モルジブ旅行記




1995年の夏休みに「パラダイスアイランドリゾート」(下記の写真)の水上コテージに
泊まってきましたので、旅行記を掲載します。本当に き・れ・い でした!
モルジブに関する質問や旅行記のご意見などお気軽にどうぞ! 








<DATA>

日程 :1995年8/17〜24

ツアー:エアランカで行くモルディブ8(LOOK JTB):¥20万/1人

ホテル:パラダイス アイランド リゾート(水上コテージ)

AIR:エアランカ航空、A340−300(エアバス社)

ルート:成田−福岡(経由)−コロンボ(11.5H)、コロンボ−マーレ(1.5H)

レート:1$=¥101、1$=11Rf(ルフィア)





  1. 1995.8.17
    日本を出発!の巻
  2. 1995.8.18
    マーレに上陸!の巻
  3. 1995.8.19
    アイランドホッピングの巻
  4. 1995.8.20
    ナイトフィッシングの巻
  5. 1995.8.21
    シュノーケリングツアーの巻
  6. 1995.8.22
    今日は、朝から雨なのだの巻
  7. 1995.8.23
    スリランカ観光の巻
  8. 1995.8.24
    いよいよ帰国!の巻




日本を出発!の巻
<8月17日>

 市川からだと成田空港まで快速で1時間で着いてしまいます。空港で¥を$に両
替しますが、ちょうど急に円安になった時でかなり悪いレートでした。現地では、
どこでも$が通じます。(ただしおつりは現地通貨(ルフィア)でくれます)
飛行機は、スリランカの航空会社でエアランカ航空でしたが、この路線が一番安い
のです。(SQは高い!) 福岡経由だったため、door to doorでホテルに着くま
でに20時間もかかりました。モルジブの飛行場は、島を埋め立てて作った滑走路
を持つ、空港だけの島です。そこから、ホテルのある島までスピードボートで30
分かかります。夜中の11時(03:00JST)なのでとても眠い・・・。日本との時差
はJST−4時間です。部屋は水上コテージだったのですごくきれいで素敵でした。
今日は、眠いのですぐに寝てしまいました。(寝たのは04:00JST)



マーレに上陸!の巻
<8月18日>

 朝、起きたときに目の前がエメラルドブルーの海というのは気分の良いもので
す。レストランの営業時間が決まっているため、朝食を取りにレストランに行き
ます。私たちは、朝食付きのツアーでしたので毎日ビュフェスタイルのメインレ
ストランで食べていました。(他にレストランは3軒あり、ディナーが$35)
モルジブでは、ホテルのレストランで座る席が毎日同じ所になります。もちろん
ウェーターも毎日同じなので、自然と仲良くなり楽しく過ごせます。また、水を
頼むと1.5Lのボトル($3.5)が出てきて、テーブルの上にボトルキープができます。
5日間の滞在なら1本頼めば充分です。(ちゃんと氷を入れてくれるのでぬるく
なっても平気です)
 午前中は、とりあえず島の探検をすることにして、島のまわりを歩き始めまし
た。30分くらいかけて半周したところで暑くなり、泳ぐことにしました。ビー
チは本当に真っ白で遠浅の海が果てしなく続きます。すぐ足下には、魚がいっぱ
い泳いでいて「南の島の楽園」とはこのことだと思えるようなきれいな場所です。
 午後からはボートで1時間近くのマーレ(首都の島)へ行きました。歩いて1
周できる大きさ(2.5Km*1.5Km)の島に、全人口の4分の1(55000人)が住んでいま
す。島に着くと英語のガイドが島内を案内してくれます。イスラム教の国なので
モスクを始め、大統領官邸、墓地、魚市場、野菜市場などを見学して、買い物に
なります。土産物屋の値段は定価もついてなくて、あってないものなので、とり
あえず言い値の半額以下に値切るのを基本に買い物をしていました。(タイでは
3分の1に値切っていましたが・・・)帰りの船の時間までは自由に歩き回って
いましたが、嫁さんが「リンスが無くなったので欲しい」と言い出して現地の雑
貨屋に入ってみました。店のおやじと身振り手振りで話すものの、シャンプーや
整髪料を出してきて、リンスの意味がわからないのか、元々売ってないのか解ら
ず入手することができませんでした。他にも電気屋やスーパーなどものぞいてみ
ましたが土産物屋よりも断然おもしろいです。ホテルで1本$3.5の水が$1弱のた
め2本(3L)も買って帰りました。イスラムの国なので酒は売っていないのです。 
電気製品は、ソニー製が多かったですよ!(でも現地の人には高値の花でしょう)
このツアーは往復のボート代と半日観光がついて1人$26でした。

PS.そう言えば、イスラム教の国は金曜日が休みなのです。そのためマーレで
   イスラミックセンターの見学ができずに残念でした。カレンダーも土曜日
   から始まり金曜日で終わり、金曜日は赤く塗られています。



アイランドホッピングの巻
<8月19日>

 3日目の今日は、アイランドホッピングに参加することにします。ホテル主
催のツアーに参加するには、壁に張り出されたツアー予定表に名前とルームナ
ンバーを書いておくだけで予約ができます。でも、結構いいかげんで名前を書
いたのに来ない人や、直前の飛び入り参加も平気のようです。

 アイランドホッピングには、フルデー(1日)とハーフデー(半日)の2種
類があり、週に2〜3回開催されています。毎回、行く島が違うので全部に参
加しても楽しめそうです。(フルデーがランチ付きで$35なのでお手頃です)
今回参加したのは、07:00〜17:00のツアーで3島を巡るものです。まずは、ボ
ートに1時間くらい揺られて漁民の島(Himmafushi)に到着します。ここは、現
地の人が暮らす島とのことですが観光客目当ての土産物屋もあります。でも、
現地の子供たちは素朴で「アロー」(Helloがなまった?)といいながら近づい
てきます。こっちもディベヒ語で話しかけてみましたが、ポカンとしていて通
じていないようでした。じゃれてくる子供たちと鬼ごっこをしたりして遊んで
いました。小さな島ですが学校もあり、椰子の木の木陰でイスを並べて勉強し
ている授業風景もみることができました。土産物屋では、値切りに値切ってT
シャツ2枚を$4で買いました。ちなみにホテルでは、Tシャツ1枚が$10
もします。あまり特産物の無い国なので、お土産には困るかもしれません。

 その後、最も期待していた無人島(Kuda Bandos)に上陸します。この島は現
地の人も訪れるピクニックアイランドとしてきれいな島で有名なところです。
ビーチもパラダイスに負けないくらいきれいです。シュノーケリングで餌付け
したり、椰子の木に登って遊んだりしてからBBQランチを食べて、次の島に
向かいます。その途中に、なんとイルカの群に遭遇して、ボートから泳いでい
るのが見れて感激しました。

 最後の島は、バンドスアイランドリゾートです。疲れた人はホテルのカフェ
でお茶でも飲んでくつろいで下さいというところでしょうか? もちろんリゾ
ートアイランドなので真っ白なビーチはきれいですが、遠浅の広いビーチでは
ありません。(砂浜の部分が少なく、すぐに波打ち際になります)島内を歩き
廻りましたが、プールが貧弱でした。一緒になったイギリス人のじじいと「プ
アーなプールだ。パラダイスの方がいいねえ〜」と話していました。水上コテ
ージもなくて、地上のコテージもパラダイスの方が新しくてgoodです。
でも、この島は古くからリゾートアイランドとして有名なところです。
今日は遊び過ぎて疲れた〜! 大満足の1日でした!




ナイトフィッシングの巻
<8月20日>

 4日目の今日は、午前中にシュノーケリングツアーに参加することにします。
Minimum PAXが8人なのですが、時間になってもフランス人の女の子3人と我々
2人の5人だけしか集まりません。ツアー料金の$8は8人以上の場合なので、
「5人だと頭割りして$12になるけどいいか?」と聞かれました。毎日やっ
ているツアーなので明日にまた行ってもいいかなと思いましたが、フランス人
の女の子達が行きたそうにしているので、割高でもOKとしました。(我々が
キャンセルしたらヒンシュクなので・・・)

 このツアーは、ボートで30分くらいのリーフに連れていってくれて、ボー
トからドボンしてシュノーケリングを楽しみます。嫁さんは、日本から浮き輪
の持参です。(泳げないわけではないけど、足が立たないところでは不安との
ことです)今回のポイントはそれほど深くなく、浅いところでは背が立つので、
ま近にテーブル珊瑚などが見れて感激しました。魚もいっぱいいて、青色がき
れいなパウダーブルーサージョンフィッシュや黄色が映えるサドルバッグバタ
フライフィシュなどなどたくさん見れました。もちろんここでも朝食の時にく
すねてきたパンで餌付けをして楽しみます。やはりシュノーケルを楽しむには
ツアーに参加するべきです。

 午後からはパラダイスに戻り、2日目の続きで、島の半分を散歩しながら貝
殻を拾ったりとのんびりして過ごしました。嫁さんがパラセーリング($35)
がやりたいと言うのでヨットハウスのお兄ちゃんに聞いて見たら「今日は風が
強くてあかん」と言われてしまって残念。それでは、カヌーをやろうと思った
ら「2人乗りは1台しかなくて今、貸し出している」と言われてしまいこれも
断念。このお兄ちゃんはウインドサーフィンが超うまくて、隣の島まで行った
りしていました。(こっちの人は色が黒いので格好良く見えるのかな?)

 夕方からは、ナイトフィッシングに参加します。他にもモーニングフィッシ
グツアーやゲームフィッシング(トローリング)もあるのですが、朝5時集合
のため、夜の方にしました。今日は少し風が強いので船が揺れる揺れる・・・。
30分くらいでポイントに到着し、釣りを始めます。竿はなくて、木に巻いた
糸を海の中に垂らしていきます。餌は魚の切り身です。パラオで釣りをしたと
きにはバカスカ釣れたので期待していたのですが、2時間やってスカでした。
ポイントを何カ所か移動してくれたのですが、10人で5匹しか釣れませんで
した。風が強くて波が荒かったので仕掛けが流されてしまったようです。釣っ
た魚をレストランでBBQにしてくれるのですが、自分が釣ってない魚を食べ
るのも気が引けるのでパスしました。でも、真っ赤な夕焼けがとってもきれい
でそれだけでも価値はありました。(参加費1人$15)

PS.桟橋に腰かけて釣りをしているおやじ(日本人ではない)がいましたが
   入れ食い状態だったのでビーチで釣りをした方が釣れたかも・・・。
   毎日、食事が終わって部屋に帰る時に桟橋から魚に餌付けをしていまし
   た。まるで、鯉に餌をあげる時の様に水面近くにジャンプしてきます。
   でかいのがうようよ集まってきてすごいです。



シュノーケリングツアーの巻
<8月21日>

 5日目の今日も、昨日のシュノーケリングツアーに味をしめて、またまた参
加することにします。今日の参加者はたくさんいて1人$8ですみました。今
日のポイントは昨日の場所とは違うところで、水深が3mくらいありました。
もちろん珊瑚はきれいなのですが、魚が下の方にいるので餌付けがうまくでき
ません。久しぶりに3m近く潜ったので、最初は耳抜きがうまくできずに耳が
痛かったです。個人的には昨日のポイントの方が良かったです。

 パラダイスに戻って、昨日のお兄ちゃんのところへ行ってみるが、今日も風
が強くてパラセーリングはできないと言われてしまった。雨期は風が強いので
いまひとつだ。(リーフ内は、波がないので泳ぐには問題ないですが)そこで、
ビーチにデッキチェアーを出して昼寝をすることにする。風が心地よく気持ち
がいいです。嫁さんは、いつの間にかイギリス人の男の子(5才)と2人で砂
遊びをしています。最初は、砂で形を作って「Birthday cake!」とか言いなが
ら珊瑚をキャンドルにしてはしゃいでいてカワイイカワイイと遊んでいたので
すが、そのうち本性を表してきて、ふざけて砂はかけるし唾は吐くし単なる悪
ガキだったと嫁さんは言っていました。でも、5才くらいだと日本人のガキで
もそんなもんだよなぁ・・・金髪の男の子だとかわいく見えてしまうのは不思
議です。でも私が捕まえてきたカニが怖くて触れないところはまだまだかわい
いかもしれません。このくらいの年だと英語が通じやすいです。地図まで書い
てあげたのに「日本を知らない」と言っていた。

 それにしても、アメリカ人にしてもイギリス人にしても大人の発音は聞き取
りにくいですよね。単に私の語学力がないだけなのですが、母国語が英語でな
い国の人の英語は聞き取りやすいと思いませんか? 嫁さんでさえ、ヘリコプ
ターに乗りたくて(このホテルからのツアーは出ていない)電話で交渉してい
ました。パラダイスにはヘリポートがないので、空港の島(フルレ)へ行って
そこから乗ること。そこまでのボート代のチャーターが$100で15分のフ
ライトが1人$49と言うことがわかりました。ボート代が高いので他に用事
のある人と頭割りで行きたい旨を伝えてアレンジしてもらうことにしました。
結局、ボート代が$33(2人)になったのですが、ヘリが飛ぶための最低人
数の8人が集まらずに、ヘリ会社からキャンセルされてしまい今日は乗れませ
んでした。明日のフライトに予約を入れてもらい、望みをつなぐことにするが、
どうなることやら。




今日は、朝から雨なのだの巻
<8月22日>

 6日目の今日は、モルジブの海で過ごすのは最後になります。ところが、な
んと朝から雨!雨期なのでスコールがあるとは聞いていましたが、こんなにし
としと雨が降るなんて・・・。やむまで様子をみようと、午前中は部屋でTV
を見ながらゴロゴロすることにする。TVの無いリゾートホテルが多い中、こ
のホテルは設備が整っていました。衛星放送の受信システムがあり、CNNを
始め9chも映ります。UAEのドバイTVも映っていましたが、CNN以外
は中東の番組なので見ていても良くわかりません。日本のマンガ「キャプテン
翼」のディベヒ語吹き替え版には笑えました。あとは、現地の歌謡番組は楽し
めました。そういえば、ルームキーピングのお兄さんが来たときに「TVをつ
けてもいいかい?」と聞くので「いいよ」と言ったら、TVの歌番組にあわせ
て歌いながら掃除をしていました。そのお兄ちゃんに、「あそこに見える島に
は、ここから行けるの?」と聞いてみたら「泳いででも、歩いてでも行けるよ」
と言うので、嫁さんと2人で「行ってみよう!」ということになりました。何
という島かと聞いたら、Hudhuveli Beach Resortというのでガイドブックで調
べてみたらイタリア系のリゾートでした。パラダイスと同じリーフ内のなので
ず〜っと背が立つようです。一応、シュノーケリングセットをつけて泳ぎなが
ら行くことにしました。ところが、15分くらい進んだところで雲ゆきが怪し
くなり、突然すごいスコールがきました。すぐ目の前が水けむりで見えない程
です。まだ半分も来ていないのでひとまず戻ることにしました。
 
 雨がやみそうにないので、昼食後は卓球をやっていました。この島では、屋
内で、ビリヤード、バドミントン、スカッシュ、トレーニングジム(屋外では
テニス、バレー等)ができるのですが有料なので、唯一無料の卓球を毎日やっ
ていました。イギリス人の女の子と対戦したこともありますし、なかなか楽し
めました。その後は、カラオケバーに行って歌って踊りまくっていたスペイン
人の一行を見学?していました。さすがに混じって踊る勇気はなかった・・・
 
 夕方近くなり雨もやんだので、部屋(水上コテージ)の前の海でシュノーケ
リングをすることにする。この辺りではどこにでもいる、オヤビッチャ、ミス
ジリュウキュウスズメダイ、コバンアジが多いですが、なんとナポレオンフィ
ッシュを見ることができました。やけにバカでかい(1m近い)魚がいるなあ
と思って近づいてみたらナポレオンフィシュで、偶然の出会いにビックリしま
した。こんな近くで見れるなんて・・・

 最後に食事について書きます。モルジブでは、野菜も果物も肉も取れません。
そのため、食材は全て輸入品です。スリランカ、インド、シンガポールなどか
らの輸入が多いようです。そのため、特産物は魚くらいです。ビュフェスタイ
ルのレストランをずっと利用していましたが、毎日メニューは変わっていまし
た。料理は、万国向けにパスタあり、ライスありといった感じで現地料理は出
ないようです。味付けはやや濃いめなので日本人には、好き嫌いがありそうで
す。デザートは必ず出て、フルーツ(パイナップル、スイカ、マンゴーが中心)
と、ムース、ケーキ、プリン系が毎日、味を変えて数種類も出てくるので甘い
物が好きな人にはこたえられないでしょう。ウエーターも気さくなのですぐに
仲良くなれます。嫁さんがサラダに超からいドレッシングをかけてしまい騒い
でいたら、3人くらいのウエーターがすぐに寄ってきて「大丈夫か?」とか、
「これが辛いからよけてやる」など世話をやいてくれていました。目が合うと
必ず片言の日本語で「お元気ですか?」などと話しかけてくるので、こっちも
対抗して「ハール・キヒネ」(How are you?)、「シュークリア」(Thank you)
などと話しかけていました。コーヒーをついでくれたときに「砂糖はいくつい
るか?」と聞いてくるので嫁さんはすかさず「ティネ」(3個)と答えて笑わ
れていました。(うちの嫁さんは甘党です)

PS.今日は、天気が悪くてヘリは飛びませんでした・・・残念!




スリランカ観光の巻

<8月23日>

 7日目の今日は、いよいよモルジブを出発する日です。例のヘリの件ですが
「飛行機に乗るまでに2時間くらい時間があるので、その間に乗れます。ヘリ
会社のカウンターが朝の8時に開くので直接行ってみてください。」とのこと
で、最後の希望が出てきました。

 朝の6時に起きて、24時間営業のコーヒーショップで朝食を取ります。チ
ェックアウト時に、なんと昼食・夕食代を請求されませんでした。(朝食だけ
のツアーだったのに何故?)毎日、いろいろなツアーに参加しましたが、その
費用は$200(2人分)でおつりが来ました。パラダイスから空港(フルレ)
まで、なんとモーターボートでの送迎でした。普通のボートで1時間、スピー
ドボートで30分のところを15分で着いてしまいました。しかし、あのスピ
ードでかっ飛ばすとジェットコースターに乗っているみたいです。ふり落とさ
れないように必死にしがみついていました。

 空港で、係員にこっちこっちと言われて着いていくと出国カウンターに入っ
てしまいウロウロ。空港職員に「ヘリはどこで乗るんだい?」と聞くと「ここ
は出国ゲートなので一度入るとでれないよ」と言われてしまいガビーン! 楽
しみにしていた嫁さんはガックリのようです。エアランカのカウンターで窓際
をリクエストしたら取れたので、許してもらいました。次回は、絶対にヘリコ
プターからきれいな海を見てみたいです。

 空港の免税店はたいしたことないので、スリランカの入国カードを書いてい
たら、空港職員が寄ってきたので暇つぶしに1時間ほど世間話をしていました。
(私は英語がぺらぺらではないので誤解なきように。片言の英語での会話です)
しばらくは、首都マーレの話や日本の話をしていましたが、そのうち、私のし
ていたカシオのダイバーウオッチ(10気圧防水)に興味を示してきて「日本
でいくらするのか?」と聞いてくるので「10ドルで買った」と言ったらたい
そう驚いて(定価で1万数千円のが秋葉原で大特価、千円で売っていた)「ぜ
ひ10ドルで譲ってくれ」と言い出したのです。別に惜しくはないのだけれど
時計がないと困るので渋っていたら「おれの時計(スウオッチ)と交換しよう。
これは、40ドルもした」と言ってきました。結構気に入っていた時計だった
のだけど、そんなに欲しがるならまあいいかなと思い、交換してきました。
(交換した時計は本物のスウオッチだけれどボロかった・・・)おじさんはた
いそう喜んで、「今度こっちにきたら案内してやるし、おごってやる。お前の
ことは忘れない」と住所と電話番号まで教えてくれました。

 1時間半のフライトでスリランカのコロンボ空港に到着です。成田行きの便
が夜の8時半なので、それまで半日観光がツアーについています。コロンボ空
港では、今年の6月に爆弾テロ事件があったりして国内情勢が不安定なので、
心配しながらの市内観光になります。



いよいよ帰国!の巻

<8月23〜24日>

 今日は、帰りの飛行機の時間までコロンボ市内観光に出かけます。現地のガ
イドは日本語がペラペラで、モルジブでずっと英語だった我々に取って拍子抜
けしてしまいました。でも、ガイド1人対4人だったので(1組も若い夫婦)
ゆっくり観光できました。空港からコロンボ市内までは、車で1時間もかかり
ます。「緑と動物の国」というだけあって牛があちこちにいます。牛が道を横
断するのを車が待ったりしています。でも、道沿いにはお店が多くて活気があ
る街のように感じます。家にはTVアンテナが立っているし、警官がスピード
違反の取り締まりをしているところなどは裕福さを感じます。途中で車を止め
て「赤いバナナ」を買って車の中で食べながら移動していました。(黄色いバ
ナナよりも高級品らしいです。味は普通のバナナの味です。当たり前か!)

 コロンボの街はバンコクに比べれば小さいですが、結構都会です。民族紛争
というお家事情を反映してか、街のあちこちに自動小銃を持った警官が立って
います。また、警察署や国会議事堂など写真撮影禁止の場所がありますので注
意が必要です。(そんなにシビアに考える程に治安は悪くないようですが)

 ベイラ湖の寺院を見学したときに、そこにいたじいさんが、あまりうまいと
はいえない英語で仏像などの説明をひととおりしてくれたので、さすがに仏教
の国だから人の役に立つのを喜びにしているのかなあ・・・と感心して聞いて
いたら最後にしっかりチップを要求されました。別に「小銭がない」と言えば
済みそうでしたが、熱心に説明してくれたので$1あげました。それから、ヒ
ンズー教寺院や、旧国会議事堂、ペッターの市場、日本大使館などなどの観光
地?をめぐった後に買い物になります。

 このガイドさんは、しつこくないのが良かったです。買物したくなければ別
に寄らないよ!というスタンスでした。とりあえず、時間もあることだし連れ
て行ってもらうことにしました。最初に訪れたのが国営の宝石公社です。店員
は案の定、$300〜400の指輪をすすめてきます。嫁さんは張り付きモー
ドで見ていますが、「そんな金はないよ!」と牽制しておく。結局、ムーンス
トーンの石を記念に1個買っていたようです。(1カラット$5) 目の前の
ビルに消防車が集まっているので店員に「何があったのか?」と聞いたら「No
Bomb. Fire」と言っていたのがおかしかったです。でも、市内で「爆弾テロで
24人が死んだ現場だよ」と言って壊れた建物の前を通っていました。

 中華レストランで昼食を取ったあとに、今度はお土産物屋(何でも屋)に行
きました。モルジブではお土産がほとんどなかったのでここで紅茶(セイロン
ティー)などをまとめ買いをしました。この店は、定価販売で値切れなかった
ので、ぼられたかなと思っていたら、空港内のショップで同じものが3倍の値
段で売っていました。空港は本当に高いなあ。そういえば、どこのデューティ
ーフリーショップでもディオールの「スベルト」は売り切れでした。

 空港のセキュリティーチェックは厳しくて、空港内の車両乗り入れが制限さ
れています。空港内に入る時にも、ボディーチェックと手荷物のX線検査があ
ります。エアランカのカウンターで禁煙席の窓際をリクエストしたら、喫煙席
しか窓際がないと言われてしまい迷ったあげく、窓際にしました。でも、タバ
コの煙に悩まされ、やっぱり禁煙席にしとけば良かった・・・と思いました。
タバコの煙は嫌いですが、窓から富士山と伊豆七島が見えたので良しとします。

 長いようで短かった8日間の旅。モルジブの海は本当にきれいでした。ダイ
ビングをやらない人でも充分に楽しめますので、ぜひみなさんも訪れて見て下
さい! 私もまた行きたいなあ〜!!

PS.モルジブについての本として下記のものがあります。
   「モルディブ漂流」(岡村隆 著)、「狩人の海」(岡村隆 著)

最後までつたない文章につきあっていただきましてありがとうございました。





<モルジブ情報>

The World Factbook 1995
CIAが持つモジジブ情報です!

Introduction to the Maldives
モルジブ情報のページです!(英語)

Yuka's Home Page ★モルジブとダイビングが好き!!
モルジブ情報満載のページです! リンク集や旅行記も充実!


<オプショナル・ツアー>
おすすめのオプショナル・ツアーについて、よく質問のメールを頂きます。
私が参加したのは、
・マーレ観光($26、英語ガイド付き)
・シュノケーリングツアー($8)
・ナイトフィッシング($15)
・アイランドホッピング(ランチ付きの1日コース)($35)

希望していてできなかったのは、以下のものです。
・パラセーリング($35)
・ヘリツアー($49、空港までのボート代別)

1999年5月にパラダイス・アイランドリゾートに宿泊した方から旅行報告メールを頂きました。
Sea Plane(水上飛行機)による15分Photo FlightとOne Dayツアーがあるそうですが、人数
不足でキャンセルになり、乗れなかったそうです。
これは、ぜひチャレンジしてみたいところです。


この旅行記の感想や質問がありましたら、お気軽にメールを下さい!


日本の旅・世界の旅