今年の夏休みは、会社のファミリーボーナス休暇を利用して台湾(台北)に旅行をしました。予算の関係もあり日本から近い海外旅行先となりました。安くておいしい台湾料理とマンゴーカキ氷を楽しみにしていました。4日間のツアーですが、午前発・午後着の飛行機にしたので滞在時間を有意義に使えました。
日程 | 2011年8月21日(日)〜8月24日(水) |
ホテル | 台北凱撒大飯店(シーザーパーク:Caesar Park Taipei) |
飛行機 | 中華航空 |
行き | CI0107 8/21(09:40-12:10) |
帰り | CI0106 8/24(16:35-20:40) |
ツアー会社 | PTSトラベル(JCB) |
ツアー代金 | 合計\210,120(大人2人、子供2人) |
国名 | 台湾 |
時差 | −1時間 |
為替レート | 1元(NT)=2.7円 |
駐車場 | USAパーキング(4日間 \2835) |
朝9:20発の飛行機のため、早起きをして空港に向かいました。中華航空は初めての利用でしたが、A330-300の新しい機体でした。エコノミークラスだったので前後の座席間隔が狭く感じましたが、各席にTVモニターがついていて映画やゲームができたので飽きませんでした。離陸して1時間くらいすると機内食が出てきます。ビーフ+ライスかチキン+スパゲッティーの2種類から選べました。
台湾桃園国際空港には定刻とおりに到着しました。まずは空港で、4日間の滞在費を両替してしまうことにしました。日本円で5万円を両替して18470元(ニュータイワン・ドル)になりました。為替レートは1元=2.7円です。(値札に3倍すると日本円に換算できます。)日本で調べた天気予報では雨の予報でしたが快晴で、ものすごく暑かったです。空港からツアーの送迎バスでホテルまで送ってもらいます。今回は、台北駅前にある「台北凱撒大飯店」(シーザーパークホテル:Caesar Park Taipei)を選びました。元ヒルトンだっただけあり、部屋も広いし便利な場所にあり大満足でした。ホテル内のエレベータで地下鉄の台北車站駅につながる地下街に出られるのが便利でした。
ホテルのチェックインは15:00からなので、荷物を預けてからホテルの周りを散策することにします。ホテルの並びにコンビニ(セブン・イレブン)があったので、まずは水を入手しました。台湾は、あちらこちらにコンビニがあって重宝しました。(セブンイ・レブンとファミリーマートの2大勢力のようです)
新光三越デパートの裏手にある「福州世祖胡椒餅」で胡椒餅(45元)を買って食べました。中はジューシーなお肉で、外はパリパリに揚げてある肉まんのような食べ物です。ねぎを大量に入れるのが特徴です。これはぜひ食べておくことをお勧めします。
台北車站駅の広大な地下街を愛玉(オーギョーチ)ジュースを飲みながらブラブラしていました。雨が降ったら1日中、地下街で時間がつぶせそうなくらいの広さです。階段や地面に座っておしゃべりをしている若者が多かったですが、台湾では普通の風景なのでしょうか?
次に「台北101」に行ってみることにしました。台湾の地下鉄は切符の代わりにコインを使います。それを改札にタッチするとゲートが開きます。地下鉄が発達しているので、どこに行くにもとても便利でした。台北101は、地下鉄で市政府駅まで行き、そこから無料のシャトルバスに乗り5分ほどの場所にあります。無料シャトルバス乗り場がわからなくて、警備員のおじさんに聞いて教えてもらいました。日曜日のためか、かなり混雑していました。89階の展望台までは高速エレベータで37秒で到着します。入場券にガイドフォンのレンタルもついているので、日本語ガイドを聞きながら景色を見るとよいです。91階の屋外展望台(388m)にも出てみましたが、風もなく気持ちがよかったです。ちょうど夕方だったので、夕日が沈んでいき、夜景に変わるまでの景色の移り変わりを楽しみました。18:30くらいには夜景がきれいに見えるようになります。
子供たちが「おなかがすいた」と騒ぎ出したので、近くにある夜市までタクシーで移動することにしました。台湾のタクシーは初乗りが70元と安いうえ、流しのタクシーが簡単につかまるので便利です。松山駅前にある饒河街観光夜市(ラオフーチエクワンクワンイエスー)まで115元(タクシーで13分)でした。食べ物の屋台もたくさん出ていましたが、手頃なお店に入ってみることにしました。言葉が通じないので、メニューの写真を指で示して注文します。台湾ラーメン(35元)、海鮮麺(60元)、海老チャーハン(80元)、魯肉飯(ルーローハン)(35元)の合計210元でおなかいっぱいになりました。安くておいしいのがうれしいです。食後は夜市をぶらぶらしてから、最後の締めに「マンゴーカキ氷」(130元)を食べました。1つを家族4人でわけても大きいので十分な量です。味つきの氷を削っているので、シャキシャキした食感がたまらずにおいしかったです。このカキ氷は病みつきになりそうです。
タクシーで夜市に来たので、最寄駅までの道順を夜店のおばさんに聞いて、松山駅まで歩いていきました。まだ地理に詳しくないため、松山駅には地下鉄が通っていないことを知りませんでした。切符の買い方と時刻表の見方で戸惑っていると、若いカップルが日本語で話しかけてきてくれました。台北駅行きの列車の時刻と自動販売機の使い方を教えてもらいましたが、台湾の人はみんな親切で助かりました。とはいえ、発車時刻まで時間がなくてあせっていて「月台」というボタンを押して出てきた切符で電車に乗り込みました。台北駅までは1駅(10分くらい)です。地下鉄と違って本数が少ないので、来た列車が特急の自強号でした。とてもいいシートだねえとのんきに乗っていたのですが、台北駅の改札で清算したときに特急料金を取られて高くついてしまいました。「月台」とはホームの意味なので、入場券だったようです。
ホテルに戻ってからチェックインをすませて部屋に入りました。14階の部屋(1431,1432)ですが、正面は同じホテルの建物が見えるだけで眺望はなかったです。台北駅側の部屋はきっと眺めがよかったのだろうと思います。コネクティングルームは無いとのことなので2部屋になってしまいましたが、部屋の広さは十分でした。初日にしては、十分に満喫できた1日でした。
飛行機(中華航空) | 台北101からの夜景 | 饒河街観光夜市 | マンゴーカキ氷 |
朝食はホテルのビュッフェですが、冷房が効きすぎていて寒くて長居ができませんでした。お粥などを中心に食べ過ぎないように気をつけました。久しぶりにドラゴンフルーツを食べることができてうれしかったです。
混まないうちに、午前中に「故宮博物館」へ行くことにしました。地下鉄で士林駅まで移動してから路線バスに乗ります。故宮博物館のバス停は終点ではないので、降り損ねないように気をつけました。人がたくさん降りるのと、大きな故宮博物館の建物が道路からも見えるので何とかわかりました。広大な博物館なので、ガイドブックに載っていた8大秘宝だけは抑えることを目標としました。特別展などが開催されると展示室が変更されるので、現地でパンフレットを入手してから見学するとよいです。開館してまだ1時間しかたっていないにもかかわらず人気の展示物の部屋には長蛇の列ができていました。ツアー客は団体で押し寄せるので、順番待ちの列も長くなってしまいます。翠玉白菜、肉形石、汝窯 青磁無紋水仙盆、雕象牙透花雲龍紋套球(ちょうぞうげとうかうんりゅうもんとうきゅう)、彫橄欖核舟などは特にすごかったです。実物を見る価値はあります。感動したので、思わず土産物店で白菜付きの耳掻きを買ってしまいました。
路線バスで士林駅に戻ってから「鮮芋仙」でお茶をすることにしました。もちもちした白玉や豆類の入ったカキ氷とタピオカドリンクを注文しましたが、両方とも、とてもおいしかったです。特に、ジョッキで出されるタピオカドリンクの食感が最高でした。おすすめの一品です。
次に衛兵交替式を見るためにタクシー(95元)で忠烈祠(ジョンリエスー)に移動しました。駅から離れているのでタクシーでの移動が便利です。毎時0分に衛兵交替式があるので、10分前くらいになると観光バスが横付けされて、誰もいなかった広場がたくさんの人になります。衛兵は立ったまま微動だにしないのですごいです。衛兵交替式のパフォーマンスはショーを見ているようです。進路を妨害しなければ並列して歩いたり写真をとったりするのは自由です。衛兵はエリートだけあり、訓練されている交替式は一見の価値があります。あまりの暑さに日傘をさして見学していましたが、衛兵は暑くても動けないのでもっと大変でしょう。
昼食に小籠包を食べるために「鼎泰豊」に移動しました。本店は駅から遠いので、忠孝敦化駅そばの忠孝店にしました。店内はきれいで、高級店の雰囲気を満喫できました。小籠包を3籠(1籠6個入り)の他に、麺類や水餃子など上品な料理を楽しみました。熱々の小籠包はジューシーでとてもおいしかったです。
昼食後は台北から少し離れた九分(ジョウフン)に行くことにしました。台北駅で瑞芳駅までの自強号(特急券)のチケットを買いましたが、運良く指定席を取ることができました。特急とはいいつつもスピードは速くありません。のんびりとした列車の旅を楽しむには最適かと思います。瑞芳駅からは路線バスで九分(ジョウフン)まで移動します。バス停がよくわからずに少し迷いましたが、間違って乗り込もうとしたバスの運転手さんに教えてもらいました。駅前にはタクシー乗り場があって一律料金(180元)で勧誘しているので、時間が無い人はタクシーを利用してもよいかもしれません。バスは20分くらいかけて山道を登っていきます。降りるバス停がよくわからなかったのですが、九分(ジョウフン)バス停ではなくて更に上ったところにあるバス停で降りるほうがよいです。(セブン・イレブンが目印)そうでないと坂道を登ることになります。一番、上まで行ってから下るほうが歩くのが楽です。基山街から歩いて下っていく道の両側にはいろいろなお店が出ていて見てるだけで楽しいです。ピーナッツの塊をカンナで削って、アイスと一緒に包んでくれるお菓子がとてもおいしかったです。パクチーが入るのがポイントです。九分(ジョウフン)は、映画「非情城市」の舞台になったことで有名になったようですが、「千と千尋の神隠し」のモデルにもなった場所ということで、とても雰囲気のある場所でした。ちょうど夕暮れになり、ちょうちんに灯りがともる風景は幻想的です。ただし、観光客が多すぎて、人がいない場面でシャッターを押すチャンスがなかなか訪れません。子供がスタンプを作ってくれるお店を探していたのですが、関係ないお店の人に聞いたら親切にいろいろと調べてくれました。結局、場所がわかりませんでした。これだけたくさんのお店が密集しているので、地元の人でもわからないようです。
帰りは、九分(ジョウフン)バス停から瑞芳駅までのバスに乗るのですが、満員で乗れないことがあります。また、行き先が逆報告の「金爪石」になっていて見送ったバスが瑞芳駅まで行くことがわかり、30分ほど時間を無駄にしてしまいました。循環バスなので行き先が逆方向の表示になっているのかもしれません。注意が必要です。
瑞芳駅から台北駅への列車は1時間に1〜2本しかないので、乗り遅れると大変なことになります。(台北行きのバスも出ていますが)発車10分前にチケットを買ったので、指定席は取れませんでした。座席指定がなくても料金は変わらないようです。満員だったので、ずっと立ったまま台北駅まで戻りました。
夕食を食べるため地下鉄で台北最大の夜市である「士林夜市」に行くことにしました。地下鉄の士林駅ではなくて、劍潭駅で降りる必要があるので、気をつける必要があります。駅を降りてすぐの場所に食べ物を扱う巨大な市場があります。そこで、顔の大きさくらいある巨大なから揚げを買って食べました。55元ですが、かなりの食べ応えがあります。大人気店のようで長い列ができていました。そのあと、適当なお店で牡蠣のお好み焼き(50元)と牛肉麺(90元)を食べました。いろいろな食べ物を扱うお店が集まっているので、臭豆腐のお店も混ざっています。この匂いにはどうしても慣れることでできずに、結局チャレンジしませんでした。射的(50元)をやったり、トマトの水あめかけ(30元)を食べたり、愛玉ジュース(30元)を飲んだりして夜市を楽しみました。
九分(ジョウフン)から戻るのが遅くなってしまったのでホテルに戻ったのが23時になってしまいました。夜市は遅くまで開いているので夜も遊べてうれしいですね。
故宮博物館 | 衛兵交替式 | タピオカドリンク(右) | ジョウフン |
昨日の夜が遅かったので、3日目の朝はゆっくりしていました。まずは、地下鉄に乗って龍山寺を目指します。朝から参拝をしている人がたくさんいました。お線香を買って、見よう見真似で参拝してみました。いろいろな種類のお守りが売られていて、迷ってしまいました。お土産にちょうどよいと思います。
その後、さっそくデザートを食べにいきます。龍都永菓専業店で八賽氷(60元)という8種類のトッピングが載ったカキ氷を食べました。豆類と氷が妙にマッチします。これだけでお腹にたまります。
龍山寺占い街というのが、地下街にあるので、占いをしてもらうことにしました。いろいろなブースがあって、どの占い師さんがよいのか迷います。日本語OKと書かれていたブースに入ってみました。亀占い、米粒占い、鳥占いといろいろな種類があるようです。午前中でお客さんが少ないせいか、手相と鳥占いで600元にまけてくれるというので、嫁さんが占ってもらうことにしました。ディスカウントしても占い結果には影響しないのだろうか?手相を見てもらったら健康も問題なく長生きできるそうです。良いことばかり言われたので良かったです。鳥占いでは、子供の将来について見てもらいましたが、勉強は今年は成果が出ないそうです。来年はよくなるそうなので、来年の受験は大丈夫かな?日本語が少し怪しいので占い結果も怪しく感じてしまいましたが。
次の目的地は「永康街」にしました。地下鉄で、中正記念堂駅まで行き、そこから歩くことにします。中正記念堂は、驚くほど大きくて広い広場でした。端から端まで歩くだけでも大変です。
永康街の手前で突然のスコールにあい30分ほど足止めをくらいました。少し小ぶりになったところをみはからって「永康牛肉麺館」まで歩いていき昼食を食べることにしました。牛肉麺の専門店ですが、牛肉がトロトロに柔らかく煮てあっておいしかったです。牛肉麺は180元です。子供向けには辛くない味もあります。
昼食を食べている間に雨がやんだので、永康街をぶらぶらと散策しました。それほど大きな通りでもなく、拍子抜けしてしまいました。ここには有名なマンゴーカキ氷のお店があるので、早速食べてみました。新鮮なマンゴーがたっぷり載っていておいしかったです。
続いて、お土産にパイナップルケーキを買うために中山駅まで移動しました。駅から10分ほど歩いたところにある名店「李製餅屋」にて、お土産にたくさん買い込みました。結構な重さになりました。
近くにマッサージのお店があるので、その中の「楽天マッサージ」で足つぼマッサージを体験しました。40分で450元でしたが、すっきりしました。おもったよりも痛くなかったので、体の悪い部分はなかったのかもしれません。嫁さんは追加で肩のマッサージを15分(225元)してもらっていました。
お土産をいろいろと買って荷物が増えてきたので、一度、ホテルに戻って荷物を置いてから夜市に行くことにしました。嫁さんと子供たちは、直接、士林夜市に行き、自分だけ台北駅で降りてホテルに荷物を置いてから夜市で合流しました。無事に合流できてよかったです。
それほどお腹がすいていないので、デザートの豆花を食べたりしただけで夕食は食べませんでした。昨日とは違った通りに行ってみると時計やTシャツ、カバンなど衣料品を扱う出店が多く出ていておもしろかったです。子ども達は時計やピンバッチ、お財布を自分のお土産に買っていました。100元くらいの安いお菓子セットもたくさん扱っているので、ばら撒き用のお土産はここで調達するとよいかもしれません。オレンジジュースベースのタピオカドリンクのお店があって飲んでみました。種が入っていて独特の食感が楽しいドリンクでした。
今日もたくさん遊んで疲れました。それにしても夜市は楽しいです。
龍山寺 | マンゴーカキ氷 | 牛肉麺 | 士林夜市 |
台北の最終日は、バスの送迎時間が11:50なので、自由時間が午前中だけになります。お茶や乾物を扱うお店が密集している油化街に行ってみることにしました。中山駅から徒歩20分もかかるので中山駅からタクシーで移動しました。乾物屋さんのドライフルーツなどを試食しつつ古い建物を見ながらぶらぶらしていました。いろいろな種類のお茶を量り売りしてくれるので、少しづつ小分けにしてもらいました。どのくらいのお湯を入れればよいのかなどを筆談しながら教えてもらいました。布地の問屋街もあるのですが、時間の関係でパスしました。
早めの昼食はフージューチャンで魯肉飯(ルーローハン)を食べることにしました。ヒゲ顔がトレードマークのチェーン店ですが、きれいな店内でリーズナブルな価格で魯肉飯を食べることができます。スープもおいしかったです。続いて、デザートは豆花のお店です。甘い豆腐ですが、カキ氷との相性はまあまあです。ヘルシーですが、特別においしいとは感じません。やはりマンゴーカキ氷が一番です。
時間がないので、タクシーでホテルまで戻り、チェックアウトの手続きを済ませました。小銭があまってしまい、コンビニでお菓子を買って使い切りました。送迎バスで空港に行きましたが飛行機の時間まで2時間もあるので、空港内のお店で時間つぶしをしました。5万円両替した現金ですが、3514元あまってしまい、最両替で9000円が戻ってきました。
フライトが30分ほど遅れたので、到着も遅くなり自宅に着いたのが深夜0時すぎでした。平日に深夜にも係わらず首都高速が渋滞していたせいです。目いっぱい遊んで疲れましたが、とても楽しかった4日間でした。
油化街のお茶屋 | 魯肉飯(ルーローハン) | もちもちカキ氷 | 豆花カキ氷 |
4日間とも天気に恵まれて(スコールはありましたが)、目いっぱい遊ぶことができました。思っていたおとりに食事は安くておいしかったです。特にデザートが充実しているのがうれしいです。日本で、あのカキ氷が食べられないのが残念です。それから夜市があるので、毎日、夜遅くまで遊べるのもよいところです。お祭りの雰囲気が好きな人には最適でしょう。近くてよいところなので、ぜひまた訪れてみたいです。
基本ツアー代(大人) (4日間) |
子供料金 | 成田空港利用料 | 現地空港税 | 合計金額 |
\54,800 *2人 | \54,800 *2人 | \2,040 *3人 + \1020 *1人 |
\8,50 *4人 | \210,120 |