東急・多摩川線 全駅徒歩制覇の旅

昨年の6月に東急・大井町線を歩いてみたときに、おもしろかったので、徒歩旅行の第2段は、東急・多摩川線に決定しました。4月上旬だと桜の花がきれいだろうと思って、日にちを決めました。なにげない風景でも、そこに桜の木を1本、見つけるだけで、幸せな気分になれると思ったからです。
前回の大井町線に比べると路線距離や駅の数は半分と迫力に欠けますが、蒲田駅から多摩川駅まで歩いてみることにしました。

東急・多摩川線情報
・路線距離:5.6km(所要時間は約10分)
・駅数:7駅(起終点駅含む)
・歴史:
大正12年3月に目黒〜丸子(現・沼部)間が開通。11月に目黒〜蒲田間が全線開通し目蒲線が誕生。
その後、平成12年8月6日に目黒線と多摩川線の二つの路線に分かれる。

1.蒲田駅 [1/7] ----> 矢口渡駅 [2/7]

スタートは、蒲田駅にしました。JRも走っている大きな駅なので、駅前の広場も賑やかです。とりえず、駅の西口に出ます。蒲田は、手芸のお店「ユザワヤ」で有名です。
天気がどんよりと曇っているので雨が心配ですが、距離が短いコースなので何とかなると思って決行します。青空が見えていると景色もきれいに感じるのですが、ちょっと残念です。
線路沿いに歩いていくと、西蒲田公園があります。桜の木がとてもきれいに咲いていました。ちょっとした遊具もあるので、子供連れの親子も遊んでいました。

蒲田駅ホーム 蒲田駅 駅前の広場

西蒲田公園 西蒲田公園 西蒲田公園

2.矢口渡駅 [2/7] ----> 武蔵新田駅 [3/7]

矢口渡駅は、環状八号線のすぐ横にある小さな駅です。駅前には、小さな商店街がありますが、こんなに環八に近いとは思いませんでした。
「六郷用水物語」のルートの一部になっているようで、ちょっとした散策コースにもなっているようです。この駅名にもなっている「矢口渡」は、多摩川を渡るための渡し舟が近くにあったことから由来しているそうです。多摩川までは、少し距離があるので、今回は、矢口渡跡には足を延ばしませんでした。
国道1号線を越えてしばらく線路沿いの道を歩いていくと武蔵新田児童公園が見えてきます。ここも桜がきれいな公園です。

矢口渡駅 電車 六郷用水物語

3.武蔵新田駅 [3/7] ----> 下丸子駅 [4/7]

武蔵新田駅は商店街も大きくてお店も充実しています。ここの商店街のアーケードに「未来門」と書かれていましたが、なかなかユニークなネーミングだと思いました。
地名の由来ともなっている新田神社に寄ってみました。駅から商店街を抜けてすぐのところにあります。新田義経公を祭った由緒ある神社のようです。お参りしている人を見かけました。
下丸子駅に行く途中にお地蔵さんを祭った祠がありました。人がいたので、あまりじっくりと見てこれませんでしたが、名所になっているようです。その近くに、錆びた車が横倒しになって壁に立てかけてありました。置き場所に困ったのかもしれませんが、すごい置き方です。

武蔵新田駅 新田神社 未来門(商店街)

お地蔵様 古い車

4.下丸子駅 [4/7] ----> 鵜の木駅 [5/7]

下丸子駅は、キヤノン本社と多摩川べりの大規模マンションで有名です。大企業の最寄駅なので、もっと大きな駅かと思いましたが意外とこじんまりした商店街があるだけの駅です。サラリーマン風の人が多いので、キヤノンへの来客者でしょうか?
駅前からはキヤノンの社屋は見えませんが、多摩川に向かって歩いていきます。多摩川べりの大規模マンション「The River Place」はすごく目立ちます。隣に下丸子公園や多摩川河川敷があるので、環境がよさそうな場所です。部屋から、河川敷の眺めがよくて開放感を味わえそうなマンションです。ただし、グランドで野球の練習をしている高校生の声がすごいので、日中や休日は静かな環境とは言えないのかもしれません。キヤノンもかなり広い敷地で、大きかったです。新棟を作っているようでした。
多摩川の河川敷沿いには、桜並木があって、かなりきれいでした。そのため、そのまま河川敷を歩いて次の鵜の木駅に向かうことにします。マンションの人はお花見に最高だと思います。**研と書かれたシートが場所取り用に地面に張られていたりり、子供連れのお母さんグループが桜の木の下でお弁当を食べていたりしました。土手の上を散歩している人もかなり多かったので、休日は混雑しそうです。
東京高校のところで河川敷を降りて鵜の木駅に向かっていきます。

下丸子駅 キヤノン 高層マンション

多摩川河川敷の桜 多摩川河川敷の桜 多摩川河川敷の桜

5.鵜の木駅 [5/7] ----> 沼部駅 [6/7]

鵜の木駅は、近くの高校生が利用するためか高校生が目につきました。駅前のスーパーで石焼きイモを1個100円で売っていたのでちょっと惹かれましたが、素通りしました。
ここから沼部駅までは、線路沿いの1本道を歩いて行きます。特に何の特徴もない道なので、ちょっと退屈でした。途中で、新幹線の高架をくぐる前にのぞみが通過するところを見ることができました。ちょっとラッキーです。

鵜の木駅 電車 怪しい看板

6.沼部駅 [6/7] ----> 多摩川駅 [7/7]

沼部駅は、福山雅晴のヒット曲「さくら坂」ので有名になった場所の最寄駅です。駅自体はかなりこじんまりとしています。「さくら坂」がどっち方向にあるのかを書いてある案内看板は駅前にはないようです。
坂の手前で工事をしていましたが、道路をまたぐ赤い橋の上から撮影すると桜がきれいでした。思っていたよりも短い長さの桜並木でしたが、それなりに雰囲気があります。平日というのに、カップルがいて携帯電話で2ショット写真を撮っていました。三脚を立てたカメラマンもいましたので、人気の場所のようです。
多摩川駅に向かうあたりから足がちょっと疲れてきて、膝に痛みも出てきました。途中で全然、休憩しないで歩いてきたせいかもしれません。

沼部駅 桜坂 桜坂の風景

15.多摩川駅 [7/7]

多摩川駅駅ゴールに到着です。13:15に蒲田駅を出発して、16:04に到着したので、3時間弱もかかりました。それほどのんびりしたつもりは無かったのですが、思ったよりも時間がかかりました。いろいろと寄り道をしたせいかもしれません。
多摩川駅前は、東横線がクロスする割にはそれほど大きくありませんでした。近くに浅間神社と多摩川台公園があって、高台があるので、そこからの多摩川の眺めが素晴らしいです。桜の名所でもあるので、お花見をしている人も多かったです。
これで東急線を2路線、走破しました。次は、どこにチャレンジしようかな!

多摩川駅 浅間神社 浅間神社からの眺め

亀甲山古墳 多摩川台公園 多摩川台公園


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