅 イースター島 ★★☆ [1999.3/13 update]
  69. オンジン ★★☆ [1999.3/13 update]
  70. 私は悪い公務員 ★☆☆ [1999.3/12 update]
  71. アジアン・ジャパニーズ2 ★★★ [1999.3/11 update]
  72. アジアン・ジャパニーズ ★★★ [1999.3/7 update]
  73. 原チャリ野郎のハラペコ日本一周 ★★☆ [1999.3/3 update]
  74. 豪華列車はケープタウン行 ★★☆ [1999.3/2 update]
  75. 地球たいしたもんだね ★★☆ [1999.2/27 update]
  76. 良い歯医者と治療がわかる本 ★★☆ [1999.2/25 update]
  77. 東京23区物語 ★★☆ [1999.2/21 update]
  78. デフレ・賃下げ・値下げの経済学 ★★☆ [1999.2/19 update]
  79. ワーズワースの庭で ★☆☆ [1999.2/17 update]
  80. 笑う英会話 ★★★ [1999.2/14 update]
  81. ホテルアジアの眠れない夜 ★★★ [1999.2/10 update]
  82. 朋友日記Part3 ★★☆ [1999.2/9 update]
  83. 為替・円安・円高のしくみがわかる本 ★☆☆ [1999.2/5 update]
  84. 独断と偏見のASIAビーチリゾートBEST20 ★★☆ [1999.2/3 update]
  85. 本音のクルマ選び'98 ★★☆ [1999.1/30 update]
  86. ゴーゴー・アフリカ(下) ★★★ [1999.1/27 update]
  87. ゴーゴー・アフリカ(上) ★★★ [1999.1/22 update]
  88. アジアの旅 20ヶ国ガイド ★★★ [1999.1/19 update]
  89. 体にいい寄生虫 ★★★ [1999.1/17 update]
  90. ワインの素敵な楽しみ方 ★★☆ [1999.1/14 update]
  91. 論より証拠!アトピーは「この水」で治る ★★☆ [1999.1/12 update]
  92. 大人のアトピーはステロイド皮膚炎だ ★☆☆ [1999.1/9 update]
  93. アトピー・脱ステロイドへの道 ★★☆ [1999.1/7 update]
  94. 旅で眠りたい ★★★ [1999.1/5 update]

Copyright(C) Kiyohiko Shinomiya.


<リストの説明>
本のタイトル 評価(おもしろ度は、★★★ で満点!)
著者/出版社 初版発行日 定価/ISBN番号
感想

  • 唐沢俊一のB級裏モノ探偵団 ★☆☆ [1999.12/27 update]

    唐沢俊一著/大和書房/1999.11/5/\1400/ISBN4-479-39073-1 脳天気ソングや猥歌、エロ広告などB級モノを集めた本です。歌などは、メロディ ーを知らないと、歌詞がいくらおもしろくてもあまり伝わってこないのが残念です。 この手の話は、モトネタを知っている人同士がムフフと楽しむための本で、知らな い人にはつまらないのかもしれません。「タイB級コミック」や「セーラームーン は本当に日本人なのか」などとおもしろいコラムもありました。
  • 痕跡は訴える ★★☆ [1999.12/22 update]

    柳原三佳著、駒沢幹也監修/情報センター出版局/1995.6/10/\1400/ISBN4-7958-1852-5 交通事故鑑定人の駒沢氏が実際に手がけた事件を14件、収録しています。そ れぞれの事故の様子を写真や図をまじえてわかりやすく解説しています。本当に 傷跡をみると事故の様子が再現できることがわかります。ただし、警察で作成さ れる調書が正確でない場合や被害者には1度の事情聴取されることなく作成され てしまい裁判で不利になったりすることがあるようです。事故の多さから警察の 人手不足もあるでしょうが、あまりにもお粗末なものも紹介されていて恐ろしく もあります。自分で写真を取るなどの証拠保全をしておかないといけないという ことを痛感します。裁判ともなると時間がかかることもありますが、とりあげら れた事件の結果が出ていない話題は、読んでいて消化不良となるの点だけがルポ タージュとしては不満の残る点でした。他の点に関しては、具体的な事例に基づ き綿密な取材がなされていると思います。
  • てのひらの闇 ★★★ [1999.12/21 update]

    藤原伊織著/文藝春秋/H11.11/30/\1667/ISBN4-16-318760-X  40代の飲料メーカーの課長が主人公ですが、その破天荒な行動がサラリーマン らしからぬハードボイルド調で雰囲気のある人物像に仕上がっています。特に部 下の優秀な女性社員とのかけあいもおもしろい部分です。著者の広告業界での活 躍が生きた内容になっています。最後まで謎が解けずにおもしろく読めました。 ただし、主要登場人物がヤクザに関係しているという点が、安易というか、でき すぎのストーリーに見えてしまうところがあります。企業物とは違ったおもしろ いジャンルのミステリー^だと思います。藤原さんの描く世界は好きだったりし ます。
  • 示談交渉人 裏ファイル ★★★ [1999.12/16 update]

    柳原三佳、浦野道行著、山中良忠監修/情報センター出版局/99.11/9/\1600/ISBN4-7958-3052-5  交通事故の損害調査員であった浦野氏の仕事の様子を柳原さんがルポタージュ したものです。 ・損害調査員をだまして保険金詐欺をしている人はいる ・警察の調書はインチキなものが多いがそれで査定しないといけない ・自賠責の範囲内だと審査は甘いが、任意に食い込むと厳しくなる ・DMK136とは、打撲は1ヶ月、むち打ちなら3ヶ月、骨折なら6ヶ月を目処に病状  固定で治療をうち切る目安とする。 ・ケンキリとは治療を自由診療から健康保険に切り替えること。  社会保険は1点10円だが、自由診療だと1点20〜30円になることもある。 実際に、担当した事件を具体的に書いていますので、読んでいて事例を知る上での 役に立ちます。被害者が死亡したときなどは、いくら代理といえども葬儀の際に殴 りかかられたり大変な思いをしているようです。精神的にも辛い仕事だと思います。 実際に、芸能人、国会議員の知り合い、ホームレス、行方不明者などなどいろいろ な人が登場してきます。とにかく事故は起こさないようにしないといけないという ことが身にしみました。
  • 腸内細菌のふしぎな話 ★☆☆ [1999.12/14 update]

    藤井護郎著、山中良忠監修/農文協/93.6/30/\1300/ISBN4-540-93019-2  いかにガンを抑えて免疫力を高めるかに主眼をおいた本です。タイトルの腸内 細菌については後半1/4くらいしかふれられていません。緑黄色野菜、ビタミン、 ミネラルの話から腸内細菌の話まで幅広い話題をカバーしています。構成も、エ ンマ教授と講師のカクさんのところに取材にいくという設定になっていますので 会話形式のわかりやすい記述になっています。その分、なんだかくだけすぎてい て今ひとつの印象でした。話の内容もだいたい知っていることが大半をしめてい ましたので、それほど新しい発見はありませんでした。
  • 機長の1万日 ★★★ [1999.12/12 update]

    田口美貴夫著/講談社/98.8/10/\1600/ISBN4-06-154239-7  日本航空のB747機長の著者が普段の業務の様子からトラブルを抱えたフライト までをエッセー風におもしろく書いた本です。特に離陸から着陸までどのように 飛行機を飛ばしているのかが、わかりやすく書かれています。特に天候の変化に よるフライトの難しさが良く伝わってきました。上空で遭遇する入道雲の恐ろし さが改めてわかりました。また、オートパイロットによる着陸資格を取るには、 操縦技術が上でないといけないとか、副操縦士の役割とか、滞在国では屋台や生 ものを食べてはいけないとか、毎年、操縦試験を受けないといけないとか・・・ あまり世間に知られていないことも多いのではないかと思いました。著者はVIPフ ライトの機長も担当したことはあるそうで、その時の貴重な体験談も読むことが できます。あと、機内での携帯電話の使用が計器を狂わせるという経験があるそう で、気をつけないといけないと思いました。(P.91)
  • 腸内クリーニングの驚異 ★★☆ [1999.12/6 update]

    光岡知足著/祥伝社/H5.12/15/\780/ISBN4-396-10344-1  東大名誉教授の著者が「老化と大腸ガンを防止する」ために便秘や下痢の解消 法を伝授してくれます。 <うんちの話> ・腸内に長く溜まっている便が、腸内の悪い菌を増やし、肌にトラブルを起こし  やすい毒物を作り出し、血液と一緒に体内を駆けめぐってしまう。 ・日本人が1日に排便する量は125-180gで、欧米人は60-90g。 ・バナナくらいの太さで15cmほどの長さで100gくらい。 ・便の水分が70%以下になると便秘となる。 ・食物繊維の少ない生活をしている人の便は量が少なくなる。 ・パプアニューギニアでイモ類を主食としている人たちは1日に1Kg近く排便する。 ・痙攣性便秘は感情や情緒の変化、精神的なストレスによっておこり、都市生活者や  精神労働者に多い。 ・精進料理ばかりで肉を食べないお坊さんの便は赤ちゃんのように黄色い。 ・肉類中心で脂肪の多い食生活を送ると便の色が黒や茶色になる。 ・臭い便は体が老化している証拠。長生きしている人たちの腸内フローラは非常に  バランスがとれている。 ・オナラを我慢するとガスが腸管から血液の中に入り込み、そのまま肺に運ばれ呼気  とともに外に出ていく。 <食物繊維の働き>  1.水分をため込んで便をやわらかくする。水分をため込むことにより食事成分の   吸収を押さえて肥満や糖尿病の予防になる。  2.コレスレロールの吸着を抑え、吸収を抑える。血清コレスレロール値の低下に   より動脈硬化の予防になる。  3.腸内で有用菌の増殖を促進する。 <ビフィズス菌とオリゴ糖の関係> ・ストレスを受けるとビフィズス菌が減りウェルシュ菌(悪玉菌)が増える。 ・ビフィズス菌の菌体には体の免疫機能を刺激して免疫力を高める物質が含まれている。 ・口から入ったビフィズス菌は酸に弱いので空腹時に飲むと胃酸にやられてしまう。 ・10億個のビフィズス菌をとっても、生きたまま小腸に届くのは1000〜1万個程度である。 ・ヨーグルトなら1日500gは食べ続けないと腸内フローラの改善が持続しない。 ・抗生物質が腸内細胞のバランスを崩し、菌交代症をひき起こすが、抗生物質投与時に  ビフィズス菌製剤を大量に投与することで防げる。 ・オリゴ糖がビフィズス菌のエサとなる。 ・オリゴ糖を飲んでお腹が張る人は、ビフィズス菌以外の悪玉菌に横取りされた時に  ガスが増えてお腹が張ったりオナラが出たりする。飲み続けることにより改善される。 ・人により効果のあるオリゴ糖の量が異なる。1日5gの人がいれば10gの人もいる。 ・食物繊維よりもオリゴ糖の方が腸内フローラの改善に効果を発揮する。
  • OUT ★★☆ [1999.12/6 update]

    桐野夏生著/講談社/1997.7/15/\2000/ISBN4-06-208552-6  TVドラマでも話題になっていますが、思っていたよりはおもしろくなかった です。ハードカバーで450ページほどあるので読み応えはあります。前半の犯罪が 発覚してからの各登場人物の心の動きや生活背景の描写などはリアリティがあっ て怖さが伝わってきました。ただし、刑事対加害者という前半とうってかわって、 後半の展開が現実感がなくなってくるのが残念でした。特に対する相手が警察で なくなったということろから別の話のような印象を受けてしまいます。複線もそ れなりに生きてきていて、後半は別の意味でおもしろくはなっているのですが。 ちょっと全体的に暗い設定なので重い感じのする小説です。
  • 整体法 ★★☆ [1999.11/26 update]

    井本邦昭著/三樹書房/1994.2/14/\1200/ISBN4-89522-176-8 ・熱を汗を出さないことで病気が増えてきた ・首は体のいろいろな箇所の状態が読め、予測できる。  皮膚病でも首の周辺全体に症状が出た時は、体に何らかの故障を生じてから  時間が経過していると見れる。 ・うまく皮膚呼吸ができない部分に湿疹等ができやすい。 ・先天的なアトピは母親の体内にある毒物を母体からもらい発現するので、  毒物を子供に譲渡した母体は大掃除をしてリフレッシュされる。 ・母親から毒物を受けても発病しないケースでは、毒物が体内にこもっている  ので、成長して体の変化に応じてアトピーが発症することがある。 ・後天的なアトピーは、防腐剤などの様々な原因物質があるが、最大の要因は  食べ過ぎである。 ・アトピーの子供を診るとほとんどが背骨が硬直している。 ・年齢に関係なく動脈硬化を起こしていることが多い。 ・血液の循環がよくなく、リンパ液の流れもよくない。 ・全身にアトピーができると皮膚呼吸が阻害され、肺呼吸に頼るため、肺への  負担がかかり、その影響が心臓に及んで心臓疾患になりやすい。 ・湿疹がリンパ管の集中している腋の下に多く出ると呼吸器系に負担がかかり  肺炎を起こすこともある。 <整体法の5大原則> ・リンパ体操 ・深息法 ・導気 ・蒸しタオル法 ・温浴法 汗をかきにくい人の入浴法 1.38-40度のぬるめのお湯に10分前後つかる   最初は37-38度で、徐々に39-40度くらいまで温度をあげる。 2.2度湯   38度のぬるめのお湯につかった後に体をあらったりして、上がり湯の   温度を42-43度くらいまで温度をあげると水温の変化が発汗を促す。
  • 詐欺師のすべて ★★☆ [1999.11/24 update]

    久保博司/文芸春秋/1999.6/20/\1429/ISBN4-16-355320-7  実際にあった詐欺事件を引用しながら、いろいろな手口を紹介している本で す。特に、地面師、紙師、商品パクリ屋などの巧妙な手口をみることができま す。章立てが今ひとつで、文章が硬いので読むのに時間がかかりました。時々、 「カモの信用を勝ち取れ」のように詐欺師の心得が出てきて笑えます。最後の 詐欺の鉄則15ヶ条のように詐欺のノウハウ本なのかと思えるような記述もあ ります。まあ、だまされる方も悪いのでしょうが・・・ それにしても読んでいて、自分が引っかかったらと、怖くなる世界です。
  • 「買ってはいけない」は買ってはいけない ★★☆ [1999.11/19 update]

    夏目書房編集部編/夏目書房/1999.10/1/\1000/ISBN4-9313910-45-6  ベストセラー「買ってはいけない」を批判した本です。「買ってはいけない」 に関してはドンデモ本だという批判も多いですが、反論本を読んでいると確か に問題的な記述もあるようです。わずか数人であらゆるジャンルの製品につい てモレなく記載(批判)することは不可能でしょう。いたずらに不安をあおる だけとの意見もありますが、警告の1つとみなせば良いのだと思います。具体 的にあげられた商品だけが悪いわけではないし、指定成分以外に何が含まれて いるのかわからない物もあるかと思います。この本では、それぞれに対してデ ータを示しながら反論しています。確かに納得できる部分も多いですが、「「 買ってはいけない」は買ってはいけない」側の反論もお粗末な表現の部分があ ったりするので、この手の本をバイブル的に信じるわけにはいかないと思いま す。健康ブームというのも売れた原因でしょう。それにしてもヤリ玉にあげら れた商品(会社)は自身があるなら堂々と反論をして欲しいところです。
  • 無人島が呼んでいる ★★☆ [1999.11/12 update]

    本木修次著/ハート出版/H11.7/24/\2000/ISBN4-89295-142-0  日本全有人離島436島を踏査した著者が訪れた無人島についてまとめた本です。 ほとんどが、昔は有人島だったが今は無人島になっている島でした。過疎や産 業の衰え、自然の猛威などにより離島を余儀なくされたなどの歴史がいろいろと あるのを感じました。特に自分も行ったことがある長崎の軍艦島(端島)や日 本TV「進ぬ!電波少年」のロッコツマニアがいた愛媛県の由利島などはおもし ろかったです。ロッコツマニアに遭遇して驚いた著者の様子に笑ってしまいま した。著者は、かなりお年のようですが、そのパワには驚かされます。島に渡 るために漁船をチャーターするのに苦労することろから現地の人との交流が芽 生えてくるのも島へのこだわりがあるからでしょう。紹介している島の全体の 地図などももう少し載せてくれると良かったと思いました。写真も多いのでそ の点は呼んでいても臨場感で感じられました。島好きの人にはたまらない1冊 だと思いました。できれば、2〜3島に絞って詳しくまとめた本があれば更に 良さがでそうな気がします。いろいろな無人島を紹介しようとして、あまりに も詰め込みすぎた感じがして2つ★でした。
  • 再生の朝 ★★☆ [1999.11/10 update]

    乃南アサ著/けい文社/94.3/10/\760/ISBN4-7669-1960-2  深夜の高速道路で夜行バスがバスジャックされるというミステリー作品です。 登場人物(バスのお客さん)それぞれの生い立ちや現在の生活の様子などの性 格描写が細かく描かれています。自分の取った行動が、必ずしも他人からは正 当に評価されていない(自分の思惑通りに解釈されていない)というのが良く 描かれています。究極の状態に置かれた時にその人の隠れた人間性がでるのか もしれません。最後の結末が無難すぎるような気がしましたが、一気に読んで しまうほど引き込まれました。
  • 間違いだらけの健康法 ★☆☆ [1999.11/08 update]

    川口裕清著/現代書林/95.6/16/\1200/ISBN4-87620-789-2  健康器具の発売している著者が独自の「エフティー理論」による健康法を解説 しています。体の冷えが肥満を招くので、冷たいものを飲まないで深呼吸をして 血行を良くして体温をあげると良いとしています。実際に健康器具を使用して病 気が良くなったという体験談が後半に掲載されています。断食しながら運動をす ると良いとか、断食後は普通の食事をしてかまわないとか、朝食を抜いた方が健 康に良いなどの独自の理論を展開しています。ただし、本人は医者ではないので あくまで経験則から導き出した結論のようです。もう少し科学的な裏付けが欲し い気がしました。誤解を招きやすい表現も多いですが、体を冷やさずに呼吸法に より健康を維持するという点には共感できました。健康器具「コンセラン」の宣 伝に近い体験談はどうかと思いましたが・・・ヨガにも興味が出てきました。
  • クレジットカードサバイバル戦争 ★☆☆ [1999.10/28 update]

    岩田昭男著/ダイアモンド社/95.1/20/\1500/ISBN4-478-24076-0  カード業界の現状とこれからの展望について書かれた本です。特に各社の歴史 や特徴がよくわかるところが興味深かったです。私が持っているオリコは2枚目 カードとして生き残る戦略とか・・・ ただし、既に5年近くが経過しているので情報が古くなってきているので、参考 程度に読むのが良いかと思います。
  • 解剖学個人授業 ★☆☆ [1999.10/24 update]

    養老孟司・先生 南伸坊・生徒/新潮社/98.4/30/\1200/ISBN4-10-416002-4  同じシリーズの「免疫学個人授業」がおもしろかったので読んでみましたが、 こちらの方はいまいちでした。「解剖学」とは何か?というのがよく伝わってこ ないのと、生徒役の南さんの各回の導入文があまりおもしろくない点がマイナス 材料でした。本で紹介されていたエピソードとしては、昔は、大腸と小腸の区別 がついていなかったという話や実際に解剖してみた結果、本と違う点については、 文献の方が正しいと思ったという話は興味深かったです。昔の漢方で言う「五臓 六腑」とは、心臓、肝臓、腎臓、肺臓、脾臓と胃、大腸、小腸、胆嚢、膀胱、三 焦のことを表し、三焦とは存在しない臓器であったそうです。
  • 知られざる企業集団 セイコーグループ ★☆☆ [1999.10/21 update]

    小林隆太郎著/日本工業新聞/S62.5/25/\1300/ISBN4-8191-0533-7  セイコーグループ(服部セイコー、精工舎、セイコー電子、セイコーエプソン) を中心としたセイコーグループの企業としての成長の記録をまとめた本です。東 京オリンピックで計測を担当した時の苦労話や時計のクオーツ化等の変化にどの ように対応したのかをまとめた本です。会社の広報に取材しているだけあって、 歴史に関しては詳しいですが、成功話ばかりを集めた宣伝本のようであまりおも しろくありませんでした。時計の開発に関するもっと泥臭い現場の苦労話などが 読みたかったです。当時のライバルの状況や自分たちの中での失敗談などがあま りないので、単なる提灯持ち記事のようになっています。また、時計の開発に関 する部分を読みたかったのに、企業戦略や成長の度合いなどが中心で残念でした。
  • デジタルウオッチ大図鑑 ★★☆ [1999.10/18 update]

    デジタル・ウオッチ愛好会著/グリーンアロー出版社/H9.3/1/\1600/ISBN4-7663-3199-0  デジタル・ウオッチの歴史を写真と共につづった本です。まだ歴史は30年ほど と浅いですが、それなりにコレクターズアイテムがあったりして楽しめました。 特に昔の機種の写真が興味深かったです。ハミルトンのパルサーなどは今でも格 好良くみえました。ハミルトン社が1977年に倒産したのがパルサーが原因だとは 知りませんでした。LED方式からLCD方式への移り変わりや多機能化など様々な出 来事があったのがわかりました。電卓付きやメモリー付きタイプの初期のモデル はその開発の苦労が伝わってきます。今では、いろいろなセンサーを搭載したモ デルも出てきて時代の移り変わりも感じられます。巻末の各メーカーの代表モデ ルの写真がカタログ的な要素があり役にたちます。
  • 松山猛の時計王 ★★★ [1999.10/11 update]

    松山猛著/世界文化社/98.2/20/\1500/ISBN4-418-98201-9  著者の選んだ20世紀の傑作時計20本などはカラー写真がきれいで見応えが ありました。他に、時計今昔物語、時計芸術研究所、時計王国スイスを行くなど の章があります。特にスイスの時計メーカーの時計師たちとの交流についての話 やメーカーの工房見学の話などは興味深かったです。主なメーカーの代表的な作 品を交えた話など資料的な価値もある本だと思いました。カラー写真を多様して いて、見ていて楽しい本です。
  • 時計の針はなぜ右回りなのか ★★☆ [1999.10/9 update]

    織田一朗著/草思社/94.10/25/\1500/ISBN4-7942-0578-3  時計と時間の謎解き読本というサブタイトルのある本です。著者がセイコーの 社員なので資料として用いられる写真や例がセイコー製品に偏っていますが雑学 的に読むには良い本です。もう少し機械式時計の話題についても触れて欲しかっ たです。項目としては、週の始まりは日曜日か?月曜日か?、文字盤はなぜ0か ら始まらないのか?、時計はなぜ12進法と60進法を用いているのか?などで す。
  • アジアのディープな歩き方(下) ★★☆ [1999.10/4 update]

    堀田あきお著/旅行人/99.7/24/\1400/ISBN4-647702-21-4  上巻の続きです。本当は、中国、インド、ネパールなどもまわる予定だったそ うですので続編に期待したいところです。
  • アジアのディープな歩き方(上) ★★☆ [1999.10/3 update]

    堀田あきお著/旅行人/99.7/24/\1500/ISBN4-647702-20-6 東南アジア(タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、ラオス)を旅行する 若者を主人公にしたマンガの本です。雑誌に連載されていたものを本にまとまた もののようです。連載時には、下川裕治さんがアドバイスしていたようで、貧乏 旅行者や日本人安宿などについてよく描かれていると思います。非常に軽く読め るので、おすすめの本です。タイについてすぐに昏睡強盗におそわれ無一文にな ってから日本から送金してもらって旅を続けていくというありそうな話で始まり ます。日本人宿の常連や現地で出会う人々にもリアリティーがあります。実際に 現地取材も行ってマンガ化しているそうですが、著者が43才というのには驚き ます。(もっと若いマンガ家かと思っていました。)
  • 最後の宦官 小徳張 ★★☆ [1999.10/1 update]

    チャン・チュウン・チェン著、岩井茂樹訳/朝日新聞社/91.9/25/\1250/ISBN4-02-259534-5  清朝の末期に宦官として宮中に使えた小徳張の半生記をお孫さんが祖父から伝え 聞いた話をまとめた本です。大総官にまで出世したため、普通の人では知ることの できないようなことまで書いてあります。ただし、伝え聞きを本にしたため間違っ た部分や信憑性の薄い話もあったようですが、訳者がその部分には注釈を加えてい ますので理解しやすくなっています。小説「蒼穹の昴」に出てきた李春雲は、この 小徳張がモデルのような気がします。また、有名な西太后や李蓮英やユアン・シー カイなども実在の人物として登場します。写真も何枚か掲載されているので現実感 が出ます。清朝末期の様子をわかりやすく書いた歴史書でもあると思いました。
  • 免疫学個人授業 ★★☆ [1999.9/26 update]

    多田富雄・先生 南伸坊・生徒/新潮社/97.11/25/\1200/ISBN4-10-416102-0  雑誌「SINRA」に95年〜掲載されたものです。全15回に渡り免疫学の個人授業を 多田先生から受けて、それを生徒役の南伸坊さんがノートにまとめ、最後に先生の コメントがつくという形式ですすめられています。先生が直接書いていないので、 読みやすい分、内容が本当に正しいのか不安になるのと、簡単に訳されすぎてい ないかと思う点が少し不満でした。 アレルギーを起こすIgE(免疫グロブリンE)が1966年にコロラド州デンバーの 小児ぜんそく研究所石坂研究室で発見されてから、まだ30年ちょっとしか経過し ていないわけですからアレルギーの研究はこれからなのかもしれないと思いまし た。 風邪をひいたときの免疫のしくみが簡単に記載されていましたので紹介します。 1.ウイスルが体内に入り、レセプターを持っている細胞にくっつく(ウイルスが増える)  インターフェロン(ウイルスの増殖を止める物質)が、その細胞で作られる (インターフェロンに粘膜の細胞が反応してのどが痛くなったりする) 2.NK細胞が感染された細胞を殺して排除する マクロファージ(細胞)が感染したり障害した細胞を食べて排除する 3.インターロイキン1が脳の視床下部の発熱中枢を刺激して熱が出る  インターロイキン1がT細胞を刺激し、増やす(2〜3日かかる)  T細胞の中にウイルスと反応するものがあるとインターロイキンやサイトカイン  を作り出す (サイトカインやヒスタミン等の刺激伝達物質が働くとクシャミや鼻水が出る) 4.サイトカインはキラーT細胞に指令を出す  キラーT細胞がウイルスに感染した細胞を殺していく 5.インターロイキンがB細胞に指令を出す(ウイルスを中和する抗体を合成する)  初めは効果の弱いIgMで、次に効果の確実なIgGになる(1週間ほどかかる)
  • 幕末動乱・最後の将軍 徳川慶喜 ★★☆ [1999.9/25 update]

    神江里見・絵 五島慎太郎・作/世界文化社/97.12/15/\900/ISBN4-418-97532-2  徳川幕末の最後の将軍となった徳川慶喜を描いたマンガです。1冊で描ききるに は、ページ不足のようで有名な事件が数ページで終わってしまうほどの駆け足な展 開です。マンガなので2〜3時間もあれば、楽に読めますので急いで幕末の現状を 知るには良い本かもしれません。ただし、内容的にちょっともの足りなさを感じる かもしれませんが。
  • 鉄道員 ★★★ [1999.9/23 update]

    浅田次郎著/集英社/97.4/30/\1500/ISBN4-08-774262-8 人生の悲哀についての話が多い短編集です。「鉄道員」は高倉健の主演で映画化 されたので有名かと思います。原作は長編かと思っていたので40ページほどの短編 だったので、どのように映画化されたのかが気になりました。 8編の短編は、無き肉親の亡霊等が出てくるのが、共通しているようです。
  • メキシコホテル ★★☆ [1999.9/20 update]

    大倉直著/旅行人/96.10/21/\1700/ISBN4-947702-06-0  メキシコシティーの日本向け安宿「ペンション・アミーゴ」の管理人を1年間行 った時に知り合った人々との出会いをまとめた本です。プロレスラーの卵から前科 者まで、いろいろな人がいて、人それぞれにいろいろな人生があることを感じさせ てくれます。素直に馬が合いそうにないとか人物の観察をしているところがおもし ろいです。ドミトリーならではの交流があるのではないかと思い、楽しそうに感じ ます。モノクロの写真もきれいです。こちらは、稲垣徳文さんという写真家の作品 です。「何かをやりたいとと思っている人は、その何かを捜してずっと生きていく ことになる」という言葉が印象的でした。
  • 珍妃の井戸 ★★☆ [1999.9/17 update]

    浅田次郎著/講談社/97.12/10/\1800/ISBN4-06-208933-5  「蒼穹の昴」の少し後が舞台となる作品です。光緒皇帝の珍妃が何者かに殺され たとし、その犯人を英・日・独・露の4人の貴族が事件の解明を行うというもので す。ニューヨークタイムズ特派員トーマス・E・バートン氏、元養心殿出仕御前太 監の蘭琴氏、直隷総督のユアン・シイカイ氏、光緒皇帝側室 きん妃殿下、永和宮 首領太監の劉蓮焦氏、愛親覚羅プーシー氏、光緒皇帝の証言を順に載せています。 全て独白のような形式を取っているので、調査している4人の推理を聞くこともな く謎解きには物足りない気もしますが、最後の結末は悲しいものがあります。
  • 蒼穹の昴・下 ★★★ [1999.9/14 update]

    浅田次郎著/講談社/96.4/18/\1800/ISBN4-06-208039-7  後半は、2人ともに若くして出世したが、西太后派と皇帝派と分かれたことに より運命が分かれていく様子が描かれています。特に後半の登場人物のそれぞれの 人生がどのようになっていくのかが興味深いです。天命はあるものの、それを変え るべく力が人間にあるとも思いたいものです。その後の清朝の最後から中華人民共 和国の建国までの歴史を勉強したくなる思いでした。
  • 蒼穹の昴・上 ★★☆ [1999.9/10 update]

    浅田次郎著/講談社/96.4/18/\1800/ISBN4-06-207497-4 落日の清朝を舞台に科挙進士を目指す金持ちの息子(梁文秀)と宦官になって 出世を目指す貧農の子(李春雲)の子供時代から青年期までの生い立ちを中心に 描いています。たかだか100年ほど前の中国に宦官などというものが存在していた なんて驚きです。漢字や難しい言い回しが多いので読みにくい部分もありますが ストーリー的にはおもしろいです。
  • フツーのツアーの愉しみ方 ★★☆ [1999.8/27 update]

    奥山繁幸著/文芸社/98.7/25/\1200/ISBN4-88737-116-0 海外旅行に5回しか行ったことのない著者が、添乗員付きの普通のツアーに参 加した時の旅行記です。海外旅行のベテランがいろいろなおもしろい体験談をま とめた本は多く出ていますが、ツアーの旅行記は珍しいと思います。内容は、ロ シア・ポーランド編、中国(上海、西安、北京)編、インド(デリー、アグラ、 バナーラス)編の3本ですが、行き先もバラエティーにとんでいると思います。 現地ガイド付きのツアーなので、それほどすごいトラブルというものはないです が、それなりに海外の洗礼を受けているところなどが伺えます。ツアーでも楽し いことがたくさんあることがわかります。このような旅行記もたまにはあっても 良いのではないかと思いました。
  • 節約生活のススメ ★★☆ [1999.8/24 update]

    山崎えり子著/飛鳥新社/98.10/12/\1400/ISBN4-87031-344-8  ベストセラーになった本ですが、市立図書館にリクエストをしてから半年後に やっと順番が回ってきました。内容は、どのように節約するかを具体的に書いて いる本です。シンプルな生活を心がけるという点については賛成です。人によっ てできることとできないことがあるので、自分にあった節約をすれば良いのだと 思います。実際に、2000万円の35年の住宅ローンを7年で返せそうだというのには 驚きです。特に「酢」の効用について力説していました。
  • 免疫力 ★★☆ [1999.8/23 update]

    野本亀久雄著/ダイヤモンド社/98.11/12/\1500/ISBN4-478-86026-2  インフルエンザやエイズ、ガンにかかった時に免疫の働きについてわかりやす く紹介しています。 腸管内に全く住まない無菌マウスを使って腸内細菌と生体防御の関係を調べる実験 を行った結果が載っていました。 ・無菌マウスは普通のマウスと比較して寿命が30-50%も延びた。 ・身長が30%延びた。 ・リウマチや膠原病などの自己免疫病が出ない。 ・T細胞やB細胞などの免疫細胞の老化が遅れる。 <理由> ●悪玉菌が増殖した時にマクロファージなどの生体防御系の細胞によって退治される  時に大きなストレスとなるが、その影響がない。 ●加齢による免疫力の低下が少ない。 身体ストレスを最小限にとどめることが若さや寿命にとってプラスに働くようです。 抗生物質による生体防御力が低下して日和見感染症にかかる危険性についても警告 していました。 本の中では、腸内の悪玉菌の働きを抑えるには「免疫ミルク」が有効であると紹介 していました。人間に最も感染しやすい26種類の病原性細菌のワクチンを雌牛に 連続投与して、免疫力の高まった雌牛の乳から脱脂して粉末状にするそうです。 これが、アレルギーにも効くとの結果が臨床試験で出ているそうです。 免疫ミルクに含まれる免疫グロブリンG(IgG)がアレルゲンの腸管からの侵入を 阻止し、あるいは粘膜周辺でE抗体とアレルゲンの結合を阻止するそうです。 アレルギーの改善率70.5% 調査人数346人、平均年齢58.7才、試飲月数24.1ヶ月 免疫ミルクホームページ http://www.health.co.jp/~pia/
  • インド旅の本 ★★☆ [1999.8/20 update]

    山田和著/平凡社/97.12/27/\1524/ISBN4-582-63333-1  10数回もインドを訪れているインド好きの著者の14日間に渡る車での旅行 記です。初心者にもわかりやすいようにインドの文化を紹介しています。写真家 でもあるので、使用されている写真もカラーが多くてきれいです。貧乏旅行には こだわらない姿勢に好感がもてます。特にマハラジャが住んでいたお城の一部を ホテルに解放している部屋では、その豪華さには驚かされます。ムンバイの本屋 ではタージ・マハル・インターコンチネンタル・ホテル内の「Nalanda Book & Record Shop」が有名だそうです。
  • 死の蔵書 ★★☆ [1999.8/16 update]

    ジョン・ダニング著(宮脇孝雄訳)/早川書房/96.2/29/\720/ISBN4-15-170401-9  週刊文春の1996年のベスト・ミステリ(翻訳部門)第1位に輝いた本です。ア メリカでもネロ・ウルフ賞を受賞しているそうです。内容は、古本掘り出し屋が 何者かに殺されたことから起こる稀少本取引にからむ殺人事件のミステリです。 主人公の刑事が本に詳しいという設定なので、いたることろで稀少本の説明が出 てきます。本が好きな人にとっては、ミステリ以外にも楽しい本かもしれません。 文庫本で約550ページある大作なので一気に読まないと登場人物が覚え切れません。 前半はあまりパッとしない展開ですが、中盤からおもしろくなってきます。 いつも図書館で借りて本を読んでいますが、初版本を集めるというのもおもしろ い趣味かなあと思わせられました。
  • アジアASIA亜細亜2 ★★★ [1999.7/29 update]

    日比野宏著/新評論/91.6/7/\1600/ISBN4-7948-0096-7  ネパール、インド、スリランカ、ビルマ、タイ、マレーシア、シンバポール、 インドネシア、フィリピンに旅行した時の話を集めてあります。特に現地の人と の交流やふれあいが多くておもしろいです。いかさまポーカーゲームでだまされ たり、しつこくたかられたりしたことなども正直に書いてあり好感がもてます。 特にいろいろな女の人と知り合いになっているのはすごいです。現地の人と交流 できるというのは、言葉を越えた何かがあるのでしょうか。1年3ヶ月後に帰国 した東京の印象を書いている部分も興味深かったです。
  • 添乗員奮戦記 ★★★ [1999.7/27 update]

    岡崎大五著/旅行人/99.1/20/\1500/ISBN4-947702-17-6 添乗員騒動記の続編です。前作もかなりおもしろかったですが、今回も強烈な キャラクターのお客さんが登場して楽しませてくれます。前作はモロッコ、ブー タン、ニューヨークなどでしたが、今回はマリ、タイ、カリブ、カナダ、インド、 イタリア編です。添乗員さんも大変だなあとつくづく思いました。最近は、老夫 婦でツアーに参加する人が増えているので、体力面などに特に気をつける必要が あるかと思います。それにしてもツアーとなると添乗員を召使いのようにこき使 う人がいるのには驚かされます。おすすめの一冊です。
  • アジアASIA亜細亜 無限回廊 ★★★ [1999.7/23 update]

    日比野宏著/新評論/  韓国、台湾、中国、香港、フィリピン、ベトナム等を旅行したときの手記です。 現地で知り合った人たちと行動を共にしたりするところが、おもしろいです。日 本との物価や生活レベルの違いからも、その国の文化や人を知ることができるよ うな気がします。韓国で知り合った女性や香港の九龍城に住んでいた夫婦、フィ リピンのベトナム難民キャンプの人々など・・・その後の様子も気になります。 「アジアASIA亜細亜2」も合わせて読むと良いかと思います。
  • 新判 快!潔!アジアひとり旅 ★★☆ [1999.7/21 update]

    日比野宏著/新評論/97.10/5/\1600/ISBN4-7948-0371-0  旅の準備から始まって、公共機関の利用法や両替やホテル探しなど、旅の役に たつ情報を紹介している本です。一般的なノウハウだけではなくて、著者が実際 に体験した情報を元に具体的に紹介している点が単なるハウツー本と違っておも しろいです。特に「イカサマ野郎とおやしい女」「旅特有の異常心理」などの章 がおもしろかったです。多少のうさんくささも平気で顔を突っ込んでみる姿勢は すごいです。
  • 天下太平洋物語 ★★★ [1999.7/19 update]

    おがわかずよし著/旅行人/97.6/1/\1600/ISBN4-947702-09-5  トンガ、西サモア、ツバル、キリバス、チューク、ヴァヌアツ、マーシャル諸 島、クック諸島、パプアニューギニア等を訪れた時の旅行記です。島の人々との 交流がうまく描かれています。太平洋と言っても広いので、島によって文化が異 なるのがおもしろかったです。島ならではの問題点もあるようですが、アクセク しないでのんびりと暮らしている様子はうらやましくうつります。南の島が大好 きなので、あこがれてしまいました。これらの島に行ってみたい人は必読の本で す。
  • アジアの居場所 ★★☆ [1999.7/15 update]

    下川裕治著/主婦の友社/H10.4/20/\1400/ISBN4-07-222427-8  アジアでのいろいろな場面(夕暮れ、匂い、夕食の風景など)を40〜50代 の男たちの視線で切り取ったエッセーです。直接、旅とは関係ない部分もありま したが、中年男性と旅との関わりで書かれた手法が興味深かったです。ただし、 話の内容や登場人物がとんだりしてまとまりに欠ける部分もあるように思いまし た。
  • アジア・ロード ★★☆ [1999.7/14 update]

    小林紀晴著/講談社/97.7/20/\1800/ISBN4-06-208761-8  バンコク、チェンマイ、ヴィエンチャン、ルアンプラバン、ホーチミン、ハノ イ、カトマンズ、ポカラ、アモイ、上海、台北、沖縄を訪ねたときの様子を綴っ た旅のエッセーです。写真が1/3ほどあって見応えがあります。珍しくカラー 写真もありました。文章は、自分の旅に酔っているような書き方にだんだん飽き てきました。写真を見るだけでもお得です。
  • 各駅停車で行こう ★★★ [1999.7/13 update]

    蔵前仁一著/旅行人/98.12/20/\1400/ISBN4-947702-16-8  西日本新聞に連載していた旅のエッセーを中心にまとめた本です。新聞のコラ ムだけあって、1つの話の長さが適度な短さなので読みやすいです。特に著者の イラストと文章がマッチしていて楽しいです。旅先でいろいろな経験をしている ことをさりげなく綴った非常に読みやすいエッセーだと思います。
  • バックパッカー・パラダイス2 ★★☆ [1999.7/12 update]

    さいとう夫妻著/旅行人/98.8/1/\1200/ISBN4-947702-14-1  バックパッカー・パラダイスの続編で「楽園の暇」編です。といっても楽園の 話はあまり出てこないようですが・・・。主に前回の世界一周の旅の外伝的なマ ンガが多いです。特にグアテマラの日本食レストラン「禅」での話が中心です。 全作に比べて、短編マンガが少ないので読みやすくなりました。他にも、子供が 生まれた後の旅行記(シンガポール、タイ・マレーシア)も興味深かったです。 また、昔の旅行で出会った人を再び訪ねていった時の話や小笠原で違法キャンプ した時の話などが読めます。今回は、全てがマンガではなくて文章もあります。
  • 世界一周ビンボー旅行ふたたび ★★☆ [1999.7/11 update]

    文:下川裕治、写真:桃井和馬/講談社/98.4/10/\1600/ISBN4-06-209060-0  1988年に、まだ駆け出しのライターとカメラマンの頃に下川さんと桃井さんの 2人で世界一周した旅を再現してみるという企画です。今回は、NHK-BSのTV番組 の取材と言うこともあって、スタッフを含めて6人での旅なので、それほど悲壮 感も貧乏くさい話もないですが、昔を振り替えりつつ変わっていく様子を良くと らえていると思います。もう少し写真が多いと良いのにと思いました。旅行のコ ースは、大阪−上海−北京−ウランバートル−モスクワ−ベルリン−アムステル ダム−ニューヨーク−ロスアンジェルス−東京というコースでした。
  • 雑誌のウラ側全て見せます! ★★☆ [1999.7/5 update]

    別冊宝島423/宝島社/99.1/16/\933/雑誌65990-12  どのように雑誌が作られているかを紹介した本です。雑誌制作の裏側としてパズ ル誌、マンガ、テレビ誌、パチンコ誌、ナンパ誌、時刻表などなど15の職場の様 子を紹介しています。一部、強調された部分もあるかとは思いますが、それぞれの 世界の色があっておもしろかったです。実際の雑誌のページがいくらでできている かを鑑定するコーナーや理想の雑誌を作ってみようという試みもおもしろかったで す。実際に記事を書いているのがアンカーマンであったり編集プロダクションであ ったりするので複雑な世界でもあるようです。
  • マレーシア 長期滞在者のための現地情報 ★★☆ [1999.6/29 update]

    秋山秀一著/三修社/98.12/26/\1900/ISBN4-384-02443-6    長期滞在者のための現地情報とあるように、マレーシアに実際に住んでいる人へ のインタビューなども収録した現地情報のガイドブックのような本です。最近、改 訂されたので、ヤオハンの撤退についても触れられています。転勤でマレーシアに 赴任する人には参考になるかと思います。ペナン島に旅行するにあたって、マレー シアの文化を知っておこうと思い、読んでみました。クアラルンプールについての 記述が中心ですが、現地の雰囲気を掴むのには良い本でした。
  • 小心者の海外一人旅 ★★☆ [1999.6/25 update]

    越智幸生著/PHP文庫/97.7/15/\467/ISBN4-569-57039-9 とある理由で会社を辞めた32才で独身の自称「小心者」の著者がヨーロッパを 1ヶ月ほど放浪した時の記録です。英語があまり得意でないので、相手と意志の疎 通ができずに苦労しり、新しい街では必ず迷子になってアチコチさまよい歩いたり したことが正直に書かれています。特になかなか安いホテルが見つからずに苦労し ている様子がよく伝わってきます。1人旅に出るのを迷っている人は、この本を読 んで自信をつけることができるかもしれません。変わった雰囲気の旅行記なので おすすめの本です。特にうまへた絵的なイラストが良い味を出しています。
  • 格安世界一周お二人様ご一行 ★★☆ [1999.6/11 update]

    著/講談社/98.3/2/\1600/ISBN4-06-269003-9  夫婦2人で93.2/6〜93.12/9まで世界一周した時の旅の記録です。「格安」とタイ トルにありますが、総支出は400万円ほどだったので、貧乏旅行を目指している わけではないと思います。毎日の詳細な支出表がついているので、国による物価の 推移やその日に何をしていたか(何を食べていたか)などもわかり、良い資料とな るかと思います。1日ごとの日記の量もちょうどよい長さなので読みやすいです。 アジアやアフリカでの様子は人間性が出ていておもしろいのですが、ヨーロッパな どの文化圏に入ると趣味である音楽と映画の話が多くなり、興味のない人には退屈 になってきます。でも好きな映画やコンサートを旅しながら楽しんで行くというの はうらやましいと思います。目的もなくぶらぶら長期旅行に出かけている人には目 的がある旅はうらやましく移るかもしれません。 最後に総決算の資料によると、交通費が150万円、宿代が60万円、飲食代が80 万円だったそうです。趣味である、映画、コンサート、CDや本の購入にも30万 円も費やしていて、ある意味、贅沢な旅でもあったと思います。トルコで購入した 15万円の絨毯もすごいですね・・・
  • 東南アジア四次元日記 ★☆☆ [1999.6/11 update]

    宮田珠己著/旅行人/97.7/1/\1300/ISBN4-947702-10-9 10年間勤めた会社を辞めて東南アジア(ベトナム、ラオス、カンボジア、ミ ャンマー、タイ、マレーシア、シンガポール)を旅行した時の旅行記です。なる べく陸路で国境を越えることを目標にしていたようです。この本が普通の旅行記 と異なるのは、お寺や変わった史跡を好んで訪れている点です。おもしろいセメ ント像や盆景、築山などたくさんの写真入りで訪れた場所を紹介しています。VOW 的なシュールな世界が好きな人にはたまらない本です。ただし、文章がところど ころで、おやじギャグ的なつまらない表現が多いのが残念でした。変わった旅行 記としておもしろい1冊だと思います。
  • 贅沢だけど貧乏 ★★☆ [1999.6/4 update]

    沢木耕太郎著/文芸春秋/99.2/25/\1524/ISBN4-16-354820-3  沢木さんが過去に10人と旅に関する対談をしたものを集めた本です。井上陽 水、高倉健、群ようこなど多彩な顔ぶれです。それぞれ、旅に関して語られるレ ベルが異なりますが、インタビュー者の沢木さんも結構しゃべっているようなの で、ファンの人には必見でしょう。更に、この本にまとめるにおいて、当時発表 した掲載紙ではカットされた部分も復元されているようですので、長くなってい るところもあるようです。
  • 世界の果てまで行きたいぜ! ★★★ [1999.6/2 update]

    旅行人編集室著/講談社/98.9/25/\1500/ISBN4-947702-15-X  旅行人傑作選1と題して「遊星通信」というミニコミ誌から始まった旅行誌の 10年分の総決算です。ダイジェストだけあって内容が濃くて読み応えがありま す。特に読者投稿のみじめ自慢やひどいめ自慢などはおもしろかったです。多少、 うちわネタもありましたが、「旅行人」の歴史を知るうえでも楽しいかと思いま す。自分も昔、無線仲間のサークル誌を発行していたので、発送作業の大変さな どもうなずける部分があり、懐かしく思いました。「旅行人」の雑誌自体も読ん でみたくなってきました。
  • 旅人たちのピーコート ★★☆ [1999.5/20 update]

    蔵前仁一著/講談社/98.7/15/\1600/ISBN4-06-207790-6  アメリカ編、中国編、アジア・太平洋編、インド編、ヨーロッパ編、イエメン 編に分けて、それぞれの地域でのエッセーをまとめた本です。旅行に出かけた日 づけがバラバラですが、地域ごとにまとめてあるので読みやすいです。特に初め て旅行したアメリカ編と珍しい地域のイエメン編がおもしろかったです。タヒチ などの南の島にも出かけているのが意外でもありました。
  • バックパッカー・パラダイス ★★☆ [1999.5/20 update]

    さいとう夫妻著/旅行人/95.7/15/\1700/ISBN4-7736-1908-2  91.3/18-93.9/12まで2年半で世界一周した夫妻のまんがによる記録です。緻 密にかかれたマンガは読み応えがあります。文章で読むのと違ってビジュアル に伝わってくるのがおもしろいです。ただし、短編的な作品が多いので、もう 少し長いページで1つの話題を読んでみたい気がしました。イラストや写真な ど手に職があるといいなあと思えました。ちなみに2人での総費用は500万円 だったそうです。続編があるそうなので、ぜひ読んでみたいです。
  • 死体に歯あり ★★☆ [1999.5/19 update]

    鈴木和男著/徳間書店/92.11/30/\1400/ISBN4-19-555023-8  法歯学の権威である著者が、歯による人物鑑定について述べた本です。実際に 昭和60年の日航機墜落事故での身元確認に4ヶ月ほどボランティアで携わった 時のことが書かれています。その様子からも事故のすさまじさが伝わってきます。 他のいろいろな犯罪捜査にも協力している事件を具体的に紹介していますが、大 変な職業だと思います。人生訓話的な話も入っていますが、簡単な男女の判別法 なども書かれていて興味深かったです。
  • 背徳のビジネス・マニュアル ★☆☆ [1999.5/13 update]

    関口雄司著/飛鳥新社/99.3/21/\1200/ISBN4-87031-359-6  「大不況時代を生き残る仮面サラリーマンという生き方」というサブタイトル がついています。内容は、このリストラ時代にいかに効率よく会社で過ごすかと いうノウハウ本?です。結論は、70%の力で過ごす、100人中50〜30番を目指す、 キレやすい姿を演出する、私生活は公開しない、マスコミに知り合いを作る、仕 事のノウハウは他人に教えない・・・というようなものです。著者は、20年間勤 めた会社を早期退職制度を利用して辞めてからこの本を書いたようです。 まあ、事務系の人はともかく技術系の人が読んでもピンとこない内容です。この 著者の実体験をまとめた「事務系サラリーマンの会社の棄て方教えます」の方が おもしろそうです。
  • チャリンコ族は丘を越える ★★☆ [1999.5/10 update]

    熊沢正子著/山と渓谷社/96.1/5/\1300/ISBN4-635-28033-0  旅仲間のヒデさんと2人で、台湾半周、イギリス横断、北フランスからスペ イン、ポルトガル、南フランス、コルシカ島、イタリア、韓国縦断と14ヶ月 かけて自転車で旅した記録です。35才の女性チャリダーということで、そのパ ワーに圧倒されます。相棒のヒデさんと2人旅なので喧嘩したりと、走行ペー スを合わせるのが大変だったりと苦労が伺われます。自転車のスピードだから こそ味わえる旅の良さを感じました。写真などが掲載されていれば臨場感が出 てよかったのになあと思いました。
  • 香港的電飾 ★★☆ [1999.4/28 update]

    2代目・一条さゆり著/筑摩書房/97.3/20/\1545/ISBN4-480-81803-0  香港映画に、はまっている著者が香港映画とのかかわりを書いているエッセ ーです。何度も香港に通っているので街中での詳しい描写もあります。特に香 港の俳優さんについては詳しく書いてあります。香港の有名プロデューサーと も親しくなって香港映画にも出演したことがあるところがすごいです。本職は ストリッパーですが、色恋沙汰の話題は少ないです。
  • インドは今日も雨だった ★★★ [1999.4/23 update]

    蔵前仁一著/世界文化社/96.5/1/\1530/ISBN4-418-97511-X  相変わらず蔵前さんの旅行本は、おもしろいです。今回は、特にカラーイラ ストが充実していて臨場感がよく出ています。旅行記の内容は、チベット地区 の取材が目的だったのに中国のチベット地区に入れなくなったので、インドの 北部からチベットに近づいていくというのが目的でした。結局、インド側から もチベットに入ることができずに、北インドのヒマーチャル・プラデシュ州の 滞在が中心となります。他に、カトマンズでスケッチ、サダルに降る雨などの 章構成となっています。
  • 旅の王様 ★☆☆ [1999.4/14 update]

    四方田犬彦著/マガジンハウス/99.2/18/\1600/ISBN4-8387-1111-5 雑誌「鳩よ!」に連載された「旅のアマチュア」というエッセーをまとめた ものです。自分が遭遇した旅先でのトラブルなどは興味深かったですが、大学 教授ということもあり、文章が固かったので途中で眠くなりました。でも、落 ち着いた味わいの本です。
  • 音の犯罪捜査官 ★★★ [1999.4/12 update]

    鈴木松美著/徳間書店/94.7/31/\1500/ISBN4-19-860136-4  たびたびテレビでも登場しているので顔を知っているレベルでしたが、いろ いろな事件の解決に音の面から貢献している部分が興味深かったです。具体的 にフィリピンのアキノ氏暗殺事件や大韓航空機撃墜事件やグリコ・森永事件、 様々な誘拐事件などの声や音の分析について記載されています。一部、自分が 音にかかわるようになったいきさつなどの自伝的な記述もあるが、事件のかか わりの部分のみがおもしろかったです。
  • 「進ぬ!電波少年」物語 ★☆☆ [1999.4/4 update]

    テレビ探偵団編/コアラブックス/98.10/5/\952/ISBN4-87693-440-1  テレビ番組「進ぬ!電波少年」の裏話を書いた本ですが、著者が不明なのと 情報ソースがはっきりしていないので憶測で書いている部分も多くてあまりお もしろくなかったです。テレビ番組の人気に便乗した本のようです。特に誤字 脱字が何カ所かあるのはいただけません。それとイラストが似ているようで似 ていないのがいまいちです。
  • 俺は死刑囚だ!! ★★★ [1999.4/2 update]

    中島忠弘著/ビッグマン/H2.2/26/\1200/ISBN4-89405-019-6  フィリピンのモンテンルパ最重要犯日本人死刑囚の著者が塀の中でつづった 本です。フィリピンの政変時のドサクサに紛れて死刑囚にされてしまったよう な感じですが、当時の混乱の様子がよく描かれています。アキノ派でなかった ために虐待されたという気もしますが、下手をしたら殺されていたところだと 思うので刑務所に入っていて正解だったような気もしています。それにしても 周りの対応の様子をみていると、もし自分が同じような立場に置かれたらと思 うと怖くなります。現在はどうなっているのか、続編が気になるところです。
  • 繁栄TOKYO裏通り ★★☆ [1999.3/26 update]

    久保恵著/文芸春秋/\1714/ISBN4-16-352870-9  筆者がいろいろな現場をルポしたものです。特にタクシー運転手、中高年向け パソコン教室、東京ディズニーランドの裏側などがおもしろかったです。その中 に「成人型重症アトピー診療所見学−横浜」というルポがありました。 内容は、土佐清水病院の丹波博士の横浜での出張診療の様子をルポしたもので12 ページほどの短い文章です。この日のために100人以上の予約患者が訪れたそうで す。渡された軟膏に薄めたステロイドが入っていることで、もめていた女性患者の 話などにも触れてありました。 土佐清水病院の診療内容についてどうこうというよりは、出張診療の会場の様子 (雰囲気)を知るうえでの参考になるのではと思いました。
  • レセプトを見れば医療がわかる ★★★ [1999.3/19 update]

    勝村久司編著/メディアワークス 1986.11/25 \1800/ISBN4-07-300073-X レセプトを公開するように厚生省と何度も交渉して実現にこぎつけた話とレセプトを 請求する際の方法及び見方の解説などのQ&A、実際に請求した人の体験談などが書か れた本です。 レセプトとは、カルテをもとに毎月作成する医療費の明細書で医療行為の情報(検査 内容や薬の情報も含む)と医療費(診療報酬の点数)が記載されています。サラリー マンの方は、自分の入っている健保組合に、国民健康保険の方は各市町村の国民健康 保険課で請求できます。手数料は無料で、公開拒否されることはほとんどありません。 (コピー代は必要です) 検査や治療についてよく説明してくれない医者やむかし通院していた病院でもらって いた薬の名前が知りたいとき、医療費が高いと感じたときなどに有効です。(5年前 までのレセプトしか請求できませんが・・・) 主治医に満足していても1年に1回、自分のレセプトを請求して、ファイルをしてお くと自分の健康管理に役立つのではないでしょうか? 今、問題の検査付け、薬漬け医療や水増し請求の実体もわかるかもしれません。レセ プトの審査機関はあるのですが、全てがきちんと機能しているわけではなくてチェッ ク漏れもあるようです。 また、水増し請求ではないにしてもケアレスミスによる多めの請求が患者にあった場 合にも、1万円以上の差額でないと審査機関から本人に連絡はきません。間違った額 を請求していたことがわかったても病院側が進んで返金をすることはないでしょう。 レセプトの請求をしてみないと取られ過ぎに気がつかないのです。結構、これで損を している場合もあるような気がします。
  • はみ出し銀行マンの悪徳日記 ★★☆ [1999.3/17 update]

    横田濱夫著/角川書店 1998.7/  もと銀行マンの著者が勤務していた時の銀行の裏話や住専、不良債権問題について 銀行の責任を追求した本です。ただし、文章が口語体の部分もあり、多少乱暴な言葉 使いのところが気になります。支店内の出来事をおもしろおかしく書いているところ は笑えます。本当にそんな上司がいるのかと疑いたくなる実体が書かれていますが、 多少誇張している部分もあるのでしょうか? マンガの世界のような上司にオベンチ ャラを使う人がいまどきいるのだろうか? それにしても雪かき事件や女子寮侵入事件、化け猫事件など笑える話が多くてすごい です。
  • ゴーゴー・インド ★★★ [1999.3/14 update]

    蔵前仁一著/凱風社 1986.11/25 \1300/0026-860331-1136  蔵前さんの本は何冊か読んでいますが、自分で書いたイラストも楽しくておもし ろい本が多いです。今回は1年ほどインドを旅行した時に感じたカルチャーショッ ク(インド病)をもとに書かれています。たどったコースごとの旅行記ではなくて インドで遭遇した様々な出来事を切り取って書いた旅エッセーのような構成です。 トイレで働く人の話やイミグレでのワイロ、電車内での盗難、ぼられた話、牛、ガ ンジャなどなどいろいろな項目にわたっていておもしろいです。 インドに興味のある人には特にお勧めの本です。
  • 写真でわかる謎への旅 イースター島 ★★☆ [1999.3/13 update]

    柳谷き一郎著/日本テレビ 1998.8/15 \1800/ISBN4-7952-1818-8  この本を読むとイースター島への行き方からモアイの謎までが良くわかります。 特に写真が多くて、とてもきれいなので写真集としての価値もあるかと思います。 意外と自分が知らなかったこともあり、謎が解けたような気にもなりました。特に 18世紀まで作られていたので、それほど古い遺跡ではないというのがまず驚きでし た。写真などでは、トンガリキの15体のモアイが有名ですが、18世紀のモアイ倒 し戦争によりほとんどのモアイが未だに倒れたままであるというのも知りませんで した。ラノララクの山中には切り出し前の作りかけのモアイが未だに数百体もその まま放置されているそうです。10mのモアイを作るのに30人で1年以上はかか ったそうです。モアイ以外にも火山湖ラノカウの眺めのすばらしさなど自然の雄大 さもうりのようです。ここには、NASAがスペースシャトル用の臨時飛行場として19 89年に1500万ドルをかかて作った3300mの滑走路があり、チリやタヒチからもジェッ ト旅客機の定期便があります。一度、訪れてみたい島です。
  • オンジン ★★☆ [1999.3/13 update]

    室井滋著/日本テレビ 1998.12/31 \1143/ISBN4-8205-9710-9  日本テレビ「雷波少年」の番組で「アジアの歌姫」と題して、自分のカセットテ ープを1000本売るまで日本に帰れないと言う企画について書かれたエッセーです。 室井さんのキャラクターがおもしろいのでたまにTVを見ていましたが、この本で もその独特の良さが現れています。写真が多いので臨場感もよく出ています。朋友 日記のように日記形式ではなくて、それぞれの国での一部分を切り取ったエッセー になっています。たとえば、タイの首長族の村でむかしTV番組で訪れた娘さんに 会いに行く話やモンゴルの平原で遊牧民にお世話になったときの話などです。この 本は、モンゴルでの体験から「恩人」としてつけられたのだと思います。アジアの 歌姫の第2弾エッセーが出たと聞いたので、また読んでみたいです。
  • 私は悪い公務員 ★☆☆ [1999.3/12 update]

    金井次郎著/データハウス 1993.9/15 \1000/ISBN4-88718-165-5  地方公務員の筆者が公務員は、どんなに気楽な職業かを書いている本です。いか にうまくさぼる方法とか、いかに仕事をしない方法とかの実体を告白しています。 思わず「税金ドロボー」と叫んでしまいます。少し前の話なので、今は改善されて いると信じたいですが、妙に納得できてしまうところが怖いです。市民のために生 産性を向上することに励むのではなく、いかにマニュアル(条例)通りに仕事をす るかを大切にする風習がよく伝わってきます。読んできて頭にきてしまう人も多い と思います。本自体のデキが今ひとつで誤字脱字も3〜4ヶ所ほどありました。ま た、文体も口語調で読みやすくはなかったので★1つです。
  • アジアン・ジャパニーズ2 ★★★ [1999.3/11 update]

    小林紀晴著/情報センター出版局 1996.10/14 \1400/ISBN4-7958-2262-X  アジアン・ジャパニーズの第2弾ですが、単純な続編ではありません。今度は、 旅人ではなくてパリで生活している日本人を対象としています。アジアの旅人は 何かをつかもうと試行錯誤している姿が印象的でしたが、パリでは目的をもった 人たちが、その目標に向かって努力している姿が対象的です。ここでは、前回の ように3年後をフォローしたりしていない点がちょっと不満ですが、それなりに 考えさせられる内容になっています。前半と後半にベトナムで暮らす日本人も取 材していますが、こちらもヨーロッパとの対比からアジアを感じさせる内容にな っています。個人的には、前回のアジア編の方がおもしろかったですが、2冊を 続けて読むことにより更に良さが出てくると思いました。
  • アジアン・ジャパニーズ ★★★ [1999.3/7 update]

    小林紀晴著/情報センター出版局 1995.5/1 \1400/ISBN4-7958-1822-3  新聞社のカメランマンとして働いていた著者が、仕事をやめてアジアの放浪の 旅に出た時に、現地で知り合った日本人を撮影してまとめた本です。会話(イン タビュー)を通してその人の人生の一部が伝わってきて共感できる部分がありま した。特にアジアを放浪している人たちは自分の今の姿や将来に疑問を感じたり 自分がどうなるべきかを迷っている人が多いのも特徴的だと思いました。著者自 身も27才と若く、そんなアジアを放浪している日本人に自分の姿を重ねていたの かもしれません。特に1991年に会った人たちを3年後の1994年に再び訪れている点 もその人たちがどのように変わったのか、自分を見つけることができたのかを知 ることができて興味深かったです。中には、既に死亡していたおじいさんや自殺 してしまった若者がいたりと、自分が何になりたいのかを見つけられた人ばかり でないことが考えさせられました。著者が訪れた主な国は、タイ、インド、ネパ ール、インドネシアなどです。特に話を聞いた11人を撮影したモノクロ写真がか っこよかったです。この本は1年半で15刷も増刷されている人気の本のようです。 アジアを旅行する人たちの内面にせまった旅行本とはまた違ったジャンルの本で もあると思います。旅行好きの人以外にもおすすめです。
  • 原チャリ野郎のハラペコ日本一周 ★★☆ [1999.3/3 update]

    藤原寛一著/JTB 1997.8/15 \1300/ISBN4-533-02814-4  予算10万円以内で、50ccのカブを使って日本一周した時の記録です。ガソリン代 やフェリー代がかかるので10万円だとかなりきつい予算だったようです。8/21〜11 /9にかけて74日間、13390Km、\85909で完走したそうです。食費を節約しているので ちょっと貧乏くさくなっていますが、それなりに工夫しながらがんばるところがす ごいです。著者は、イラストレーターということもあり独特のイラストが良い雰囲 気を出しています。写真が多いのも楽しいです。また、1日の走行距離や食事、家 計簿を掲載しているので細かいデータが得られます。費用の内訳は、ガソリン代\2 4991、食費\38424、宿泊費\1850、入浴費\2680、フェリー代\9560、有料道路代\14 00、雑費\6042、消費税\962、合計\85909です。 自分もバイクの1人旅をやってみたかったので、あこがれてしまいました。 カブもなかなか優れたバイクのようです。
  • 豪華列車はケープタウン行 ★★☆ [1999.3/2 update]

    宮脇俊三著/文芸春秋 1998.7/20 \1143/ISBN4-16-354240-X  鉄道物の紀行文で有名な著者ですが、本を読むのは今回が初めてでした。台湾一 周、ヴェトナム縦断鉄道、南アフリカ共和国の豪華ブルートレイン、マレー半島の イースタン&オリエント急行、ブラジルツアーの5本だてです。ブラジルツアー以 外は鉄道の旅で、出版社もちの旅行です。それぞれに味のある旅であこがれてしま います。お供の編集者が同行していたり寝台列車での移動だったりと緊張感に欠け る旅ですが、それなりにおもしろかったです。特に地図を見ながら読みすすめて行 くうちに実際に旅をしているような気になってきます。最初の描写が丁寧で、目的 地に近づくにつれて記述が簡素化してくるのが列車の旅らしいです。 E&O急行は、15万円から38万円という豪華列車ですが1年前から予約でいっぱいと いうのには驚かされます。 海外での列車の旅にあこがれてしまいます。
  • 地球たいしたもんだね ★★☆ [1999.2/27 update]

    金井重著/成星出版 1996.12/30 \1500/ISBN4-916008-29-4  30年間勤めたあとに、会社を辞めて52才から世界旅行に出るようになった女性の 旅行記です。独身ということもあり、1回の旅行で2年以上も自由に旅ができるよう で、うらやましく思いました。今まで13年間で訪れた88ヶ国での旅先での出来事を まとめた本です。1ヶ国につき、2ページのみなので、その国(旅行)の一部分を切 り取ったかたちのエッセーになり、多少物足りない部分もあります。でも旅行記と して読むよりもエッセーとして読むのが正しいのかもしれません。また、その国に 対して2枚の写真がセットになっているところもおもしろいです。必ず自分が写っ ている観光客丸出しの写真に好感が持てます。とにかく物怖じしないバイタリティ ーあふれる行動力にはすごいものを感じます。最初は冷ややかな目で見ていた友人 なども自分が定年を迎えると興味津々で旅について訪ねてくるようになったという のには笑えました。今(1996年)では、訪れた国も92ヶ国になるそうです。
  • 良い歯医者と治療がわかる本 ★★☆ [1999.2/25 update]

    秋本秀俊著/法研 H10.8/28 \1500/ISBN4-87954-253-9  歯の専門誌の編集を手がけていた医療ジャーナリストの著者が歯科医療の問題点 について書いた本です。私自身も最近、歯医者にかかっているので興味深く読みま した。特に日本の保険制度により、治療するのではなくて虫歯の後始末だけに終始 する歯医者さんが多いのが問題のような気がします。初期の虫歯でも、とにかく削 って詰めてしまわないと保険がきかないというのがパターンになっているような気 がします。初期の虫歯はプラークコントロールだけで治ることがあるそうで、むや みに歯医者に行くと、とんでもないことになる可能性も感じました。欧米では、虫 歯にかからないようにする研究が盛んだそうですが、日本では削って詰める技術の ことばかりが問題にされていることが残念に思います。虫歯の治療跡の多さでは世 界有数だそうです。 この本では、読者からの相談も一部、掲載されていますが、もう少し体験談も読ん でみたいと思いました。歯周病についてもページを多くさいています。自分にとっ て良い歯医者を見つけるのは苦労しそうです・・・
  • 東京23区物語 ★★☆ [1999.2/21 update]

    泉麻人著/新潮文庫 S63.10/5 \360/ISBN4-10-107612-X 東京23区が誕生して40年以上になるのですが、マイナーなところからメジャーな 区までいろいろとあります。それぞれの特徴を辛口の批評を交えながらおもしろく 解説しています。少し発行が古いのでデータは古くなってきていますが、それでも うなずける部分が多いです。区によってページ数が多かったり少なかったりするの も個性の表れかもしれません。巻末の統計資料としてパンチパーマ占有率、コンパ ニオン密度、デニーズ出現率、など笑えるものもあります。それにしても著者が詳 しいのには驚いてしまいます。
  • デフレ・賃下げ・値下げの経済学 ★★☆ [1999.2/19update]

    斉藤精一郎著/PHP研究所 1994.4/15 \1000/ISBN4-569-54315-4  平成不況の原因と今後の対策方法について書いています。この不況は「デフレ不 況」であると定義しているところがポイントです。原因としては、1989年の昭和天 皇崩御の「戦後終焉」、ベルリンの壁の崩壊の「冷戦終焉」により日本経済が内外 面から閉塞化に追い込まれたとしています。また、この不況を乗り越える手段とし て、賃上げ1%論、戦略的雇用論、高度部品立国論を展開しています。また、デフレ の時には家を買うのを待ったほうが良いとしています。それは、卸売物価上昇率が 前年比-3%の場合は、現在の金利3%から-(-3%)した6%が実質金利になるからです。 ちょっと前に書かれた本ですが、いまだに不景気が続いているということは根が深 い問題であることがよくわかりました。
  • ワーズワースの庭で ★☆☆ [1999.2/17update]

    松山猛&フジテレビ[ワーズワースの庭で]著/フジテレビ出版 1994.3/10 \1300/ISBN4-594-01360-0  フジテレビ「ワーズワースの庭で」でとりあげられた大人の遊びを本にしたもの です。(だと思います)紅茶、時計、おしゃれ、プロバンス、祇園、パスタ、中華 街、銀座のバーなど小粋な話題が興味を引きます。大人の遊びというのはいいなあ と思わせる本です。TVの「ワーズワースの冒険」はよく見ていましたが、「ワー ズワースの庭で」というのはその前の番組かなあ? 趣味を持つというのは良いものだと思いました。
  • 笑う英会話 ★★★ [1999.2/14 update]

    町田仁志、まついなつき著/情報センター出版局 1997.6/5 \1200/ISBN4-7958-2422-3  英語が使える夫と使えない妻のそれぞれの生い立ちでの英語との関わり方を交互 に綴ったエッセーです。最初のとっかかりにより英語が得意な人生と不得意な人生 が成り立っていくところがおもしろかったです。英語は道具の1つにしかすぎない というところに納得がいきました。特に赤ちゃんの言葉が何となく理解できるのと 同じように、片言の英語でも何とか通じるものなのだと自身を持つことが大切でし ょう。ちなみにこの夫妻はインド旅行で知り合って結婚したそうです。巻末に「英 会話3コード理論」としてアドバイスが書いてありましたので紹介します。 1.自分の意志を伝える。Can I 〜? I'd like to 〜. 2.相手の意志を訪ねる。Could you 〜? Would you like to 〜? 3.会話の潤滑油。Thanks. Thank you. Excuse me. Please. これらに動詞や名詞をくっつければ大抵の意志の疎通はできるというものです。 英語が使えない妻は漫画家なので、特にイラストがおもしろいです。 英語嫌いの人は読んでみることをおすすめします。
  • ホテルアジアの眠れない夜 ★★★ [1999.2/10 update]

    蔵前仁一著/凱風社 1989.9/30 \1030/ISBN4-7736-1311-4  アジアのいろいろな国を旅行していて感じたことをエッセーにまとめている本です。 イラストも本人が書いているので、文章との対比がとてもおもしろいです。特に旅行 期間が長いとえばる旅行者がいるという話や洞窟のホテルなどおもしろい宿に泊まっ たときの話やガイドブック「地球の歩き方」の使い方についてやアジアのトイレ事情 などがおもしろかったです。カラーページにはラベルコレクションの写真も掲載され ていてタバコや絵はがき、プリント布地など珍しいものを見ることができます。とて も読みやすくておもしろい本ですのでおすすめです。
  • 朋友日記Part3 ★★☆ [1999.2/9 update]

    朋友著/日本TV 1998.12/25 \857/ISBN4-8203-9707-9 TV電波少年の「アフリカ・ヨーロッパ大陸横断ヒッチハイク」の記録のPart3熱涙 完結編です。図書館にリクエストしていてやっと読むことができました。98.8/14の スーダン(ワジ・ハルファ)から98.11/14のゴールのノルウェー(スレットネス灯台) までの日記です。今回は、エジプトからギリシャに船をヒッチハイクした話やフィン ランドで無一文になり大道芸で食いつないだ話や北極圏に入って寒さとの戦いが主な 見所です。とにかくゴールまでの苦労がよく伝わってきます。この本を読んでからア フリカのイメージが変わりました。今までは、アフリカにそんなにたくさん自動車が 走っているとは思わなかったという失礼なイメージしかありませんでした。反省。
  • 為替・円安・円高のしくみがわかる本 ★☆☆ [1999.2/5 update]

    青柳孝直著/総合法令出版 1997.5/8 \1300/ISBN4-89346-549-X  外国為替市場のしくみ、為替相場の変動要因、円安・円高と日本経済、為替予約、 市場介入、今度の円の動きの6章から構成されています。図を使って単元ごとに簡単 にまとめられていますが、素人には難しい話です。中国が本格的に世界経済に進出し てくると「金本位制」復活ということもありえるかもしれない(その場合は1ドル2〜 300円にも下落するかもしれない)とか、ギャン理論をベースに考えると2000年には 1ドル160円、2005年には240円という流れになるかもしれないという話は興味深かっ たです。とにかく円が強くなることはありえないので1ドル80円なんていう時代はこ ないであろうとのことです。しばらくの間は、円を蓄えるよりもドルを持つ方が長い 目で見ると良いというのが結論のようです。
  • 独断と偏見のASIAビーチリゾートBEST20 ★★☆ [1999.2/3 update]

    船橋英雄、宮崎貴宏、編集部著/イマジン 1997.12/10 \1600/ISBN4-7952-7696-X  独断と偏見でアジアのビーチリゾートをランキングして紹介している本です。一応、 海の美しさ、マリンスポーツ、ホテル、レストラン、ナイトライフ、男向き度、自然・ 景観、文化・歴史、ショッピング、治安、日本人観光客、女向き度の項目を10段階で評 価してランキングしています。この本のコンセプトが「るるぶ」より半歩進んで「地球 の歩き方」より1歩遅れている程度のレベルのリゾート入門書だそうです。読む人のレ ベルによっては物足りなかったりすると思います。ちなみにランキングを紹介しておき ます。1位:ボラカイ島(フィリピン)、2位:バリ島(インドネシア)、3位:クラ ビー(タイ)、4位:プーケット(タイ)、5位:ティオマン島(マレーシア)、6位: プエルト・ガレラ(フィリピン)、7位:マナド(インドネシア)、8位:サムイ島( タイ)、9位:パンコール島(マレーシア)、10位:セブ島(フィリピン)、11位:ハ ンドレッド・アイランド(フィリピン)、12位:ロンボク島(インドネシア)、13位: プロウス・リブ(インドネシア)、14位:ピーピー島(タイ)、15位:パンガン島(タ イ)、16位:ランカウイ島(マレーシア)、17位:ペナン島(マレーシア)、18位:エ ル・ニド(フィリピン)、19位:ボホール島(フィリピン)、20位:パタヤ(タイ) 最初の方は、10ページくらいさいているのに、後半は1〜2ページになってしまいバラン スが悪い気がします。10位までで本の80%を占めています。紹介している内容も文章が今 ひとつで残念です。もう少しカラー写真や地図を載せるとよいかと思います。試みはお もしろいのでちょっと残念な気がしました。
  • 本音のクルマ選び'98 ★★☆ [1999.1/30 update]

    14名いるので省略/宝島社 1997.12/14 \838/ISBN4-7966-9350-5  ライフスタイル別のベスト車やワースト車の紹介の他に、衝突テストの結果、チャイ ルドシートの正しい使用法、自由化された自動車保険について、車買い取り専門店は得 かどうかなどおもしろい読み物が多かったです。この手の本は発行されてすぐに読まな いと意味がないですが、それでも辛口の車評がおもしろいです。日本車をボロクソにけ なしている場合が多くて、外車をほめているところは、外車の時代なのかなあと思いま した。車を買う前に1度読んでみるとおもしろいと思いました。
  • ゴーゴー・アフリカ(下) ★★★ [1999.1/27 update]

    蔵前仁一著/凱風社 1993.5/10 \1545/ISBN4-7736-1704-7  「ゴーゴー・アフリカ(上)」の続編です。今回は、ケニア、ウガンダ、タンザニア、 ジンバブエ、南アフリカから帰国までです。半分以上は、南アフリカ内の記述になりま す。一応、旅行行程にそったエッセーなのでが、以前、いろいろな雑誌に発表されたも のを集めているので連続性がとぎれている部分もあります。今回の目玉は、ケニアのサ ファリツアーやタンザニアのザンジバル島、ジンバブエの大遺跡とビクトリアの滝、南 アフリカの黒人の国トランスカイなどです。疲労でダウンしてケニアのナイロビで3ヶ 月も滞在したりしていますが、1年半もアフリカを旅していれば当然疲れるでしょう。 その他にアフリカで出会った日本人やアフリカの安宿、食事についてのエッセーはおも しろかったです。政情不安の国も多くて旅行も大変のようですが、ジンバブエには行っ てみたいなあという気がしました。旅の最後に、バンコクでデング熱にかかってダウン するというオチもありましたが、楽しく読めた本でした。発行年が古いのでこれから旅 行する人は、現在の状況を調べてから出かけると良いかと思います。巻末の参考、引用 した文献一覧は充実していましたので、アフリカに興味がある人は、それらの本も読ん でみると良いかと思います。
  • ゴーゴー・アフリカ(上) ★★★ [1999.1/22 update]

    蔵前仁一著/凱風社 1993.4/10 \1545/ISBN4-7736-1703-9  昨年に読んだ「ゴーゴー・アジア」の続編です。アジアを横断してイスタンブールに 到着したところまでが前回の内容でした。前回の旅の続きの他に以前に訪れているモロ ッコとエジプトの話も収録されています。全体的には、旅行コースに基づいて書かれて いますが、たまに旅の道具の話のようなエッセーみたいなコーナーもあります。著者は イラストレーターでもあるのでイラストも楽しめます。写真も多くて見やすい構成です。 特に、モロッコの人引きのしつこさに、きれた話やヒッチハイクでサハラ砂漠を横断し た話、偶然に遭遇したパリ・ダカールラリーの話、ギニア湾岸諸国の話などが特におも しろかったです。素朴なのは良いですが、アジアと異なり食べ物があまりおいしくなく て苦労したようです。また、マラリアも依然として多いので蚊帳が必需品のようです。 上巻は、チュニジア、アルジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、マリ、コートジ ボアール、ガーナ、トーゴ、ベニンまでのコースです。旅にしていたのが1990年〜91年 にかけてなので情報は少し古いかもしれません。
  • アジアの旅 20ヶ国ガイド ★★★ [1999.1/19 update]

    下川裕治著/廣済堂出版 H10.6/15 \1600/ISBN4-331-50635-5 著者が実際に訪れた時の印象から、その国の状態などを書いている本です。観光ガイ ドとは異なった良さがあります。韓国、中国、モンゴル、香港、マカオ、台湾、フィリ ピン、ブルネイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポール、 インドネシア、ビルマ(ミャンマー)、バングラディッシュ、インド、ネパール、パキ スタンの20ヶ国です。得意な国とあまり行ったことのない国でのページ数が違うところ が正直でよいです。エッセーとしても楽しめます。巻末にアジアへの格安航空券につい てとリキシャ、珍味についても触れてあります。これからアジアを旅しようと思う人は 一度読んでみるとよいかと思います。
  • 体にいい寄生虫 ★★★ [1999.1/17 update]

    藤田紘一郎著/ワニブックス 1997.3/20 \1500/ISBN4-8740-1272-0  体にいい寄生虫と悪い寄生虫の紹介から、実際にダイエットや花粉症、アトピーに効 果があるという話までとてもおもしろく読むことができました。寄生虫専門の先生だけ あって写真も豊富で少し気持ち悪くもなりますが、文章が軽くて読みやすいので救われ ています。先生自らサナダ虫の幼虫を飲み込んで成長記録をつけてみたりと、興味のあ る話題もあります。サナダ虫は体に害を及ぼしませんが、成長すると10mにもなったり して、肛門から飛び出すこともあると聞くと怖くもなります。この10mにも及ぶ寄生虫 が人間の腸内から栄養を横取りするのでダイエット効果が得られるという話ですが、欧 米では、その効果が見られたという報告があるが、日本産のサナダ虫では効果がなかっ たという実験結果もあって、日本でマネをしてもだめのようです。 また、アトピーなどのアレルギー症状を抑えるというのは、回虫に特に効果があるそう です。(サナダ虫の効果は低いようです)これは、寄生虫は人の体内にスギ花粉やダニ などの抗原と結合しないような特異なIgE抗体を大量に発生し、アレルギー反応を起こす 「肥満細胞」の表面の鍵穴を覆ってしまうためアレルギー反応が起こらなくなるようで す。特殊なIgE抗体を産生する寄生虫として、回虫(5000ng/ml)、サナダ虫(500ng/ml) などがあります。東南アジアでアレルギー患者が少ないのは寄生虫感染率が高いせいと いう話もあるようで、同じ民族の旧東ドイツと旧西ドイツの子供を比較した場合でも旧 西ドイツの子供の方が3倍も多くの花粉症患者がいたそうです。(アメリカの医学雑誌 「American Journal of Respiatory Critical Care Medicine」(1994)より) 結核などの細菌感染もアレルギーを防ぐという学説もあるようです。細菌感染は、人の 免疫状態を「Th1」に誘導するので、インターフェロンーγという免疫活性物質を盛んに 産生し、インターロイキン4の産生を抑制し、Th2の免疫系がほおんど働かなくなり、た とえスギ花粉やダニが体内に進入してきてもそれに対してIgE抗体を産生しなくなるそう です。結核のBCGを受けた子供は花粉症になりにくいことを免疫学的に証明した研究が「 サイエンス」に掲載されたという話があります。
  • ワインの素敵な楽しみ方 ★★☆ [1999.1/14 update]

    梅田悦生、田辺由美、中本聡文著/東京電力文庫85 H10.5 \????  東京電力が開催しているセミナーの講演内容を本にまとめたものです。3人の講師が それぞれワインについて述べています。各内容は、「ワインのこぼれ話」「ワインのふ るさとを知る」「ワインの楽しみ方」です。ワインのルーツから産地による味の違い、 レストランや家庭での楽しみ方などを簡単に解説しています。亜硫酸塩は、ワインの酸 化をゆるやかにするために必要なもので悪いものではないそうです。また、赤ワインは 室温で飲むというのが定石ですが、ヨーロッパの室温と日本の室温は異なるため14度 くらいに冷やして飲むとおいしいのだそうです。 この講座は、受講料\1000で定期的にいろいろな話題で開催されているそうなので、興味 のある方は参加してみるとおもいろいかと思います。
  • 論より証拠!アトピーは「この水」で治る ★★☆ [1999.1/12 update]

    吉川晶子著/ワニブックス 1997.10/10 \1200/ISBN4-8740-1286-0 有名な明石病院の西村院長と新海副院長が監修した本なので、読んでみました。もと もと精神科の病院であったとのことははじめて知りました。著者は、アトピー・美肌研 究所所長で、明石病院と交友のある人のようです。アルカリイオン水の飲用と強酸性水 塗布をすすめている病院です。それぞれの効用についても書かれています。強酸性水は 黄色ブドウ球菌などを殺菌する力があり、アルカリイオン水は活性酸素を中和させる効 果があるようです。アルカリイオン水は、酸化還元電位(ORP)が低いほど良いそうです。 明石病院で使用しているアルカリイオン水は、PH8.5〜9.5、ORPマイナス50〜300mVだそ うです。強酸性水は塩素の問題が指摘されていますが、「明石病院で使用している強酸 性水は、PH2.4〜2.7、ORPプラス1100mV前後で残留塩素濃度20〜30ppmです。」と解説し てありました。1997年10月発行の本なので古い訳ではないようですし、今でも塩素の濃 い強酸性水を使用しているようですね。診察も混んでいて、12時に診察券を出して見て もらったのが夜の9時であったなどという体験談もありました。
  • 大人のアトピーはステロイド皮膚炎だ ★☆☆ [1999.1/9 update]

    福井安彦著/人間と歴史社 1992.2/28 \1300/ISBN4-89007-074-5 この先生の方針は、ステロイドを使わないで自律神経の安定のために早寝早起きをし、 患部にソフトレーザーを照射する治療法を取っています。寝る前に般若心経のカセット を聞くのを勧めるというのはどうかと思いますが、ソフトレーザーについては興味があ ります。ソフトレーザーには、鎮静、鎮痛効果、血行促進、血管の新生促進、血流の増 加、コラーゲン合成の活発化、細胞分裂の活性化、創傷治癒促進効果などがあるそうで す。ほとんどが体験談で、それも先生に感謝する内容ばかりなので、もう少し科学的に 治療法の効果を説明してほしかったです。ただし、生活リズムを整えて自律神経を安定 させるというのには賛成です。
  • アトピー・脱ステロイドへの道 ★★☆ [1999.1/7 update]

    鶴町和道著/文理書院 H7.7/20 \1400/ISBN4-8312-9502-7  この先生は、水道水の塩素と化学物質が要因の1つとしてステロイドを使わない「水治 療」を行っています。「水治療」とは、お風呂に塩素中和剤の入った入浴剤を入れたり、 肌に塗布水(地下水に鉱石を入れて作った水)をかけて肌の乾燥を防ぐ治療法です。(塩 素を排除して、きれいな水で生活をすることです) 塩素は、有機塩素化合物であるクロロホルムやトリクロロエチレンなどになりやすいとの ことで、風呂やシャワー中に皮膚や湯気を吸い込むことで体内に有害物質として吸収され るようです。また、塩素自体が皮膚への刺激となり良くないそうです。 その本の中で、強酸性水は、残留塩素が30ppm(水道水は0.1〜1ppm)にも達してしまうそ うなので、強い殺菌効果は得られるのでジュクジュクした状態(細菌が関与している場合) には効果があるが、皮膚の油脂や水分が奪われて余計に乾燥してしまうので、よくないと 書かれていました。強酸性水の殺菌効果と塩素の皮膚への悪影響を考えるとどちらを選択 すれば良いのか迷えるところですね・・・ またダニについてもアレルギー反応の出た人の中でも50%にしか防ダニ布団が効果がなかっ たというのも興味深い内容でした。ホームページも開設しているようです。そこでの入浴 剤の通信販売を見たら1ヶ月分で\4000もしていました。(ちょっと高いなあ・・・)
  • 旅で眠りたい ★★★ [1999.1/5 update]

    蔵前仁一著/新潮社 96.1/25 \1600/ISBN4-10-409901-5  東京を出発して沖縄を経て、台湾、香港、バンコク、ピピ島、カルカッタ、カトマンズ、 テヘランなどからイスタンブールまでの旅行記です。夫婦で旅行しているのに安宿を渡り歩 いているところがおもしろいです。気ままに旅している様子が良く伝わってきて読んでいて も楽しいです。イラストを自分で書いているので本の構成も読みやすいです。写真などもあ ればもっと良いのでしょうが、贅沢な要望でしょうか。これからアフリカに渡るようで、そ の時の旅行記も本「ゴーゴー・アフリカ」になっているそうなのでそちらのほうも、ぜひ読 んでみたいです。


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