ベトナム旅行記 2008

■はじめに・・・

去年の夏休みは雨期のプーケットで雨にたたられましたが、今年も懲りず雨期の東南アジアを旅行先に選択しました。
毎年ビーチリゾートに旅行をしていましたが、今年はベトナムのホーチミンのみの滞在にして、ショッピングとグルメを目的とした旅行にしました。
生春巻が大好きなので、ベトナム料理を味わうのを楽しみにしていました。雨期なのが少し心配でしたが、プールやビーチで1日中泳ぐわけではないので気にしないことにしました。
バイクの交通量が多くてすごい迫力の街だという噂を聞いていましたが、治安は悪くないということでしたので子連れでの街歩きをするにも問題のないところだと思います。

■日程表

日程  2008年8月1日(金)〜8月5日(火)
ホテル  ダクストン・ホテル・サイゴン(DUXTON HOTEL SAIGON)(ホーチミン)
飛行機  ベトナム航空
行き  VN951 8/1 10:30 - 14:30
帰り  VN956 8/4 23:35 - 8/5 07:20
ツアー会社  ファイブスタークラブ
ツアー代金  合計\402,580(大人2人、子供2人)(燃油サー・チャージ、ベトナム出国税込み)
国名  ベトナム
時差  −2時間(日本時間−2時間)
為替レート  1000VND(ドン)=6.6円
駐車場  USAパーキング(5日間 \3360)


■旅行記

2008.8/1 Fri.

04:00 起床
05:00 出発
06:40 USAパーキング(\3360)
07:00 成田空港
10:25-14:00 VN951(成田→ホーチミン)
14:55 タンソンニャット空港発
15:45 ホテル(ダクストン)着
18:00-18:45 夕食(バー・アー・バー)
20:30 ホテル(ダクストン)着
21:50 就寝

昨年と同じく少し早めに家を出発しましたが、お盆の時期ではなかったので順調に到着しました。成田空港の駐車場「USAパーキング」もすいていてスムーズに手続きが終了しました。ベトナム航空は成田空港第2ターミナルです。チェックインカウンターで預けたスーツケースの重さは2個で23.5Kgでした。成田空港内の銀行ではベトナム通貨(ドン)に両替できないので、15,000円分を米ドル($135)に替えることにしました。ベトナムでは米ドルも利用できると聞いていたからです。
チケットを受け取った後に4階の展望デッキへ飛行機を見に行きましたが、離着陸する滑走路が視界に入らないのであまりおもしろくなかったです。空港内のキッズルームにも立ち寄りましたが、小学生の子供たちはあまり喜ばなくなっていました。
ホーチミンへの飛行機はB777-200と大型機ではありませんでしたので、機内は満席でした。2−5−2列のシート構成だったので真ん中の列に4人並んで座りました。国際線にしてはシートピッチがせまく感じましたが、5時間半のフライトなのでなんとか我慢できました。機内食(昼食)を食べた後は映画も見ずに寝ていました。
ベトナムのタンソンニャット空港は、まだ新しくてとても清潔できれいでした。空港の銀行窓口で15,000円をベトナム・ドンに両替しました。230万ドンという桁の大きな金額になったので、まるで大金持ちになった気分でした。ツアーバスの送迎でホーチミン市内のホテルに向かいます。同じバスにはお客さんが4組いて、3つのホテルを順に回ったので到着するまでに50分ほどかかりました。今回、宿泊先のホテルとして選んだのは「ダクストン」です。ツアーの基本パックは「リバーサイドホテル」でしたが、グレードアップ料金を払ってホテルのランクをあげました。ビーチリゾートホテルの広い部屋ではないので、親子4人に対してツインの部屋が2部屋割り当てられました。荷物は片方の部屋に広げておいて、寝るときだけ2部屋に分かれることにしました。それほど狭い部屋ではなかったので、1部屋に4人いても圧迫感はありませんでした。部屋は3階の312号室と313号室でしたが、窓からの眺望はありませんでした。3階にはジムと屋外プールがあったので、部屋から移動するのが楽でよかったです。
午後4時前にはチェックインも済んでいたのですが、突然のスコールがやってきて外に出られなくなりました。1時間もすれば止むかと思って待っていたのですが、豪雨の上に雷まで鳴り出していっこうにやむ気配がありません。ホテルの前の道も雨水で池のようになってきました。2時間待っても豪雨が変わらないので、タクシーを捕まえて夕食を食べに行くことにしました。ドンコイ通りに近い「バー・アー・バー」というブン・ボー・フエ料理専門店に行くことにしましたが、大雨のため、タクシーの座席の足元にも水溜りができていてチャポチャポしていました。ガイドブックの地図とお店の場所が違っていたために、たどりつくまでに時間がかかってしまいました。距離感がわからなかったので乗るときに$3で了承してしまったのですが、実際には通りを挟んですぐの場所だったのでメーターが15,000ドン(約$1)を示していました。$3ではあまりに高いので、交渉して$2で手を打ちました。($1は豪雨のなか、お店を探してくれたチップ)ベトナムのタクシーメーターは「15.0」と表示されていたら、それに1000をかけた値段になるそうです。
お店の前に止めてもらい雨の中、ダッシュで店内に入りました。「バー・アー・バー」は、冷房の効いたきれいな店内でした。ブン・ボー・フエの専門店なのですが、この「ブン・ボー・フエ」とはフエ地域の名物料理で、太麺をピリ辛スープで食べるフォーの仲間です。せっかくなので、生春巻き、揚げ春巻きも注文しました。春巻きにつけるタレの種類が豊富で、さすがに本場だけあっておいしかったです。ブン・ボー・フエは、子供用には辛くしないでもらったのですが、それでも香辛料が少し入っていたようで、6才の息子は半分しか食べられませんでした。大人にとってはピリ辛スープが太麺とマッチしていてとてもおいしかったです。
夕食を食べ終わる頃には、雨も小雨になってきたので大人はカサをさし、子供にはレインコートを着せて、ドンコイ通りを散策することにしました。おしゃれなお店が多くて大都会という印象を受けました。次に、国営百貨店に行ってみました。バイクの交通量が非常に多いので、信号のない大通りを渡るのに苦労しました。最初は怖くてなかなか1歩が踏み出せませんでしたが、何度か渡るうちにタイミングがつかめてきました。急に走ったりしないで、バイクの方向を見ながらゆっくり渡るのがコツだそうです。
国営百貨店の2階にスーパーがあり、そこで食材が買えるのが便利です。4階にはお土産屋さんが集まっているので、たいていのものはここで調達できます。ガイドブックには、国営なので価格交渉はできないと書かれていましたが、お土産物屋さんは交渉可能です。最初はふっかけてきますので、言い値で買わないように注意が必要です。
2階のスーパーでアイスを買って食べながらホテルに戻りました。昨年のプーケットと比べて安いアイスのバリエーションが少ないように思いました。ホテルまでは歩いて10分くらいなので、近くて便利でした。
部屋に戻ってすぐに寝てしまいました。今回は2部屋もらっているので、お風呂の順番待ちがなくて効率的に過ごせました。

飛行機(ベトナム航空) ベトナム料理 ベトナム式コーヒー


2008.8/2 Sat.

06:30 起床
06:50-07:45 朝食(The Gril)
08:15 ホテル発(バス移動)
10:20 ミトー着(メコン川クルーズ)
12:55-13:50 昼食(TRUNG LUONG RESTRANT)
13:50 ミトー発(バス移動)
15:40 ホテル着
16:05-16:25 プール
16:40 ホテル発(サイゴン・セントラル、国営百貨店他)
18:00-18:55 夕食(ラップ&ロール)
19:40-20:25 お茶(チャオ・カフェ)
21:00 ホテル着
22:20 就寝

朝4:30に子供に起こされました。日本との時差が2時間あるので、日本だと午前6:30に相当します。もう一度寝て、現地時間の6:30に起床しました。ベッドにアラーム時計がついていないのが不便でした。
朝食を食べにホテルのレストラン「The Gril」に行きました。ビュッフェ形式ですが、ハム、ソーセージ、オムレツから日本食、フォーまでバリエーションが豊富で大満足でした。サボティーヤという熟れた柿のようなフルーツを見つけて食べてみました。柿が好きな人には向いていると思います。
今日はメコン川クルーズのツアーに参加する日です。朝から雲が出ていますが雨の心配は無さそうです。バスで2時間ほどかけてミトーの街まで移動します。道路は舗装されていますが、結構揺れました。特に橋と道路のつなぎ目に段差がありスムーズではなかったです。ミトーからは、船でメコン川を15分くらい走り、目的の島に移動します。メコン川の水は黄土色をしていますが、これは地面の泥が巻き上げられているせいで、深夜になると水が透き通ってくるそうです。途中で、やしの実ジュースのサービスがありましたが、まだ少しすっぱくて子供たちには不評でした。
上陸した島では、キャラメル工場を見学したり、ドライフルーツ、はちみつ茶、フルーツの試食などを楽しみました。島内にいろいろなフルーツのなる木があり、マンゴー、ドラゴンフルーツ、竜眼などを間近に見ることができました。はちみつ工場では、なぜか巨大なヘビを首にまいて写真を撮らせてくれるサービス(無料)がありました。島内を1時間ほど散策した後に、今回のメインとなるジャングルクルーズです。小さな手こぎボートに乗り換えて15分くらい狭い水路のような川を進んでいきます。水路には小船がたくさんいて渋滞していましたが、追い越したりして進んでいきます。前からくる船とぶつかったりもしていました。小船の前後に乗ったおばさんが2人でこいでくれるのですが、体力がいるので大変そうです。水面スレスレなので、うまくバランスをとらないとひっくりかえってしまいそうでスリルもありました。最初に島に上陸したときの船に乗り換えて、ミトーの船乗り場まで戻ります。そこでバスに乗ってレストランまで向かいました。昼食は、名物の象耳魚のフライ(姿揚げ)を春巻きにして食べるというものでした。レストランのお姉さんが1人1人に春巻きを作ってくれます。生春巻きなのに、水に浸さなくても皮が折れて破れないところに感心しました。(そういう種類の皮のようです)子供たちには、サッカーボールくらいの大きさのまん丸の揚げ餅が大人気でした。はさみで半分に切ってつぶしてから切り分けてくれます。あまくて、ぱりぱりの皮とお餅の組み合わせが絶妙でした。鍋(パスタ入り野菜おじや)やフルーツも出てツアーについている昼食としては大満足でした。昼食を食べたあとに、バスに乗ってホテルまで戻ってきました。曇り空も帰る頃には晴れてきて非常に強い日差しになってきました。子供たちは、バスの中で寝ていました。
ホテルに戻ってからは、すぐにプールで泳ぎはじめました。小雨が降ってきたので、20分ほどであがらせてから傘をさしてショッピングに出かけることにしました。本当にプールが好きな子供たちです。
ホテルの裏の道を通って「サイゴンセンター」に向かいます。ここの2階に本屋さんが入っていました。ベトナム語のドラエモンやポケモンの漫画を見つけました。お土産にドラエモンのベトナム語版の漫画を買いました。スーパーも入っていますが、それほど規模は大きくなかったです。こちらのスーパーは手荷物を入口のコインロッカーに預けて入店するシステムのようです。万引き防止のためかもしれませんが、持っている荷物を預かってくれるので身軽になれるので嬉しいサービスです。建物の外に出たら雨が本降りになっていたので、傘とカッパで、すぐ近くの国営百貨店まで歩いて移動することにしました。4階のみやげ物屋で10枚入りの絵葉書を$3で買ったのですが、なんと郵便局で売られている値段の4倍でした。$3なら妥当な値段と思って買ったのですが、かなりぼられていたことが後からわかりました。いくら国営百貨店でもみやげ物屋は要注意です。
買い物の後は、夕食を食べに「ラップ&ロール」まで歩いて行きました。このお店は、前から行きたくて目をつけていた春巻きの専門店です。生春巻きと揚げ春巻きが40種類以上メニューにあります。今回は、生春巻き3種類、揚げ春巻き2種類、バインセオ、チャーハンの薄皮卵巻きを注文しました。春巻きは本場だけあって、とてもおいしかったです。生春巻きには香草が入っているので子供たちには揚げ春巻きのほうが好評でした。揚げ春巻きは、ブン(お米の麺)とお皿に山盛りに出てくる香草を巻いて食べます。この食べ方もおいしかったです。バインセオはベトナム風のお好み焼きですが、お皿からはみ出すほどの大きさに驚きました。中身はもやしがメインなので、ものすごくおいしいというわけではありませんでした。
夕食後は、ドンコイ通りをぶらぶらと歩きながら買い物をしました。食後のデザートを食べるために「チャオ・カフェ」に入りました。ホーチミンの街にはカフェがたくさんあるので、お茶をする楽しみがあります。チャオ・カフェは、シックな内装なのでゆったりとソファー席で落ち着けました。ベトナム式コーヒーを注文しましたが、カップの底に沈んでいるコンデンスミルクに驚きました。濃く抽出したコーヒーにお湯を足して濃さを調節します。とても甘いのですが、おいしいコーヒーでした。名物のティラミスも注文してみました。子供はアイスを食べていました。
お茶を楽しんだ後は、またショッピングを楽しみながら、ホテルまで歩いて戻りました。ホテルの近くにいろいろなお店があって便利です。

ミトー(メコン川) 象耳魚 バインセオ

2008.8/3 Sun.

07:00 起床
07:25-08:15 朝食(The Gril)
08:35 ホテル発
08:55 聖母マリア教会
09:05 中央郵便局
09:55 ベンタイン市場
11:40-12:20 昼食(フォー24)
12:50 サイゴン・ラウンジ
14:40 ホテル着
14:50-15:40 プール
16:00 ホテル発
17:00-17:40 コープマート
18:15-19:00 夕食(コムタムモック)
19:10-19:55 サイゴン・ラウンジ
20:10-20:40 お茶(ケム・バックダン)
21:00 ホテル着
22:10 就寝

今日は1日、市内観光をすることにしました。ホテルのレストランで朝食を食べた後に、早速出かけます。朝10時を待たなくても見学できる場所があるのが便利です。まずは、人民委員会庁舎に向かいます。有名な観光地なので写真撮影をしている観光客が多かったです。建物の中には入れないので、ベトナムの偉大な指導者であるホー・ チ・ミンの像がある目の前の公園から写真をとりました。次に、聖母マリア教会まで歩いていきます。ちょうど結婚式のカップルが記念撮影をしていました。その後、衣装のままバイクにまたがって2人で去っていく姿にバイク王国のベトナムを感じました。ちょうどミサが始まるところらしくて中に入ることもできました。次に、教会の前に立っている中央郵便局に行きます。19世紀末のフランス統治時代に建てられた貴重な建物で、内部の半円形の天井がクラシックな雰囲気です。朝の9時というのに、たくさんの人がいました。ここで切手を買ってポストに投函しました。切手があまりにも大きいのでハガキに2枚も張るのに苦労しました。売店も併設されているので、お土産も買うことができます。土日も関係なく朝6時から夜10時まで開いているところがすごいです。
その後、歩いてベンタイン市場まで歩いて移動しました。この市場も早朝から夜8時まで開いているので、朝から買い物をする場合には便利です。市場は屋内なので天気を心配しなくてよいところが嬉しいです。とにかく狭い通路の両脇にお店がたくさんあってゴミゴミしています。人も多いので歩くのがたいへんでした。ジャンルごとにお店が集まっているので、あらかじめ地図を見てから散策するとよいかもしれません。ベトナムコーヒーのセットや蓮の実ドライフルーツなどをお土産に買いました。値段交渉が必要なので値切るのも疲れます。嫁さんは、オーダーでサンダルを$5で作ってもらっていました。いろいろな種類の組み合わせができるので選ぶ楽しみがあるようです。その場で金槌で打ち付けて足に合うように作ってくれます。
昼食は、市場のすぐ前にあったフォー専門店「フォー24」でフォーを食べることにしました。香草を自分で調節して入れることができるので味も自分好みにできます。飲み物は、パイナップル「シントー」を注文しました。こちらもなかなかおいしかったです。
昼食の後は、現地のツアー会社のラウンジに行きました。今回のツアーには5大特典として、1.フットマッサージ10分無料、2.インターネット10分無料、3.アオザイレンタル半日無料、4.ベトナム式アイスコーヒー無料、5.ベトナム式雑貨プレゼントがついていました。ラウンジでベトナム式アイスコーヒーを頂きながら、嫁さんと子供はレンタルで借りるアオザイを選びました。ここで着替えてから、ショッピングに出かけました。荷物をコインロッカーで預かってくれるのが嬉しいです。アオザイは涼しそうに見えますが、長い袖と詰まった首もとが暑かったそうです。子供向けのアオザイもあったので子供にも着せてみましたが、なかなかかわいい感じでした。現地では、普通のベトナム人はアオザイを着ていないので、この格好で歩いていると目立っていました。オールドマーケットからメコン川まで歩いていきました。途中の有名なパン屋さん「ニューラン」で、チマキのような変わった食べ物を買ってみました。このツアーの指定ホテルが「リバーサイドホテル」だったのですが、メコン川沿いにあったのでロビーに入ってみました。アップグレードした「ダクストン」に比べると、薄くらいロビーで古そうな雰囲気のホテルでした。
朝からずっと街歩きをして子供たちも疲れてきたので、一度ホテルに戻ってプールに入ることにしました。大人はプールサイドで、ニューランで買ったパンなどを食べながら子供が泳いでいるのを見ていました。子供たちをプールで遊ばせて満足させた後に、また、買い物にでかけることにしました。
地元の人が行くというスーパー「コープマート」まで歩いていくことにしました。教会の先なので、少し遠かったです。持っていったガイドブックの地図の場所に見当たらなくて、現地の人に2回聞いたのですが、たどりつけませんでした。最後に、近くにあったホテルのロビーで聞いて、やっと本当の正しい場所を教えてもらえました。やはり、ガイドブックの地図が間違っていたようです。だんだんと、黒い雲が近づいてきたので急いで歩きましたが、お店に着く前にとうとう雨に降られてしまいました。30分くらいロスをしてしまいました。さすがに、このスーパーは現地の人ばかりでした。国営百貨店2階のスーパーよりも品揃えは良かったです。まだ、雨がやまなかったので、併設されているロッテリアでしばらくお茶をして時間をつぶしました。
借りているアオザイをツアー会社のラウンジまで返しにいかないといけないので、夕食はベンタイン市場の近くのお店で食べることにしました。ちょうど、コムタム専門店「コムタムモック」を見つけたので、そのお店に入ってみました。コムタムとは、砕いたお米で炊いたご飯のことです。そこに、味付けしたお肉が乗ったプレートです。甘く味付けされたお肉がとてもおいしかったです。チキンのフライもあったので、子供たちも喜んで食べていました。もう少し量が多いと嬉しいのですが。人気店だけあって店内は混んでいました。とても上品なお店でした。
夕食を食べてからツアー会社のラウンジでアオザイを返却したあとに、ラウンジで無料のフットマッサージとインターネットを体験してきました。10分間なのであっという間でしたが、1日中歩いていた足がとても楽になりました。ベトナムのお金は少しでも破れて欠けているとお店では受け取ってくれません。空港の銀行で両替してもらった新札の100万ドン札の端が5mmくらい欠けていて、2つのお店で受け取りを断られたので、ツアー会社のラウンジのスタッフに相談してみました。明日、オーナーに話をしてくれるので、「もう一度お店に来てください」ということになりました。あいにく、日本語のできるスタッフがいなかったので、明日、詳しく相談してみることにしました。
ベンタイン市場は夜8時には閉まってしまうのですが、夜になると市場の周辺の道路には屋台やTシャツ屋がたくさん出てきて賑やかになっていました。昼間とはまた違った雰囲気なので、時間があればもう少しゆっくり見てみたかったです。ホテルに戻る途中にある「ケム・バックダン」でお茶をすることにしました。ここは、アイスクリームが有名な喫茶店です。現地の若者で店内はかなり混んでいました。2階から下の通りが見下ろせるので窓際の席は飽きないと思います。子供たちはアイスを、嫁さんはプリンを注文しました。私はコーラでも飲もうかと思ってメニューを見たらビールとコーラが同じ値段だったので、ベトナムビールの「333」を注文しました。(アイスよりもビールのほうが安い!)アイス屋さんでビールを飲んでいる人も珍しいかもしれませんね。
ホテルに戻ってシャワーを浴びてからすぐに寝ました。今日は、夕方に30分ほど雨が降った以外はとても良い天気で暑かったです。

人民委員会庁舎 中央郵便局 フォー

2008.8/4 Mon.

07:00 起床
07:45-08:35 朝食(The Gril)
08:50 ホテル発
11:00 国営百貨店
11:25 ホテル着
12:00 チェックアウト
12:25-13:40 昼食(ホワン・イエン)
14:45-15:10 お茶(ハイナム)
16:10-17:00 プール
17:20 ホテル発
18:05-19:10 夕食(ラップ&ロール)
19:25 国営百貨店
20:05-20:40 お茶(チャオ・カフェ)
20:50 ホテル着
21:05 ホテル発(バス移動)
21:30 タンソンニャット空港着
21:40 VN956(ホーチミン→成田)

今日がベトナム最後の日です。帰りのバスの送迎が21時なので、丸1日使えることになります。朝食を食べてから、早速、ベンタイン市場に向かいました。市場では、オーダーサンダル($6)やお土産のTシャツなどを買い込みました。自分はチェスセットを$20で購入しました。黒のコマが水牛の角で、白のコマが水牛の骨でできています。手作りなのでコマの彫刻が不ぞろいだったりしますが、それも味があってよいものです。市場ではベトナムドンでも米ドルでも使えますが、米ドルで支払いをしたほうが少しまけてくれて得なように思いました。
昨日、お札の交換について相談したツアー会社のラウンジに寄りました。近くの銀行まで案内してくれて、そこで新札に交換しました。手数料として4500ドン(30円)かかりました。これからは、おつりをもらうときに注意をしようと思います。チェックアウトがお昼の12時なので、一度、ホテルに戻って荷物をフロントに預けることにしました。
その後、昼食を食べにドンコイ通りにあるベトナム家庭料理のお店「ホワン・イエン」に歩いて行きました。地元の人気店とのことで、店内はかなり混みあっていました。メニューには250種類以上の料理が書いてあるのですが、写真が載っていないので、どんな料理なのか想像ができません。そこで、ガイドブックのベトナム料理のページを見せて指差し注文しました。そのためオーダーが終了するまでに20分もかかりました。空芯菜の炒め物やベトナム風豚の角煮がとてもおいしかったです。スチームライスを頼んだら、かなり大きなどんぶりに山盛り出てきて食べ切れませんでした。1つだけの注文にしておいてよかったです。
昼食後は、ドンコイ通りをぶらぶら歩いて買い物しながら人民委員会庁舎に向かいました。アンティークショップの「リティ」をのぞいてから、お茶をすることにします。チェー専門店の「ハイナム」に入りました。チェーとは日本のぜんざいに似た甘味です。ドリンクタイプの冷たいチェーと暖かいチェーがあります。竜眼の実が入ったチェーを注文しましたが、実も一緒に食べられるのが嬉しいです。あんなに晴れていたのに急に雨が降ったりと、今日の天気は不安定でした。お茶のあとに、下の子供が欲しがっていたアルミ缶で作ったヘリコプターの模型を売っていた露店を探しに行ったのですが見つかりませんでした。スコールが来たので移動してしまったようです。機嫌を損ねた子供をなだめるのが大変でした。ホテルに一度戻ってから、プールで泳いで遊びました。プールに入っている間に雨も止んだので、また街に繰り出しました。
ベトナム最後の夕食は春巻き専門店の「ラップ&ロール」にしました。2日目に来て、とても気に入ったお店だったからです。子供からも三角形の揚げ春巻きが食べたいというリクエストがあったからです。やはり、いろいろな種類の春巻きはすごいです。食事を満喫したあとに、暖かいチェーを注文しました。ココナッツ味がベースで、こちらもなかなかおいしかったです。
その後、国営百貨店のスーパーで残ったベトナムドンを使い切ることにしました。最後に、送迎バスの時間まで、「チャオカフェ」でお茶をしながら待つことにしました。会計に足りない分は米ドルで払おうと思っていたのですがぎりぎりドンが足りました。残金2700ドン(約100円)を残して全てを使い切ることができました。
ホテルに戻り、荷物をピックアップしてからバスで空港に送迎してもらいました。空港は夜遅くてもお店が空いていて時間をつぶせてよかったです。成田行きの便は、AA、JAL、JALWAYSとの共同運航便でした。窓際の席をリクエストしたので、ホーチミンの夜景がとてもきれいに見えました。既に夜が遅いので、すぐに寝てしまいました。

ベンタイン市場 生春巻き ホテルのプール


2008.8/5 Tue.

06:00 朝食(機内食)
07:30 成田空港着
08:10 成田空港発(バス移動)
08:30 USAパーキング発
10:45 自宅到着

着陸の1時間半前に朝食が出ました。あまり眠れなかったので、食欲もありませんでした。途中、窓から富士山をみることができて、ラッキーでした。
週明けの月曜日というのに、入国審査が混んでいました。
帰りの高速道路は、それほど渋滞はしていなかったので、スムーズに家に到着しました。

ホーチミン市街 オールドマーケット メコン川

■おわりに・・・

雨期のベトナムなので天気を心配していたのですが、初日の夜の大雨以外は短時間のスコールで済みました。ただし、毎日、雨が降るので折りたたみ傘と子供のカッパは手放せませんでした。
久しぶりの街歩きの旅でしたが、ホーチミンという都会の中のホテルだったので買い物に行くにも食事をするにも歩いていけて便利でした。いつもの旅行に比べて旅行期間が5日間と短かったのですが、初日の夕方と最終日の夜(〜21時)が使えたので充実した旅行になりました。観光スポットはそれほど多くないので、ホーチミンだけに長期滞在をすると飽きてしまうかもしれません。
宿泊したダクストンは大規模ホテルではありませんでしたが、とてもきれいなホテルでした。大人2人と子供2人だったので、ツインを2部屋割り当てられました。部屋の広さも問題ありませんでしたので、通常は1部屋に家族4人でいて寝るときだけ2部屋に分かれました。また、プール付きのホテルを選択したのですが、これも正解でした。街歩きをしていても子供はすぐに飽きてしまうので、買い物途中に一度ホテルに戻ってプールに1時間ほど入れて、満足させてからまた買い物に出かける工夫をしました。
最初はべトナムのバイクの数に圧倒されていましたが、慣れてきた頃には信号のない6車線道路も渡れるようになりました。それでも交通事故にあわないように気をつけないと危険です。バイクの多さと交通マナーの悪さだけはマイナスポイントです。
食事は辛くなくてさっぱりとした料理が多くて、とてもおいしかったです。特に春巻きは種類も多くて最高でした。カフェも多いので、買い物途中に休憩することもできて便利です。食事とお茶を満喫することができました。物価が安いのも嬉しいです。

社会主義国とは思えぬ活気と商売っ気があり、素敵な国でした。ベトナム料理がとてもおいしかったので、また、ぜひ訪れてみたいと思いました。

■ツアー代金

3万円を両替(15000円をドン、15000円を米ドル)して、残金が2700ドン(100円)と32ドル(3500円)ほどでした。
基本ツアー代(大人、子供)
(5日間)
ホテルアップグレード(3泊) 燃油サー・チャージ 航空保険料 成田空港利用料 ベトナム出国税 合計金額
\59,800 *4人 \16,000 *4人 \10,800 *4人 *2区間 \500 *4人 *2回 \2,040 *2人
+ \1020 *2人
\1,750 *2人
+ \880 *2人
\402,580

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Copyright(C) Kiyohiko Shinomiya.

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