パラオ旅行記



<DATE>  1993.11/3(水)〜11/7(日)(5泊6日)
<HOTEL> パラオ・パシフィック・リゾート(PPR)
<AIR>   コンチネンタルミクロネシア航空
<PRICE> \129,000/1人(日本旅行)

会社の秋休みに有給休暇を1日くっつけて、1993.11/3(水)〜11/7
(日)にパラオに行って来ました。ダイビングをやらないのですが、
海がきれいだ!ということでここに決めました。ちなみに一緒に行く
友人は、今回が初めての海外旅行でした。

パラオで大きなホテルというとホテル日航パラオとパラオ・パシフィ
ック・リゾート(PPR)の2つがあります。日航パラオの方は、丘
の上にあるので眺めが良いそうですが、ビーチがなくてプールも狭い
ので泳ぎに来た人には不向きであるようです。また、コンチネンタル
ホテルを買い取って日航ホテルにしたようで、少々古いと聞いていま
したので、ツアー代は比較的安いものの今回は対象外としました。
もう1つのPPRは、ホテルの前にプライベートビーチを持ち、まだ
新しいとのことで日航パラオよりもツアー代が高くなりますが、こち
らに決めました。利用したツアーは、日本旅行のもので他社よりも割
安で1人129,000円でした。(5泊6日)
ところが、出発の3日前くらい前になってグアム−パラオ間のコンチ
ネンタルミクロネシア航空がオーバーブッキングとの連絡を旅行会社
からありました。
なんてこったい! 中止にすることも考えましたが、それも悔しいの
でなんとかねばって、グアムに前泊して翌日の朝1番の飛行機でパラ
オに行くプランに変更してもらいました。グアムでは、オーシャンビ
ューの部屋にディナーショー付きというものです。友人は、グアムに
も1日いられるので喜んでいたようですが・・・。夜にポリネシアン
ショーのディナーに行きましたが、そこで友人がビールを頼んだ時に
細かい札がなかったので$10出したらお釣りをもらえませんでした。
釣りをくれと言わないと、自動的にチップに化けてしまうのは納得が
いかんと怒っていました。ショーに方は、まずまずかな。私は、グア
ム、サイパンに行ったことがあったのでこのようなショーを何回か見
ていましたが、友人は満足していたようでした。

翌朝の便は、かなり早くて、まだ暗いうちに空港までの迎えが来まし
た。運ちゃんは、バイトだそうで、これから学校に行くと行っていま
した。ごくろう様です。
で、乗った便はパラオ経由の台北行きだったため、日本人はほとんど
いませんでした。スチュワーデスさんも中国語で話しかけてくるし。
日本人とわかると、英語で話してくれましたが・・・

パラオの空港は、素朴で良かったです。飛行機のタラップを降りて地
面を歩いて建物まで行くのですが、その建物も小さいこと。田舎の国
に来たなあ・・・と何か嬉しくなります。こちらのツアーガイドさん
は日本人で、こんな早朝に着くお客さんは珍しいと言っていました。
訳を話すと、そういえば昨日の夜にダイビング客の団体さんが到着し
ていたと言っていました。その団体客にはじき飛ばされたのがきっと
我々2人でしょう・・・

空港から、ホテルまでの道はとにかくデコボコ道で凄かったです。一
応、舗装はされているのですが、穴だらけです。政府にお金がなくて
最初の舗装道路の代金も払い終えていないので、修復まで手が回らな
いそうです。コロールの街も本当にこじんまりしていてここが本当に
首都?という感じです。道路に面したお店も少ないし・・・

PPRは、きれいで立派なホテルでした。我々は、お金がなかったの
でオーシャンビューではなくてガーデンビューの部屋でしたが充分満
足の行く部屋でした。天井でファンが廻っているのが雰囲気があって
良かったです。(もちろんエアコンは完備されています)

ホテル前のビーチもとてもきれいでのんびりするのに最適です。友人
は、ビーチにあるバーで昼間から飲んだくれて極楽気分を味わってい
ました。魚もいますのでシュノーケリングもできます。

今日の夜は、コロールの街まで夕食を食べに行きました。ツアーガイ
ドの兄ちゃんにおいしいお店を教えてくれとお願いしたら、予約して
おいてあげると言ってくれましたので、そのお店に向かいました。ホ
テルからコロールの街までは離れていますのでタクシーで向かいます。
タクシーの運ちゃんも親切で英語でいろいろ話しかけてくれます。日
本語がそのまま現地語になった単語も多いようで、いろいろ教えてく
れました。帰りに名前と電話番号を書いたメモをくれたので、帰りに
お店からタクシーを呼ぶときにお願いすることにしました。街には、
流しのタクシーなんていないし。

少し、早めに着いたので郵便局で記念切手を買ったり、スーパーでお
みやげになりそうなものを物色してブラブラしていました。小さな街
なので観光するほどのところはあまりありません。
お店に言ってみると、予約が兄ちゃんの名前で入れてあったようで、
こちらの名前を言っても通じなかったので少しあせりました・・・
友人のリクエストで名物のこうもりスープを頼もうと思ったら、4人
前からでないとだめだと言われてあきらめました。シーフードも安く
ておいしかったです。お店の名前は忘れてしまった・・・
お店でタクシーを呼んでもらうように頼んだら、店員さんによっては
英語の通じない人がいました。

ちなみにパラオは、夜間外出禁止だそうです。理由は、街灯がないか
らだそうです。治安が悪いのではなくて、運転していて車で海に落ち
る人がいるからだそうです。

翌日は、オプショナルツアーでアイランドホッピングに出かけます。
無人島に上陸する前に、魚釣りをさせてくれます。餌をつけた糸を海
中に垂らすだけですが、これが良く釣れること! 楽しくなってしま
います。ガイドさんが、サメを釣り上げた時は「シット!」と言いな
がらたたき殺していました。この釣った魚がお昼のBBQになります。
無人島は、本当にきれいで最高のところでした。我々以外にも他のホ
テルから来ているグループもかなりありました。
お昼になって、BBQを始めます。焼いた魚の他に木の枝を折ってく
れたので何に使うのかと思えば、これでハエを追い払いながら食べな
さいと身振りで教えてくれました。(笑)
他にも、柔らかい珊瑚の群生地に連れていってくれてシュノーケリン
グをしたりとかなり楽しめるツアーでした。

体験ダイビングなどもできますが、シュノーケリング目的で行っても
充分に楽しめる国だと思います。海もきれいで、自然あふれる本当に、
田舎で素朴な国ですので、おすすめのところです。
ぜひ、みなさんも訪れてみて下さい!!

コロールの街には、1泊ツインで$35位(税別)が相場の安ホテル
が何軒かあります。でも、リゾートするならPPRをおすすめします!


<DATA>

当時の旅行ノートが見つかりましたのでメモを公開します。 (1)1993.11/3(水) 6:00 自宅発 7:02 上野駅発 10:00 コンチネンタルミクロネシア航空 CO-962(DC-10) 成田発 14:40 サイパン(経由) 16:00 グァム着 18:00 グァムリーフホテル チェックイン 18:30 PICディナーショー 21:00 免税店巡り 22:30 就寝 成田空港までは上野駅から京成スカイライナーで向かった。成田空港は結構 混んでいた。 CO-962は、サイパン経由でグアムに到着した。ホテルにチェックインしてから 早速、免税店巡りをしてビールとツマミを買って帰った。 その後、PICに行きディナーショーを見た。これは、オーバーブッキングによる 日程変更のお詫びとのことで旅行代理店がサービスしてくれた。($70相当) 料理はチャモロ料理のビュフェでお腹は満たされました。ただし、ビール1本 $6.5もするのは高い!(友人は$10札を出したらお釣りをもらえなかったと怒っ ていた。別に「Keep change」と言ったわけではないのに・・・) ショーの方は各国のダンスありとまあまあでした。 その後、また免税店巡りをしてホテルに戻る。グァムリーフホテルは新館のオー シャンビューの部屋でしたが2階なので眺めはそれほどでもなかったです。 旅行代理店の人に「オーシャンビューの部屋を用意しましたのでグアムに1泊 して下さい」と言われて日程変更したのですが・・・ まあ、確かに2階でもオーシャンビューの部屋には変わりないか。 それほどグレードの高い部屋には見えませんでした。 (2)1993.11/4(木) 03:00 起床 04:00 チェックアウト 04:15 グアム空港着 06:40 コンチネンタルミクロネシア航空 CO-995(B727-200) グアム発 07:40 パラオ空港着 08:40 PPR(パラオ・パシフィック・リゾート)チェックイン 921号室 10:30-11:00 昼食(ホテル) $10 15:30 市内観光 18:00 夕食(レストラン「あおしま」) 19:20 PPRに戻る 22:00 就寝 朝3時起きなので眠い。空港でボーディングチケットをなかなかもらえず20分 も待たされた。免税店をブラブラしてから搭乗する。機内はガラガラで日本人 は我々だけのようだ。 パラオ空港は小さく、まわりをジャングルで囲まれている。市内への道はデコ ボコで、ガードレールや街灯はなく田舎の街といった感じである。最近、特に 暑いらしくかなり蒸し暑い。 早い時間にホテルに着いたので、部屋のそうじが終わっていなくて40分も待た された。部屋は、2階のガーデンビューで天井が高くて、扇風機のプロペラが 廻っていて南国風の作りで気に入った。 ビーチはとにかくきれいで魚もたくさんいた。昼頃にスコールが来たので13:00 頃には海からあがってしまった。 昼過ぎからホテルにタクシーを呼んで市内に繰りだした。郵便局で切手を買った り、ショッピングセンターでお土産を買う。 夕食はレストラン「あおしま」でマングローブガニ、エビなどをたらふく食べる。 1人$34ほどでした。タクシーはホテルから市内まで片道$6。お土産としては、 郵便局で買える1シート$8の切手シートがカラフルな図柄できれいでした。 絵はがきは1枚$0.43。 夜は星がきれいでした。夜12:00〜朝05:00までは夜間外出禁止だそうです。 (3)1993.11/5(金) 07:00 起床 08:00 朝食 09:00 ロックアイランドツアー($75) 15:15 PPRビーチ 16:15 部屋 18:30-19:30 夕食(モンゴリアンビュフェ $30.25) 22:00 就寝 今日は、1日かけてロックアイランドツアーに参加しました。最初にモーターボートで 30分ほど走ったポイントで釣りをしました。1時間半でアカムロが10匹ほど釣れました。 その後に無人島に上陸して泳いだり、BBQランチをしたりしました。BBQでは先ほど釣り 上げたアカムロを焼いて食べました。昼食の残りを持ってもぐるとウヨウヨ魚が寄って きておもしろかったです。その後、シュノーケリングポイント2ヶ所に連れていってく れて潜りましたが、サンゴがとてもきれいでした。島と島の間をモーターボートで飛ば すのは気持ちが良かったです。とにかく海がきれいで、グアムやサイパンの比ではなか ったです。 ツアーから戻ってきてホテルのビーチでくつろぎました。 夕食は、モンゴリアンビュフェで、自分で取った貝をコックさんが鉄板焼きにしてくれる ものでなかなかおいしかったです。 だいぶ焼いたので背中がヒリヒリして、寝るときに痛かったです。 (4)1993.11/6(土) 08:00 起床 08:30-09:00 朝食 ビュフェ $14 13:30 昼食 カレー $13 17:30 部屋に戻る 19:30-20:00 夕食 ステーキ&シーフード $26.4 22:00 就寝 今日はゆっくり起きて朝食 は、ビュフェにしたら知らずと取りすぎてお腹がいっぱい になる。 今日は、1日ホテルのビーチでくつろいだり、日陰で寝ていた。夕方になって涼しく なってからシュノーケリングで海に入った。ちなみにホテルのビーチは、ビジターだと $15もとられる。(バスタオルのレンタル付き) 夕方にはスコールがあった。 コンチネンタルミクロネシア航空のキャンペーン抽選会で友達がPPRの宿泊券を当てて いた。でも、再びここを訪れる日が来るのだろうか・・・ (5)1993.11/7(日) 06:00 起床 07:00 朝食 07:50 集合 08:30 ホテル出発 09:30 パラオ空港 10:25 コンチネンタルミクロネシア航空 CO-952 パラオ発 12:15 ヤップ島(経由) 14:10 グアム空港着(トランジット) 16:10 コンチネンタルミクロネシア航空 CO-967 グアム発 16:40 サイパン(経由) 19:45 成田空港着 20:45 成田エクスプレス 23:30 自宅着 今日は早く起きて、ホテルをチェックアウトする。 パラオ空港に向かうが出発まで途中で待たされたりして暑い思いをした。 小さな空港なので歩いてタラップまで行き、飛行機に乗り込む。 出国税を$10取られる。 グアムまではヤップ経由の国内線で3時間のフライトであった。 グアムのトランジットでは2時間も待ち時間があったので免税店で最後の お土産を買う。残金は$35になる。グアムは雨だった。 成田ではCOは第2ターミナルなので出るまでに時間がかかる。 帰りは楽して成田エクスプレスを利用することにした。


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